目次
皆さんはストレスチェックを受けたことがありますか?
セッションの中で行った心理テスト
八楽の特異性とメンタルヘルス
今後の八楽のメンタルヘルスの取り組み
皆さんはストレスチェックを受けたことがありますか?
ストレスチェックは社員それぞれが自身のストレスを把握し、適切に対処できるようにするための検査です。
八楽ではこれまで社員数が50人未満ということもあり実施することがありませんでしたが、労働安全衛生法が改正され、50人未満の従業員のいる事業所でもストレスチェックが義務化されることになりました。
私たちもこれを機にメンタルヘルスについて考えることが増えたらと考えています。
さて、八楽では5月に「自分の気持ちを知ってセルフケアをしよう」というテーマでイベントを実施しました。
職場でのメンタルヘルスの対策はセルフケア、ラインケア、事業場内産業保健スタッフによるケア、事業場外資源によるケアに分かれます(参考:厚生労働省「こころの耳」メンタルヘルス対策(心の健康確保対策)に関する施策の概要 https://kokoro.mhlw.go.jp/guideline/guideline-mental-health/#02)。
今回はセルフケアに焦点を当て、社員が心の健康を自身でケアできるようになることを目標としました。
少人数のグループに分けてオンラインで行いました。皆さんが受動的に聞くだけでなく、自主的に参加できるよう、エクササイズを多く取り入れ、対話の時間も意識的に設けました。
セッションの中で行った心理テスト
個人的に一番興味深かったのは、自分について知る方法の一つとして行ったバウムテストです。
メンバーに好きなように実のなる木を紙に描いてもらい、その描いた木からその人の心理状態や性格を分析します。これはあくまで自分を知るきっかけとして行ったものなので、その絵から実際に社員の心理状態を分析したわけではありませんが、見せてもらった木が私の描いた木とサイズが大きく異なったり、木の位置が人それぞれ違っていたりと個性あふれる木々でした。
弊社のデザイナーであるメンバーは、紙に収まりきらないくらいの大きな木を描いていてクリエイティビティが読み取れる結果となりました。
また、実をたくさん付けている木を描いている人が多く、希望や目標を持っている様子が伺えました。
実際に社内で行ったバウムテストの解説スライド
同じ質問をして同じように描いてもらっても人それぞれ答えが異なることは当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、周りの人は自身とは異なり、それぞれが調和しながら同じ場所で働いているのだと改めて感じたテストでした。
八楽の特異性とメンタルヘルス
八楽には少々他の日本企業と異なるところがあります。
それは50人未満の少数精鋭の企業でありながら半数が外国籍の社員であり、その各々がリモートで勤務していることです。
外国籍の社員は自国を離れて日本で生活しながら業務を行っています。また、日本社会ではここ数年でだんだんと出社回帰が進んでいますが、八楽はこれからもリモートワークを継続していく予定です。
筆者の私は海外に在住していた経験がありますが、自国と文化も言語も異なるため、慣れるまでかなりの時間を要しました。
その際にやはりストレスで体調を崩したり日本が恋しくなったりしたのも事実。そんなストレスを外国籍の社員も経験していることは想像するに難くないものです。
また、リモートワークはライフスタイルに合わせた働き方ができるのがメリットですが、リモートワークにより孤独を感じている人が多いというデータもあります(参考:パーソル総合研究所「不安感・孤独感に関する定量調査」https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework-anxiety.pdf )。
八楽のメンバーになったからには、日本での生活も楽しく幸せなものであってほしい。
八楽のメンタルヘルスのイベントにはそんな願いも込められています。
今後の八楽のメンタルヘルスの取り組み
セルフケアのイベントは1回やれば充分、ではなく今後も定期的に行っていき社員の心の健康のサポートを図りたいと考えています。
セルフケアだけでなく、ラインケア(職場の管理監督者が労働者に対して行うもの)や事業場内外と連携することも大切です。
筆者はメンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種を保持していますが、次はⅠ種の取得に向けて勉強に励み、更に社内のメンタルヘルスの向上に役立てる予定です!