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『究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす』をミッションに掲げるウォンテッドリー。”シゴトでココロオドル状態”とは、没頭することで成果を出し、成長を実感することであると定義しています。今回はこのウォンテッドリーのミッションを体現し、自己成長を叶えた彼のストーリーをご紹介します。
登場人物
ウォンテッドリー株式会社 / Account Sales Squad 藤井 拓海
2018年、大手人材企業に新卒入社。非正規雇用媒体の法人営業に従事。中小〜大手まで幅広く経験し、全国表彰を獲得するも、「より市場価値を高めたい」という思いからウォンテッドリーへ転職。現在は Account Sales Squad にて、顧客企業の採用課題解決に取り組む。
泥臭い営業の毎日の中、勝ち取った成功
ーー まずは、藤井さんのファーストキャリアについて教えてください
特に業界への強いこだわりがあったわけではないんです。ただ、人と関わることが好きだったので、営業職を志望していました。最終的には人材系企業をいくつか検討し、当時は安定志向だったこともあり、大手企業を選びました。大きな会社だったので配属は「ガチャ」のようなものだったんですが、私は入社以来ずっとアルバイト情報を取り扱う事業部に所属していました。
ーー 前職では主にどのようなお仕事を担当されていたのですか?
最初は都内のあるエリアで中小企業をメインに経験を積み、後半は大手企業も担当していました。当時は毎日100件近くの電話アポをしたり、毎週飛び込み営業をしたりと、かなりタフな営業スタイルでした。アポのついでに近くの飲食店に寄ってみたり、ビルに入ったらそのビルにある他の企業にも立ち寄ってみたり…。「ガツガツと泥臭く営業する」という言葉がぴったりな仕事でしたね。
ーー その泥臭い努力が実を結び、全国表彰を受賞されたと伺いました。
はい、この賞は入社1年目からずっと取りたいと思っていました。前職は人数も多いですし、必然的に競争率が高くなり、受賞するのは容易ではありませんでした。だからこそ、ずっと狙っていたんです。「1年間達成し続けるのは当たり前」というベースに加え、著しく高い達成率や、過去の受賞者と比較しても際立つ取引社数や売上金額など、圧倒的な成果が求められる賞だったので、受賞できた時は本当に嬉しかったですね。5年目、6年目と中堅になってくると予算もかなり高くなるので、後輩たちと同じ土俵で戦うのではなく、自分が勝てるところで勝負しようと意識して勝ち取りました。
安定から挑戦へ、自らの市場価値を高めるために
ーー 前職では昇格も打診されるタイミングだったかと思います。なぜそこで転職を選んだのでしょうか?
一番の理由は年齢ですね。「いつか外に出て、色々なことに挑戦したい」という思いがずっとありました。これまでの会社で培ってきた営業力が、他の会社でも通用するのか、活かせるのか。そして、これまで特定の商材の営業しか経験してこなかったので、他の商材も扱えるようになりたい、という思いも強かったです。安定を求めて入社したはずが、いつの間にか「挑戦」に価値を見出すように変化していったんです。
ーー 複数の会社を受けていたかと思いますが、最終的にウォンテッドリーを選んだ決め手は何でしたか?
一番の決め手は、選考で会った人たちの「人柄」ですね。選考を通じて、今いるメンバーの思考性や、自分を成長させてくれそうな環境だという期待感が大きかったんです。また、これまでの人材業界での経験も活かせそうだと思いましたし、上場しているとはいえベンチャー気質があり、「自分が色々とチャレンジしたい」と思ったときに、それが実現できそうな環境だというイメージがつきやすかったのも大きかったです。
正直なところ、転職エージェントの方からも「絶対に合うと思う」と後押ししてもらえたのも、決め手の一つになりました。初めての転職だったので、そういった外部の客観的な意見も参考にさせていただきましたね。
ーー 実際に入社されてから、ギャップはありましたか?
一番求めていた「成長できる環境」だったという点ではギャップはありませんでしたね。前職では「降ってきたものを自分でこなしていく」「目の前の数字だけやっていればいい」という感覚でした。営業人数が多いので、自分一人の売上が会社全体に大きな影響は与えないだろう、と。
でも、ウォンテッドリーでは、自分が何をやるかによってチームの動きがかなり変わると強く感じています。自分が何かアクションを起こすことでみんなが動いてくれたり、自分の成績の良し悪しが会社にも影響を与える。この責任を実感することで、より能動的に仕事に取り組めるようになりました。
自らの成長が、顧客の採用成功につながる
ーー 入社後大変だったことはありますか?
もちろんあります。入社当初は成果を出すことに苦戦しました。最初は「前職ではできていたのに、ここでは結果が出ない」と悔しい思いもしましたね。ウォンテッドリーの営業は、コンサルティング要素が非常に大きいんです。会社の課題を解決するというゴールは一緒なのですが、そのためには事前に自分で情報を調べ、論理的に提案を組み立てる力が求められます。入社2、3ヶ月目は予算達成にかなり苦しんでいました。
ーー その壁はどのように乗り越えていったのですか?
私は「地道に成長していくタイプ」だと思っているので、とにかくアポをたくさん実施しました。あとは、先輩に同席させてもらったり、逆に同席してもらったりして、自分の「武器」を増やすことに注力しました。以前は課題解決の引き出しが3つくらいしかなかったのですが、先輩たちのアイデアや他の人から教わったことを含めると、それが10個くらいに増えたんです。そうすると、企業に提供できるメリットも増えますし、提案の幅も広がるので、安定して成果を出せるようになりました。
ーー 入社して一番印象に残っている提案はありますか?
大手企業でこれまでウォンテッドリーがあまり開拓できていなかったお客様に、提案を受けいれてもらった時ですかね。あるイベントでの偶然の接点をきっかけに挨拶をさせてもらい、そこから2、3ヶ月間連絡を取り続けました。その企業が採用に困っているだろうと確信していたので、直接会えるタイミングで運用状況の課題や伸びしろについてお話しさせていただき、「ぜひ一度ミーティングさせて欲しい」と打診しました。その後、オンラインで2回打ち合わせをして、私の提案をきっかけに Wantedly へ期待をかけ投資していただけた時はとても嬉しかったことを覚えています。
ーー 担当顧客とのコミュニケーションで、特に意識していることはありますか?
「忘れられないようにする」ということは常に意識していますね。困った時に一番最初に思い出してもらえる存在になることが、営業として非常に大切だと思っています。良くも悪くも、最初に頭に浮かんでくる存在であるために、毎月何かしらの連絡をしたり、情報共有をしたりと、泥臭くアクションを続けています。
これは Account Sales の醍醐味でもあるのですが、顧客から「自社に合う採用ができた」とか、「他のサービスよりWantedlyという媒体が好き」と言われた時、その企業にとって良い影響を与えられていると実感できる瞬間なので、とてもやりがいを感じます。
チームで成果を出す喜び、変化を恐れないマインド
ーー 今回の AWARDs GOLD 受賞の瞬間はどのような気持ちでしたか?
正直、発表前までは自信があったんですけど、やっぱり大勢の前で話すのが苦手なので、自分がきちんと伝えられているかという不安もありました。周りの人ももちろんすごいことをやっている方ばかりだと思っていたので、不安でしたね。ブロンズ、シルバーと名前が呼ばれず、最後に「ゴールドは藤井くんです!」と呼ばれた時は、本当に嬉しかったです。
またさらに成果を残したいという気持ちが強くなりましたね。受賞時に営業ノウハウについてお話しさせていただいたのですが、それが周りのメンバーにより伝わってほしいと思うようになりました。そのためにどう発信していこうか、今度自分で色々とどう動いてみようか、と考えることが増えたと思います。
ーー チームに対する思いが強いんですね。
ここに入ってから変わったというのが正しいです。以前の会社では、本当に「自分本位」でした。ちょっと性格悪く聞こえると思うんですけど「自分さえ良ければいい」「周りに自分の成功の秘訣なんて絶対教えたくない」「自分以外全員売れなければいい」とすら思っていました。チームで行う施策も「誰かがやればいい」と思っていて、いざ施策が立ち上がっても、誰かが事例を作ったものを自分が利用して自分の成績を上げる、という考え方でしたね。
それがウォンテッドリーに来てから大きく変わりました。ウォンテッドリーは成績も大事ですが、それを周りにちゃんと波及させて全体を活性化させることを重要視しています。「自分だけがいい」という世界ではない、と。もし自分だけが成果を出していても、チームの成果が微妙だと全体の雰囲気が悪くなりますし、今のような活発な新しい施策の動きや、「何かを考えてやろう」となった時に、成果が伴っていないと自分たちが積極的に動けないといったデメリットがある。私の過去の考え方ややり方はマイナスにしかならないと気づき、大きく意識が変わりましたね。
ーー 藤井さんが入社した頃と比べて、今の Account Sales チームの雰囲気は変わりましたか?
個人的にはめちゃくちゃ変わったと思っています。シンプルにコミュニケーションが増えましたね。例えば、営業施策に関しても「こんな施策がいいんじゃないか」とか「こういう取り組みをしようよ」といったポジティブな意見だけでなく、一見ネガティブに聞こえるかもしれないような「これやってないじゃん」「なんでこれをやらないの?」といった指摘も活発に言い合えるようになりました。リーダーたちが良いチーム作りをしてくれたんだと思います。
自己成長を重ね、チームに影響を与える存在へ
ーー ウォンテッドリーに入って成長できたなと感じるポイントは他にありますか?
「自己マネジメント力」、特に数字の組み立て方です。昔の私は「出たとこ勝負」じゃないですけど、目の前のものに向かってどんどんやっていく、という感じで、計画性とか数字から逆算して計画を立てることはありませんでした。でも、今は自分の目標に向けてかなり細かく計画を立てて管理しています。
これは、今のチームが元々持っていたスタイルで、入社して最初に「営業ってこんなに考えるんだ!」と衝撃を受けましたね。もちろん前職でも目標に向けて、これくらいの売上をこれくらいの単価で受注していく、といった数字は漠然とあったものの、ウォンテッドリーではそれを過去の実績に照らし合わせてパーセンテージで細分化し、そのためのアポイントの行動やアポイント先の見つけ方まで、ちゃんと考えながらやっています。そして、それを毎週数値で振り返り、PDCAを回して計画し直す。この細かなプロセスは、多分昔の自分では想像できなかったと思います。ベンチャー企業では当たり前かもしれませんが、前職のような大手ではメンバーがここまでやることは多くないので、そこは大きく変わったと思いますね。
ーー 今後、チームの中でどのような立ち位置を目指していきたいですか?また、藤井さん自身の目標も教えてください。
今と変わらない部分で言えば、数字をしっかり追いかけ、達成できる営業であり続けたいです。そして今後は、チーム全体により良い影響を与えられるような人になりたいと思っています。メンバーの成績を上げるサポートをしたり、チーム全体で何か施策を打つ際に自分が率先して動いたり。以前の会社にいた頃の私では考えられなかったですが、チームのために「自己主張強め」で動いていきたいですね。
私は、一気にレベルアップするタイプではなく、RPGゲームのようにコツコツ経験を積むことで少しずつレベルアップしていく人間だと思っています。ウォンテッドリーのように変化が激しい環境で常に新しい経験ができるというのは、時にしんどいこともありますが、数ヶ月後には「やって良かったな」と思えるはずだ、と信じているのでこれからもどんどん挑戦していきたいですね。
ーー 最後に、ウォンテッドリーに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
私と同じように「成長したい」という気持ちがある方には、ウォンテッドリーは非常におすすめです。良くも悪くも、まだまだベンチャー企業なので、伸ばせるところはたくさんありますし、直した方がいいこともたくさんあると思います。だからこそ、外から入ってきた方が意見を言ってくれることで、私たちは前向きに捉え、新しいウォンテッドリーを一緒に作っていけると考えています。そういった気持ちを持った人が入ってきてくれると、私たちにとっても非常に良い刺激になります。今のチームはそういった意見を言い合える素敵な環境なので、ぜひ一度話を聞きに来てください。
働くことを、これからも楽しみたい人。今は辛いけど、楽しみたいと思っている人。変えたい気持ちさえあれば、今よりも充実したライフワークがあなたを待っているはず。一度きりの人生を楽しむために、新たな一歩を踏み出すのは今からでも遅くはありません。
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