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「誰かの笑顔を、遠くから支える仕事」支援を形にする人事のリアル

はじめに

「社会貢献の仕事に興味があるけど、自分に何ができるか分からない」と思ったことはありませんか?

ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)で採用担当を務める加曽利さんは、支援の現場には立たずとも、途上国の子どもたちを支援する仕事の本質を体感しています。今回は、彼女がこの仕事にたどり着くまでの経緯や、働く中で見つけたやりがいについて伺いました。


キャリアの原点と転機

インタビュアー:WVJで働くきっかけは何だったのですか?

加曽利さん:もともとは、途上国での教育支援に関心があったからです。ただ、実際に現地でのボランティア活動を経験してみると、日本とは全く異なる生活環境に適応することが難しく、十分なパフォーマンスを発揮することは到底できないだろう、ということに気づいたんですね。「こんなことでは途上国支援の仕事なんてできないのでは?」「自分が本当に力を発揮できる場所はどこだろう」と悩んでいるときに、大学院時代の先輩からの助言もあり、現地での活動だけが途上国支援ではない、ということに気づかされました

インタビュアー:それが日本のNGOのコーポレート部門で働く、ということにつながったんですね。

加曽利さん:そうですね。日本に戻って、支援活動を支える側に回るという選択をしました。支援する人を支える、という仕事を通じて、間接的にでも困難な状況におかれている方たちに貢献できると感じています。


採用担当としてのやりがい

インタビュアー:現在の採用担当としてのやりがいを教えてください。

加曽利さん:応募くださった方とWVJ、どちらにとっても建設的な未来につなげられた、と感じられた瞬間ですね。

ある同僚から、「加曽利さんがいたからWVJで働くことにしました」という言葉をかけてもらったことがあります。彼女は、転職活動の際、WVJの他にも複数から内定をもらっていたそうです。結果的にWVJを選ぶきっかけになったのが、事業・業務内容に加えて、採用担当者(加曽利)の対応だったと言ってくれました。

採用担当者として、日頃から常に「誠実な対応」と「応募してくださった方とWVJ、双方にとって有意義な未来につなげる」ことの2点を意識していますが、彼女の言葉を聞いて、自身の採用担当としての姿勢が間違っていなかった、と再認識できました。


また、WVJの内定を辞退された方から、「結果的には別の組織で働いていますが、面接のときの丁寧で柔軟な対応がありがたかったです」と数年後に同僚を通じて感謝のご連絡をいただいたことがありました。忙しい業務の合間をぬってわざわざ伝えてくださったことにとても感動しましたし、途上国支援/国際協力というフィールドには、このような篤い心の仲間がいて、協働できている、ということにも非常に励まされました。

採用含め、人事という仕事は直接的に支援事業と関わる機会はありませんが、「間接的な仕事であっても支援はできるんだ」ということを実感しました。

インタビュアー:どちらもとても心温まるエピソードですね。

加曽利さん:はい。採用の仕事は、応募してくださった方の人生やWVJの活動に直接影響を与える重要な仕事であるのと同時に、どちらの可能性も広げる、未来につながる仕事であることが大きな魅力だと思っています。



応募者に伝えたいこと

インタビュアー:どんな方にこの職場で働いてほしいと思いますか?

加曽利さん:WVJのミッション、ビジョン、バリューに共感してくださる方、加えて、それらを体現してくださる方、すぐには難しくても、体現したいと思ってくださる方でしょうか。

インタビュアー:「体現」というのは難しい要素に感じますが。

加曽利さん:そうですね。正直、私自身WVJで働いて10年以上になりますが、「いついかなるときでも常に体現できています」とは言えません…(苦笑)でも、常に価値基準としてのバリューと私たちが果たすべきミッション(使命)、そしてその先にある実現したい社会(ビジョン)をクリアに意識できる環境、それを共有できる仲間がいることで、より深めていけると思っています。この仕事に必要なのは特別なスキルではなく、「誰かのために動きたい、自分にもできる「何か」で社会に貢献したい」という想いだと思います。


最後に—支援は身近にある

インタビュアー:この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

加曽利さん:「支援」という言葉を重く捉えないでいただきたいなと思っています。例えば世界で起きているさまざまなできごと、問題に目を向け、SNSでリアクションをしてみたり、これらのことについて、身近な人と話すことも支援につながっていきます。私たちの活動を知っていただき、「自分にもできることがある」と感じてくださる方に、ぜひ一歩を踏み出してほしいと思っています。


おわりに

加曽利さんのお話からは、「自分らしい形で支援に携わる」ことの可能性が伝わってきました。社会貢献に興味がある方もない方も、ここでなら新しい視点を持つことができるでしょう。ワールド・ビジョン・ジャパンで、あなたも「誰かのために働く意義」を見つけてみませんか?

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