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葛藤をへて、ふるさと奈良で実現した「地方&パラレルな働き方」【多様性発信プロジェクト #9】

Warisでは、多様性について学び・考え・視野を拡げる活動を社内で定期的に行っています。今回の発信は、関西地方に住みながらパラレルキャリアでWaris事業にかかわるメンバーの青葉から。自身のキャリアを振り返りながら、「地方&フルリモートで得たストレスフリーな働き方」についてつづっています。彼女はどのようにして今の働き方にたどりついたのでしょうか?葛藤を抱えながらも切り拓いてきた道のりをぜひお読みください。
#多様性発信プロジェクト


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株式会社Warisの青葉です。エグゼクティブチームにて、主に関西の企業様担当のコンサルタントをしています。私は現在、生まれ育った奈良県に住み、フルリモートで働いております。そして、Warisのお仕事のほかにも仕事を持ち、家族支援団体でプロボノ活動なども行っています。

今日は、なぜ私が、地方×フルリモート×兼業という働き方を選んだのか、そして、このような働き方をすることで得られたものは何かについてお話します。

仕事に人生を捧げていた正社員時代


私は新卒で大阪のベビー関連企業に就職しました。当時はまだまだ寿退社も珍しくなかった時代、私は「結婚しても子どもができても辞めません!定年まで働きます!」と就職面接で意気揚々と宣言していました。
入社から数年後に結婚し、東京に転勤。そのまま関東で20年以上、キッズ関連企業数社で主にマーケティング業務に携わってきました。30代で管理職になってからは、より仕事にのめりこみ、毎日終電で帰宅するような日々が続きました。当時は仕事が楽しくて仕方がなかったので、自分のプライベートの時間がなくてもそれほど辛いとは思いませんでした。とにかく、人生を駆け抜けていた時代です。

その後、アラフォーで待望の第一子を授かったのですが、同時に配偶者が病に倒れ、私は出産後すぐにシングルマザーになりました。全てのことが自分の肩にかかり、保育園とシッターさんとのダブル保育をしながら懸命に働きました。数年後、ご縁があり、今の夫に出会います。

この数年間は、私の人生でとても重要な出来事がいくつも起こった時期でした。しかし、私はいつも仕事のことが先に立ち、大事なことを直視するのを無意識に避けていました。悲しむときに悲しまず、休むべき時に休まず、自分の心にふたをしながら、ただ、毎日保育園に子どもを預け、会社に行く日々。楽しい子育てを味わう余裕は全くありませんでした。人生を駆け抜けるところから、だんだんと自分の軸を見失い、心が疲弊していった時期でもありました。

会社を辞めてライフワークに出会う


転機となったのは、現在の夫との子連れでの再婚です。ステップファミリーとなってしばらく経った頃、家庭内に様々な問題が出始めました。私が仕事に追われ、家庭のことに目をやる時間を十分とれなかったのが要因の一つということは自覚しており、このままでは家族がバラバラになる、そういう危機感もありました。
同時期、会社ではリストラの嵐が吹き荒れ、私自身も育児中ということで、徐々に重要なポストから外れ、仕事に挑戦するというより、与えられた仕事をただこなすだけという働き方になっていました。それでも、職場に残る選択肢はありました。しかし、私は会社を退職する決心をしました。自分の人生を後悔したくない、本当に自分がやりたいことはなんなのか?家族より仕事が大事なのか? 私は、自問自答しながら、新卒から四半世紀に渡り、走り続けてきた自分の仕事、自分の人生を一度立ち止まって見直そうと考えたのです。

退職後は、会社員時代に得たスキルで何とかなるだろうと考えていましたが、子どもがいて時間の制約のある40代女性が、すぐにそれまでと同じように稼げるほど甘くはなく、私はコンビニや介護施設でアルバイトや派遣社員として働きました。新しい仕事ですので、会社員時代のスキルはまるで役に立たず、収入も激減。私は改めて、女性が育児と両立しながらキャリアを継続していくことの難しさを実感しました。そんなときに出会ったのがWarisでした。

Warisにパートナーとして登録したところ、すぐに業務委託でベンチャー企業の仕事をすることができました。新しいキャリアに挑戦することもでき、収入も安定しました。こうして、ビジネス系のフリーランスとして数社でお世話になりながら、家族との関係を再構築していくことができたのです。

さらに、「多様な家族」をより深く理解するために、フリーランスとして仕事を続けながら、大学院に入学しました。研究テーマは自分自身も当事者である「ステップファミリー」。20代の学生、留学生、私より先輩の社会人の方々など、色々な人生のステージの皆さんとともに過ごした2年間は、私の「働くこと」への意識を大きく変える経験となりました。

正社員で人生を駆け抜けてきた私が、いったん立ち止まり、アルバイトや派遣社員で働き、そしてフリーランスとなり、大学院にも通う。自分と家族のライフイベントに合わせて柔軟に働き方を変えていくことが、こんなにも生きることを楽にしてくれるのかと実感しました。後に、この大学院での研究は私のライフワークとなりました。教授から紹介された家族関連の学会での仕事のほかに、自分でも新たに家族支援の活動を始めることにしました。

地方&フルリモートで得たストレスフリーな働き方


ライフワークを見つけて走り出した頃、コロナ禍が始まりました。私たち家族は夫の仕事の都合もあり、関東を離れ、実家のある関西にUターンすることになりました。どこに住んでも、リモートで仕事ができる世の中になってきたのも追い風でした。そして、ちょうどこのタイミングで、Warisにジョインすることになりました。 私のライフワークテーマは「幸せな家族を増やしていく」こと。そのテーマと、Warisの”Live Your Life”(「すべての人に、自分らしい人生を」)のコンセプトはとても親和性が高いと想っています。

現在はフルリモートでWarisの仕事をしつつ、関西を拠点に家族支援の仕事やステップファミリー支援団体のプロボノ活動などをしています。先日、奈良で開催したステップファミリーイベントはNHKの報道番組にも取り上げられ、どんどん認知も広がってきました。「兼業で仕事をするのは大変ではないか?」とよく質問されるのですが、どちらも自分で選んだ仕事であり、自分のライフワークテーマに沿った仕事ですので、全くストレスがありません。逆にそれぞれが良い刺激となっています。

また、奈良で仕事をすることは大変贅沢なことだと感じています。徒歩で行けるコワーキングスペースをよく利用しているのですが、奈良公園の近くにありますので、鹿さんともよく遭遇します。また、仕事場の窓からは興福寺の五重塔が見え、お昼時にはお寺の鐘の音が聞こえてきます。本当に毎日がワーケーション!緑豊かな環境で心を落ち着かせて仕事ができることをありがたく感じています。

最後に、奈良では時間がゆっくり流れます。ついつい仕事に没頭してしまう性格の私ですが、いつでも立ち止まり、俯瞰して自分を見つめられる環境にいられることが何より大切だと思っています。家族との時間、仕事の時間、ライフワーク、趣味の時間、何かを我慢することなく全て享受できる今、私は人生を楽しんでいます。


執筆者プロフィール
青葉由紀子
ベビー・キッズ小売業や玩具メーカーに20年以上勤務。店舗運営、商品企画、マーケティング、事業開発など様々な業務に携わる。退職後はフリーランスとして活動しながら、大学院にて家族社会学を専攻。その後、生まれ育った奈良県にUターンし、Warisの関西エリア担当としてジョイン。ライフワークとなった家族支援に関わる活動も継続している。

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