こんにちは!Wingsインターン生のNaoです。
この春、就職のため、約1年半お世話になったWingsを卒業します。そこで、インターンをしようと思った経緯や、wingsでの経験・成長について書きたいと思います。
今、インターンを探している人、Wingsに応募しようかなと迷っている人、少しでも参考になれば嬉しいです。
経緯:社会人ってナニ?
私は幼少期からずっと日本で暮らし、日本の小中高を卒業した、いわゆる「純ジャパ」です。高校生のときの短期ホームステイがきっかけで、英語や海外での生活に興味を持ち、大学3年でイギリスへ長期留学に行きました。
留学が終わるのを目前に控え、帰国後の生活を考えたとき、「このままじゃダメだ。」って漠然と危機感を感じました。「またバイトをする日々に戻るのはどうなんだろう」って。ちょうど就活を控えていたので、焦りがあったんだと思います。将来はばりばりキャリアを積んで、「しごでき」になりたいけど、「仕事ができる」って何?そもそも仕事ってどうやるの?社会人に近い経験をしたことがなかったので、1年後に社会人になる自分が想像できなかった。インターンをしよう!と思ったのはそれが理由です。学生最後の1年を、社会人になるための助走期間として過ごしたかった。
Wingsインターンでは、業務は基本的に日本語です。が、世界中から集められた先生達も同じ職場で働いているので、英語を話す機会も度々あります。英語を使いながら実務経験ができるのは、留学後に英語をキープアップしたい私にとって理想的な環境でした。Wantedlyで見つけたときは、「ここだ!」ってビビッと来て嬉しくなり、すぐに応募しました。そしてインターンとして参加することになりました。
「しごでき」への道①:提案力×課題解決力
Wingsでは、インターン生に身につけてほしい社会人としてのスキルセットとして「提案力×課題解決力」があります。この力は様々な仕事の場面で求められます。クライアントへのプレゼンはもちろんのこと、上長への提案、人事との交渉、チーム内のミーティングにおいても、質の高い課題解決と提案力が結果を大きく左右するはずです。
そしてWingインターンでは、このスキルセットを磨く機会として、成果発表会があります。これまでのインターンでの成果を5分でプレゼンするのです。Wingslogという課題解決のフレームワークをベースに、どんな課題に対して、どんなソリューションを実行し、どんな結果を残したのかについて話します。
Wingslogについては、以前の記事で詳しく書いてあるので、そちらも読んでみてください。
初めての成果発表会。緊張でお腹が痛かったのを覚えています。(昔から人前で発表するのが大の苦手で、今までできるだけ避けていました。)とはいえ、話すべきことは決まっているので、それに沿って台本を書き、丸覚えして臨みました。しかし、
それは「事実を羅列しただけの情報共有だよ。」そうフィードバックを受けて、ハッとしました。
成果発表会の肝は、「ただ成果を報告する」のではなく、「自分の成果を、いかに聞き手が『すごい』『これは立派な成果だ』と納得して貰えるよう提案するか」なのです。「提案」とは何か、その核の部分を学びました。
それ以降の成果発表会では、自分の成果がなぜすごいのかを定量的に示したり、課題の難しさと成果を理解してもらうために、聞き手のプロジェクトに対する理解度を予測した上で用語や背景から説明したりするなど、「聞き手にとって、どんな情報をどう伝えれば、『すごい』と思える提案ができるか」という思考で発表内容を練るようになりました。
このような、「相手の最終的な状態目標を起点に物事を伝えること」は、日常業務の会話でも意識するようになりました。チームメンバーとのミーティング、メンバーや上司への質問や相談....一つ一つの会話が、最終的にどんな状態(ゴール)を作り上げているべきか。それを逆算して考えながら仕事をしなければ、その会話はただの雑談になってしまいます。まさに「提案力×課題解決力」です。
これは、社会人になった後、会社で上司から仕事を依頼された、クライアントにプレゼンをするなどなど、さまざまなシチュエーションにおいて必要不可欠な考え方です。それを学べたのは、私にとってとても大きな財産だと思います。
「しごでき」への道②:形骸化しないプロジェクト作り
私は春から日系コンサルタント会社に就職します。その会社では、クライアント(事業会社)のビジネス課題を伴走しながら解決することをモットーとしているのですが、以前お話を伺った会社の方は、「クライアントが私たち(コンサル会社)の手から離れても事業が進められるようになったとき、真にその課題を解決したといえるんだよ、そうなってくれるのが1番嬉しい」とおっしゃっていました。
一時的に、目の前の状況を改善するだけではなく、もっと先を見据えたソリューションの提供が求められる仕事です。そしてこれは、Wingsでも常に意識していました。
Wingsに入社してから今までずっとSEO対策を担当しました。当初はプロジェクトを始動したばかりだったので手探りで記事を書いてみたり、用語を勉強したり。その甲斐もあって、インターンの中では1番SEOプロジェクトに精通している存在になれたと思います。次のミッションは、それを後輩たちに残すこと。インターンの性質上、人の入れ替わりは必ずあります。私が卒業した後、「誰がSEO対策を担当しても、プロジェクトが継続できる方法を作ること」が最後の大仕事でした。
例えば、今はほぼ1人で回しているSEOも、将来的には最大4人で回すことになることを見越し、プロジェクト内の役職と役割・業務を明確にしました。
また多くの業務で、感覚ではなく数値的根拠に基づいて意志決定をすることが求められます。SEOではそれを実現するために、スプレッドシートによるデータ分析が欠かせません。この作業は毎日発生するので、関数を駆使して作業工程を極力シンプルにしました。すでに役職と業務を設定していたので、「誰が、どんなときに、何を知りたくなるか」が想像しやすくなり、多角的に分析できるスプレッドシートが完成しました。
以下が実際に作ったものです。 緑にデータ入力することで、グレー部に自動で反映されます。
自分の記事が、全体のパフォーマンスにどれくらい貢献しているか、チェックできるシート
任意の期間を指定すると、その期間内でパフォーマンスが高い記事が表示される
形骸化しないプロジェクト作りができたかどうか、その答え合わせはこれからです。先々起こるであろうシチュエーションの仮説を立てながら、最後の半年間をかけて作ってきました。今はただ、それらがきちんと稼働してくれることを願うばかりです。見届けられないのがちょっと残念...
今後のインターン生の方には是非、運用方法を実行しながら、(ブラシュアップもしながら)SEOが高いパフォーマンスを発揮し続けるプロジェクトにしていってほしいです。
オフィスが大好き
ここからは少し余談ですが...Wingsには多国籍の先生が多く在籍しています。インターン生は、先生とのBuddy制度を通して生活のサポートし、仕事以外でも関わる機会があります。私もBuddyとして、生活全般の困りごと解決をお手伝いしてきました。それもあり信頼関係ができて、1年半の間でたくさんの先生と仲良くなりました。「Hey,Nao~~😊」って毎回話しかけてくれたり、一緒にパンケーキ食べに行ったり、社内交流イベントで歌ったりゲームしたり、、、(これはインターン生が企画・運営しています✨)同僚でもありながら友人でもあります。留学から帰って来てもなお、日本で世界中の友人ができ、出勤するのが毎回楽しみでした。
インターン生も個性豊かです。過去のインターン生を見ると、「英語」や「教育」などに興味関心がある傾向がありますが、個人の性格や考え方は全然違います。自分とは違う経験をしてきた人だからこそ、お互いから学ぶこともありますし、良い刺激になっていました。
リモートワークが普及してきている昨今、通勤時間がないのはかなり楽です。タイパは最高。でも、出勤しないと会えない人、出勤しないとできない同僚や上司との会話からも、自分を成長させてくれる発見や学びがあると、Wingsのインターンを通して実感しました。Wingsのオフィスはそんな場所です。
最後に
気がついたらあっという間に1年半が経っていました。ここには書き切れなかった経験もたくさんあります。
就活は苦戦しながらもなんとか終わり、4月から社会人になります。まだまだひよっこです。小さい小さい舟で大きな航海に出るような気分。不安がないと言えば嘘になりますが、Wingsにいたからこそできた経験や学びを、同期に負けない私の強みとして自信に変え、社会人生活を送っていきたいと思います。
どのインターンを選んでも、そこでしか得られない経験があるかと思います。ですが、自分の頭で考え、自分の手でプロジェクトを動かせるWingsは、みなさんが一回りも二回りも成長できる場所だと思います。
今、「インターンに挑戦したい」「応募しようか迷ってる」「社会人経験なるものをしてみたい」そんなみなさん!Wingsを見つけ、この卒業記を読んでくださったのも、きっと何かのご縁です。ぜひ話を聞きにいらしてください!個性豊かな人と、国際色豊かな世界が広がっていますよ!