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仲間と「見たことない景色」を見るために。売上ゼロの営業が、最年少リーダーになれたワケ

今回は、営業グループマネジャーの村尾さんにインタビューをしました。新卒で入社し、史上最速で最年少マネジャーになった村尾さんはどのような過去を辿ってきたのでしょうか。

村尾 佳祐(むらお けいすけ)

2020年4月に新卒でFaber Companyに入社。史上最年少リーダーとして、集客からCVR改善までワンストップでWEBマーケティング支援を行う。現在は、マネージャーとして各企業様のWEBマーケティング支援はもちろん、チームマネジメント、経営戦略にも関わる。

まず現在の仕事について教えてください。

企業のお客様に自社開発のマーケティングツール・MIERUCA(ミエルカ)を導入していただく、セールスチームのリーダーです。7人のメンバーを束ね、案件管理やマネジメントなどを担当しています。

最初の1年は売上ゼロの月もあるほどのダメ営業でした。地方企業様への営業から、日本全域の営業になり、入社2年目の終わり頃からリーダーになることができました。

売上ゼロから、最年少リーダーになれたのはなぜですか?

ずっと課題だった個人での数値目標を達成しつつ、周りのサポートもできるようになった時にリーダーの打診をもらいました。当社史上では最年少の昇格だったそうです。

2020年に新卒として入社した当初は知識もなく、行き当たりばったりの営業を繰り返して、もう、まったく売れなくて。数カ月間、売上ゼロが続いたこともありました。私が憧れて入社するきっかけになった元上司からも、1年の振り返りで初めて「今まで何してた?」と厳しいことを言われてしまい…。本当に悔しくて、不甲斐なくて。ただ、それがきっかけで、Webマーケティングの基礎からちゃんと学び直したのです。

営業の手法もいろんな人に話を聞いて、自分に合いそうなやり方を片っ端から実践していきました。インプットとアウトプットを繰り返す過程で、元上司が徹底的に寄り添って、自分が中から殻を打ち破るのを後押ししてくれました。時に叱られることもありましたが、大きな優しさで成長させてくれたんです。徐々に売れるようになっていけたのも、自分の知識と人間力を高めてくれた恩人のおかげです。

リーダーになってマネジメントも手探りの頃、周囲にどう接すれば良いか苦労しながら学んだ過程でも、ずっと元上司の背中を追っていたように思います。

自分の人間力を鍛えてくれた元上司の存在

営業で成果につながるのは、小手先のトークではなく、もっと本質的な知識や人間力だったんですね。

そうなんですよ。振り返れば就活の時も同じようなことがあって。企業を回り始めた当初はどう受け答えをすれば採用担当者の心象が良くなるか、内定が取れるかばかり考えていました。「就活は攻略ゲームだ」と勘違いしていたんでしょうね。たしかに大手企業からいくつか内定をもらえはしたのですが、Faber Companyで面接を担当してくれた元上司には、それが見透かされていたんです。

「『作った回答』じゃなくて、村尾君が心から思うことを話してほしい」と、ストレートに伝えられたのです。衝撃を受けると同時に、この上司の洞察力に惹かれました。「この人の部下として働いたら成長できるはず」と直感して入社したんです。

その上司は自分のビジネスを立ち上げて当社を卒業していきましたが、「自分が採用した村尾がこんなに成長してくれてうれしい」と言ってくれた言葉が、今でも私の財産です。


Faber Companyで営業を担当するやりがいは?

本当にさまざまなビジネスの最前線で、複数の職種にわたり、意思決定層にいる方々と話せることです。世の中を動かしている人たちの価値観から刺激を受けられることは間違いありません。

たとえば某飲料メーカーさんに、契約更新のタイミングで毎回新しい提案をしていますが、受け入れていただけたらガッと大きな予算が広がります。反面で、コミュニケーションに失敗するとお叱りをいただくことも(笑)。これを続けていく中で「事業を上昇気流に乗せるにはどうすればいいか?」を問われても、引き出しにある数十の成功実績から最適な回答を提供できるようになります。

でも、そのタイミングはすぐにはきません。仕事が面白いなと思い始めたのは、やはり2年目の夏、売上が上がり始めたからです。これから入る後輩たちも、私のような遠回りはするかもしれませんが、できる限り最短ルートで「仕事って面白い!」と思ってもらえるようにサポートしたいと思います。

印象に残っている仕事は?

先輩に任された某上場企業の役員陣への提案で、まったく通用しなかった時のことは、悔しさのあまり一番印象に残っています。経験不足もあり、話を聞いてもらえず…。自分で商談を組み立てて、お客様の事業成長のプランを明確に描いて伝える難しさをそこから学んで、また一つ成長することができました。

成功の秘訣は、自分のコミットする範囲を自分で決めずに「越境する」こと、そして他の人の成功事例も参考にすることではないかと思います。同期では、営業からCS、開発と限界を決めずにチャレンジし、今は海外カンファレンスに登壇している同期の市川さん​​を尊敬しています。自分自身も、国内のマーケティングカンファレンスでの登壇をキッカケ皮切りに(2023年マーケティングアジェンダでの登壇)、ビジネス戦闘力をあげ、高みを目指していこうと思ってます。

サッカーで一番になった景色を、仕事でもまた見たい。

仕事のモチベーションは?

自分自身が成長していくことがモチベーションの源泉ですかね。一つの人生しか歩めない以上、その中で他の人よりも多くの経験をしたいという気持ちが強いんです。​

私は​小学校から大学までサッカーに打ち込みました。高校時代の県大会で優勝し、全国大会に出場した経験が一番、自分の成長につながったと感じています。364日きつくても、一番になれた。あの時の景色が忘れられないので、仕事でもまた見られたらと思います。

本気でうれしい。本気で悔しい。「感情的になれること」も、実は強みだと気づいた

村尾さんの得意・特異なことはなんですか?

自分の長所は、良くも悪くも感情的になれることです。悔しい時は本気で悔しいし、うれしい時は本当にうれしいという気持ちが強い。だからこそ、困難な課題に対するコミット力が出てくるような気がします。

この気質は両親譲りかも知れません。自分には「親を超えたいという思い」が常にあるんですよね。父は人間力が高く、熱いタイプ。経営者として社員を抱えて会社を成長させてきた姿を見て、自分もいつか経営者になりたいと思うようになりました。また物事に対するコミット力は、大切に育ててくれた母譲りかもしれません。効率は悪くても、何事も根気強く本気でやる、家事や掃除も一生懸命。負けるのを許さない強さを持っているのが母です。

この2人はいつか、超えたいと思います。

Faber Companyで今後、どんなキャリアを思い描いていますか?

今の会社の仲間とも「見たことがない景色」を一緒に見てみたいです。
まずは、事業責任者として、自分でひいたPL(損益計算書)に責任をもつ仕事にも従事して行きたい。ゆくゆくは複数事業や社員との生活に責任をもつという役員になることにも興味があります。そして皆で一緒に上場も成し遂げたい。

やっぱり「仕事ができる大人はかっこいい」って思うんですよ。Faber Companyの経営陣の働き方は、ビジネスマンとしては自分の中の正解に近いと感じています。彼らから吸収して、人の倍速でいろいろな経験をしていきたいですね。

Faber Companyを受ける人に一言メッセージを!

面接でよく言ってますが、「何を得られるか(スキル)」と「誰と働くか(価値観)」は両方大切ですよね。

好きなことを仕事にできている人は少ないかも知れませんが、その会社が掲げているミッションやビジョンをベースに考えるといいのではないでしょうか。文字面、体裁に惑わされず、実際に上司や同僚になる人と話す中で「この人の下で働いてみたら面白そう」「なんかいいな」「なんか合う」、そう感じられる人や会社を選ぶと、充実した仕事人生を選べると思います。

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