落合 絵美 | TIB Students
TIB Studentsサポーター、落合 絵美 氏のプロフィールページです。当サポーターのキャリア・経験、実績、そして挑戦する若者たちへ贈るメッセージ等を紹介しています。
https://entrepreneurship.metro.tokyo.lg.jp/supporter/ochiai-emi/
2025年3月27日、Tokyo Innovation Base にて、“『起業家マインド』が、キャリアをもっと自由にする”をテーマに語りつながるイベント「Startup Career Academy」を開催しました。
本イベントは、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC )からのお声がけをきっかけに、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(以下、武蔵野EMC )にもご協力いただいた、三団体共催のイベントです。
「起業家マインド」は、起業目的に関わらず、キャリアひいては人生そのものを良くするために必要な考え方です。
手段・場所・働き方などの選択肢が多様化する今、 それぞれが “自分らしいキャリア” を見つけ、自分の手で実現していく。こういった世界の実現に向けて、起業家マインドを改めてとらえ直す機会となるよう、このテーマを設定しました。
また、このイベントをきっかけに「仕事に前向きでありたい。」「キャリアに悩んでいるけどもっと良くしたい。」といった同じ想いを持つ仲間がつながり、励まし合いながら未来のキャリアを歩んでほしいという願いもこめています。
ストーリーのカバー写真にもあるイメージビジュアルには、“キャリアの広がり”と“人がつながる広がり”を、中心から輪が生まれ広がるデザインで表現しました。
イベントには、まったく異なるキャリアを歩んできた3名が登壇。三者三様の経験を交えながら、アカデミック・ベンチャーキャピタル・スタートアップそれぞれの視点でキャリアについて語りました。
落合 絵美 さん|武蔵野EMC 客員研究員
「自分の人生を、自由に生きる人を増やす」を掲げ、武蔵野EMCの運営に参画。広報・外部連携・グローバル推進などを担当。(落合さん直筆のnote)
小澤 彩織さん|東大IPC パートナー(協創推進担当) 人材・広報支援
東大IPCでは、東京大学および他国内外の学術研究機関との連携促進・官公庁連携・企業連携・人材支援・広報を担当。(小澤さんのインタビュー記事)
奈良 英史|ウォンテッドリー株式会社 ブランドマーケティング・PRリーダー
ウォンテッドリーではPRからキャリアをスタートし、セールスマーケティングやブランドマーケティングのリーダーも務める。
イベントは、落合さんによる武蔵野EMCの取り組み紹介からスタート。落合さんご自身のこれまでの歩みとともに、起業家マインドが必要だと思われた背景もお話しいただきました。
「この世に勝ち組っていう存在があるなら、自分の心と素直に対話して生きた人だと思う。自分の心に耳をあてて、“自分の道とは?”と向き合い、自分なりの正解を導き出していく。これを見つけることはとても難しく、キャリアそして人生の課題となるはず。起業家マインドには、この課題を紐解くための原動力が秘められている。」
こう語る落合さん。武蔵野EMCの開設者でもある伊藤羊一さんとの出会いが、落合さんの心を大きく動かしたのだとか。
「私“落合先生”って呼ばれることがありますが、あくまで運営で教員ではないのですよね。ぜひエイミーさんって呼んでね!」とのお言葉に、会場が和む場面もありました。
『自分の思考と行動で、世界をより良い場所にできると本気で信じる人を増やす。』
を掲げる武蔵野EMCでは、学生一人ひとりの“自らの想いと倫理観に従って、失敗を恐れずに挑戦する力”を育むことに重きを置き、起業家マインドを実践的に学べるユニークなカリキュラムを展開しています。
スタートアップ経営者やNPO創業者などをはじめとする実務家が教員として参画し、学生の成長に伴走。学生は、1年次は全員寮で仲間との共同生活を行い、学びと対話を通じて自らの人生をかけて挑戦したいことを発掘していきます。
▼武蔵野EMC について
▼寮生活の様子(音声が流れます)
2025年3月には、第1期卒業生を送り出しましたとのこと。卒業生の皆さま、改めてご卒業おめでとうございます!
企業に勤める人、起業する人、進学する人、所属という選択をしなかった人…。全員が自分のやりたいことに目を向け、社会人として自由な一歩を踏み出しました。第1期卒業生たちが、どのような道を歩んでいくのか。今後がとても楽しみです。
続くトークセッションでは、3つの大きなテーマを用意。落合さんと奈良に加え、東大IPC 小澤さんもお招きして進行しました。
「キャリアは必ずしもまっすぐじゃなくていい。自分にとって充実したキャリアを見つける方法。」
まったく異なる3名のキャリアを徹底比較。「キャリアの決め手」や「チャンスを掴むために意識したこと」について、それぞれのキャリア観を交えて語っていただきました。
「起業する or しない?どんなキャリアにも活きる、起業家マインド。」
選択肢が多様化する中で、落合さんは起業を選択し、小澤さんはスタートアップ企業を支援する立場にいらっしゃいます。お2人には、「自分にとっての正解の見つけ方」「起業家マインドが活きる場面」について、異なる立場から語っていただきました。
「仕事・キャリアにおける悩みを、真剣に議論する。」
参加者から寄せられた仕事・キャリアにおける悩みに答えていきました。時間の関係ですべての質問にはお答えできませんでしたが、登壇者の率直な考え方やアドバイスが語られました。
東大IPC がまだ10名以下の組織だった頃に入社した小澤さん。東大IPC への入社の決め手はともに働く仲間だったとか。
「どの会社に勤めるか以上に、そこで誰と何をするのかを大切にしていた。」ということで、仲間になる社員のことを深く知るために、時には選考の段階での社員との面談機会を増やしてもらえるよう依頼していたそうです。入社前から、企業の中で働く人たちとのコミュニケーションを大切にしていたことがうかがえました。
「仕事は必ずしも自分の意思に沿ったものばかりではないけど、業務が増える=期待が増えているありがたいサイン。会社のゴールに共感し見据えて取り組みながら、自分も楽しめるよう考え工夫していた。」という仕事にまつわるアドバイスもいただきました。
そして、現在の東大IPCの人材支援の取り組みは、小澤さんの入社後の働きかけにより立ち上がった背景があるのだとか。とても印象的なエピソードでした。
「社会を真の意味で良くするのは、教育でも制度でもなく“人”そのもの。」という落合さんの言葉も印象的でした。
「人が生き生きしていれば、どこでも花を咲かすことができる。武蔵野EMCにジョインした時、正直に言うと収入は下がったけど、私自身がワクワクしてコミットせざるを得なかった。ココロオドルヒトを世界中に増やしていきたい!」
と、笑顔でお話しいただきました。
参加者は時折深くうなずくなどしながら、会場は真剣な雰囲気に。
「人は流動的なので、企業選びにおいて“誰と働くか”以外に重視しているポイントは?」といった質疑応答も交わされるなどして、大盛況のうちに終了しました。
シゴトでココロオドルための Wantedly 活用術 についてお話ししました。
いくつかの機能を備えた Wantedly ですが、中でも自己理解を深めるためのプロフィール・性格診断機能について、企業理解を深めるためのカジュアル面談についてご紹介。もし気になる方がいれば、以下の記事をぜひご覧ください。
▼プロフィールの作り方 基本編
▼性格診断
最後は懇親会です。登壇者やウォンテッドリーのメンバー含めた全参加者が、フード・ドリンクを囲みながらカジュアルに語り合いました。
「今のキャリアのままで良いのか悩んでいたけど、今日からちょっと動いてみようと思いました。」
「“自分の人生を自分でデザインする”という言葉を、これから意識していきたいです。」
「まだイメージが湧かないけど、いずれは起業したい。今日の話が、挑戦したいと思うきっかけになった。」
そんな声が各所から聞こえ、会場は温かく、前向きな熱気に包まれました。
落合 絵美 さん
人生の主人公はあなた自身。様々な登場人物や外的環境がある中で、喜劇にするか、悲劇にするか、すべてあなたの自由です。正解はありません。
私は生涯ココロオドル人生を歩み、私の周りにいる人たちにもココロオドル生き方を広めたいです。ぜひみなさんも、ご自身の人生を歩んでください!
小澤 彩織さん
どこで働くかよりも、そこで誰と何をするかが重要だと信じています。
(自戒も込めて、)忙しいとつい忘れてしまうのですが、時には立ち止まって「本当にやりたいこと」をじっくり考えてみる時間も無駄ではありません。自分だけで考えて見つからなければ色々な人に会ってみて話してみると見つかるかもしれません。後から振り返ったときにその時が人生のターニングポイントになっているかもしれません。
このイベントや記事が、皆さんの仕事人生に少しでもお役に立ちますように願っています!
奈良 英史
参加いただいた皆さんありがとうございます!
自分の心に素直になることは、個人的にも生きる上で大事にしているテーマだったので、お話を聞きながらとても共感していました。
自分の心の動きって意外と捉えづらいですよね。自分が何が嬉しくて、好きで、嫌いで、に向き合う。武蔵野EMCではそれを実現するプログラムがあるのが素晴らしいと思ったのと同時に、社会人にも必要なことかなと思いました。
ぜひ皆さんにとって一つでもココロオドルキャリアを歩むヒントが得られる場になっていたら嬉しく思います。
キャリアについて語り合うイベント「Startup Career Academy」は、実はウォンテッドリーにとってもはじめての試み。最終的に、ただの起業セミナーでも就職イベントでもありませんでした。
キャリアに正解はない中で、失敗し迷いながらも歩みを止めない。そうすれば、自分の人生は、自分の意思でいくらでも良くできる。このことに、参加者をはじめこのストーリーを読む皆さまが気づき、全員の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
もし今、キャリアに迷っている人がいたら…。ぜひ、「起業家マインド」で検索してみてください。
あなたの“ココロオドルキャリア”は、きっとそこから始まります。
そして Wantedly は、“働くをもっと前向き”にする存在でありたい。あなたの“ココロオドルキャリア”を生み出す存在として、さらにアップデートしていきます。