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「自分は何がやりたいんだろう」「IT×営業なんて自分には無理」――
そんな迷いを抱えて転職サイトを眺めていた 20 代の頃、ウエディングパークの求人を偶然見つけたことが、佐藤さんのキャリアを大きく動かしました。
入社から3年、今ではデジタルマーケティング本部のセールスとしてクライアントの成長を支え、昨年 10月の半期表彰では社内セールス最高峰の「ベストプレイヤー賞」を受賞。
転職活動時の不安や、未経験から成果を生み出すまでの軌跡を、本音たっぷりで届けます。
佐藤さん:2019年新卒で信託銀行に入社。窓口業務や保険・運用商品などのtoC営業を経験。
2022年3月、ウエディングパーク デジタルマーケティング本部のセールスとして中途入社。結婚式場をクライアントとして、Google広告やInstagram広告、YouTube広告などのWebの運用型広告を提案している。2025年7月からはセールスグループのリーダーを担当。
「スキルも自信もない」──転職活動中に感じていた不安
── 転職しようと思った時の佐藤さんの悩みや不安だったことを教えてください。
前職は、厳密なルールと正確さを重んじる分野で、そこで学んだ基礎は今も大切な財産です。ただ私自身は、もっとスピード感を持ってアイデアを形にできる環境に身を置きたい気持ちが強くなり、転職を決めました。
だけど、特に“これがやりたい!”があったわけではなく...突出した強みやスキルもなかったので、転職活動を始めた時はどう次のキャリアを考えたら良いのか不安でした。
── そんな中で、ウエディングパークに出会ったと思うのですが、どんなきっかけがあったんでしたか?
エージェントから数十社の求人が届き、まずは片っ端から情報を集める毎日でした。そんな中の1つがウエディングパーク。はじめは、ワークライフバランスへの不安や、営業職や広告業界の“残業・体育会系”イメージに不安が拭えず……。また「ウエディングはキラキラ女子の世界で自分には縁がない」と思いました。
でも、いろいろ見ていく中で、同世代が多い、おしゃれなオフィス、ユニークな福利厚生に惹かれました。エージェントから背中を押され、まずは話を聞くだけでもと思ってエントリー──それがすべての始まりでした。
「面接で、空気が違った」──“ここならやれるかも”と思えた理由
── そんな期待ゼロから始まった応募ですが、何がきっかけで気持ちが変わったのでしょうか?
面接でまず驚いたのは、空気感が他社とまるで違ったことです。ほかの一次面接は一問一答で終わることが多かったのですが、ウエディングパークは面接官が最初に会社について説明し、「気になることは何でも聞いてください」と会話ベースで深掘り。このフラットさに「普段の仕事もきっとこんな雰囲気なんだろうな」とワクワクし、面接が終わる頃には「ここ、いいかも」と気持ちが一気に傾きました。
── 最終的な入社の決め手はなんだったのでしょうか?
決め手は「後悔したくない」という思いでした。面接で感じたフラットな空気感、選考中のカジュアル面談で金融業界出身の先輩から「私もゼロスタートだったけど大丈夫」と言われたことで、未経験でも挑戦していいんだと背中を押されました。前職での経験に近い企業からの内定も出ていましたが、家族から「せっかくだから違うことに挑戦してみなよ」と後押しもあり、IT・デジタルを学べる環境は将来の糧になると判断。安定より挑戦を選び、「ここでチャレンジしないと絶対後悔する」とウエディングパークへの入社を決めました。
入社直後は覚えることだらけ。でも、ひとりじゃなかった
── 新しい業界に飛び込んだ佐藤さん。実際入社してみてどうでしたか?
研修やOJTが始まり、慣れない広告用語やウエディング業界の理解にも追われたりと、はじめは「本当に私で大丈夫かな」と戸惑いました。けれど 6か月間メンターとマネージャーが毎回アポに同席し、商談後に「ここが伝わりにくかったから次はこう言い換えよう」「ここは前回よりもできるようになったね!」と丁寧なフィードバックをもらえたおかげで、自分ひとりでは「できないこと」ばかりに目が向きがちだった私も、「ここは確実に成長できた」と “できるようになった部分” にフォーカスできるようになり、大きな励みになりました。
週1の 1on1 でメンタル面まで気にかけてもらえたのも支えでした。さらにチームの中で “誰に聞いてもいい” 文化が根づいていて、Slack に質問を投げればすぐ反応が返ってきます。そんな環境で「わからない→すぐ聞く→試す」を高速で繰り返すうちに商談もスムーズになり、クライアント対応に余裕が生まれました。手厚いサポートと温かいチームが、未経験の私を押し上げてくれました。
迷いから使命へ──入社1年半、葛藤を原動力に変えた日
── なかなか結果の出ない時期があったと伺いました。その時のことを教えてください。
入社して1年半くらい経った頃ですね。クライアントワークも軌道に乗ってきていたのですが、数字が伸び切らず、周りと比べてしまう時期がありました。
同僚や先輩たちが自身の得意分野でどんどん結果を出す姿を見て、自分には“これが得意”と言えるものがまだないことがもどかしくて……正直、焦りと悔しさが入り混じっていました。
そんな中でも救いになったのが、クライアントからいただいた「佐藤さんの提案がどの営業担当よりも一番いい」という言葉です。『私がやるべきことはこれだ』と視界が開けた瞬間でした。
あとは、チームの存在です。「今回こそは全社表彰いけるかも!」と思ってもなかなか結果につながらず...ということが何度かあって、その時に、チームリーダーやマネージャーが私以上に悔しがってくれて、『一緒に作戦を立て直そう』と動いてくれたんです。その姿に “この人たちのために結果を出したい” という思いが強くなりました。
また、Slack で新しい受注や進捗をすぐシェアし合う文化があって、スタンプやツッコミで大盛り上がり。画面を見ながら自宅で大笑いすることもあるんです(笑)リモートワークでも “みんなで頑張っている” 一体感が感じられて、『私も負けていられない』とモチベーションが上がりました。
こうしてクライアントからの評価と、チームの支えが原動力になり、数字が伸び悩む時期も乗り越えられました。
チームのSlackチャンネルでのやりとり
念願のベストプレイヤー賞受賞:「誰かのために頑張れた1年だった」
── 入社から2年半、念願のベストプレイヤーを受賞。その時の気持ちを教えてください。
受賞の瞬間は、素直に「嬉しすぎる」という気持ちと同時に、「やっと来た」という大きな安堵感がこみ上げました。
不安に思っていたことが、今回の受賞によって「今回のアクションと成果が本当に間違っていなかった」という確信となり、大きな安堵感を得られたんです。特に、入社時からずっと「取らせてあげたい」と声をかけてくださっていた上司の方々の期待に応えられたことが、何より嬉しかった。プレッシャーからの解放よりも、「やっと堂々と皆さんと喜び合える」という気持ちが強かったですね。
また、「取れると思ってたよ」「やっとだね」という、部署内外からの多くの温かい言葉も印象的でした。自分の努力が周囲にも認められていたことに感動し、それが大きな自信につながりました。
── どんなところが評価されて、表彰につながったと思いますか?
単発の大きな成果ではなく、時間をかけて顧客との関係を築き、深く向き合った結果の成果が特に評価されたと考えています。
具体的には、入社して初めて担当したクライアントと2年以上 、長期的に関係を深めてきた結果、「佐藤さんに他の会場も任せたいんだ」と一気にグループ会社全体での大型契約をいただいたことです。これは、短期間で奇跡的に取れたものではなく、私らしくじっくりとコツコツ向き合ってきた成果だと感じています。
これまで「突出した強みがない」ことに不安を感じていた私にとって、この受賞が「バランスの取れた総合力」「地道に努力を続けること」が自分の強みだと証明できました。
最後に
── 今転職活動をしている方へメッセージを送るとしたら?
私自身、IT や広告の知識はゼロ、得意分野も “これ!” と言えるものがないまま転職しました。それでも新しい挑戦をして周りに質問し頼りながら学び、小さな成果を積み重ねるうちに、「思ったより自分はいろいろ吸収できるんだ」と自信がついていきました。
今振り返ると、私にとって「未経験」はマイナスではなく「伸びしろ」でした。「できるだろうか」ではなく、「やってみたらどうなるかな?」と少し視点を変えるだけで、不安はぐっと小さくなります。 まずは小さな一歩を踏み出してみませんか。 その一歩が、きっと次の景色を連れてきてくれます。応援しています!