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アルバイトと長期インターン、両方経験して見えてきた「私のやりたいこと」

インターンシップや就職活動を通じて、新たな自分を見つけた大学生に密着していく「New ME!〜自分らしい就活〜」シリーズ。

第2回目の今回は、上智大学4年生のUさんに密着。現在、マネーフォワードケッサイ株式会社とウォンテッドリー株式会社の2社で長期インターンをしているUさん。インターンを通して得られた経験と自身の成長、そしてなぜ長期インターンを選択したのかを聞きました!

自分の興味を見極めるために始めた、「長期インターン」

ー長期インターンを始めたきっかけを教えて下さい。

インターンをやろうと決めたタイミングは、就職活動を意識し始めた大学2年生の終わり頃でした。両親が金融業界に勤めていて、以前からお金の可能性やその挑戦の幅に興味があり、もっと実務に近い場所で知識を蓄えたいと思っていました。
知識を蓄えることで就職活動時の選社軸を具体化できるし、自分が本当に金融に興味があるのかを見極めたかったんです。

また、自分が文学部所属なこともあって、金融業界を志すにあたって不足していることも沢山ありました。もちろん自分で勉強することも可能ですが、実際にビジネスの場所に飛び込むことで得られる知識を身につけたかったので、長期インターンという選択肢を選びました。

ーインターン先はどうやって探していましたか?どういった軸で選んだのかも教えてほしいです。

Wantedlyで探しました。「長期インターン探しにおすすめアプリ◯選」みたいなサイトで、なんとなくアプリのアイコンが気に入って使い始めたのがきっかけです(笑)使い始めたら、FinTech系のインターンで絞って検索もできて、組織の文化や温度感も想像しやすく載っていたので、Wantedlyで探すことにしました。
インターン先を探す軸としては、まず有給であることが前提でした。アルバイトから切り替えるっていう想定で私は考えていたので、しっかり長期で働くことができて、かつ、お給料をもらうという責任を感じながら働きたいと思っていました。

マネーフォワードケッサイへ応募した理由は、純粋な募集に対する興味で選びました。
インターンの募集を見たときに、ウェブライター、SEO対策マーケター、インフルエンサーマーケティングみたいな募集って意外とたくさんあるんです。ただ、金融に携われるコアな業務でいうと、私の見た範囲では多くなかったのでかなり絞られていました。マネーフォワードケッサイでは、インターンでありながら、根幹のBtoBの業務に携わることができると書いてあったんです。実際にカジュアル面談でお話をした際は、「我々のビジネスに関する色々な知識を蓄えつつ、Uさんのやりたいことに挑戦できる環境だよ」と言っていただいて、純粋に頑張ってみたい気持ちが湧きました。ここでご縁をいただけるなら、やってみよう!って勢いで決めました。

ウォンテッドリーのインターンは、大学4年生になる頃に始めました。マネーフォワードケッサイでは経験していない分野のことを、新しい環境で身につけたいと思ったのがきっかけです。実際に今は、コンテンツ制作やマーケティング施策に携わらせてもらっており、マネーフォワードケッサイとはまた違った領域に触れることができて刺激的な日々を送っています。

長期インターンとアルバイトとで異る、「自分事感」の大きさ

ー2社でインターンを経験する中で面白かったこと、頑張ったエピソードを聞かせてください。

マネーフォワードケッサイでは企業の審査業務に関わる部分に取り組んでいるのですが、専門性の高いコアな業務に関わることで、金融への知識を深めるという目標の達成に近づけたと思っています。かつ、絶対的正解がない業務なので、そこに対して最善を尽くして考えることに面白みを見つけながらできたなと思っています。

リーダーに任命いただいてからは、より一層、審査業務だけではなくオペレーションの効率化・インターン生の採用業務・メンバーのマネジメントまで、色々なことに取り組ませてもらう中で社内の色々な人と関わりビジネスの素養について身につけることができました。ただ、チームメンバーみんなが一緒のゴールを目指すことって難しいな、と一時期悩んだこともありました。今も解決しようと頑張っている最中なのですが、1on1でそれぞれがインターンをやる理由を聞いて、頑張る意味やミッションをできるだけ共有できるように心がけてやっています。

ウォンテッドリーのインターンでは、新規事業のマーケティングという新しい領域の中で、顧客の状態や心情を想像して検証することの難しさをひしひしと感じながらも、頑張っています!

ーアルバイトも長期インターンも経験してみて、Uさんの中でその違いはなんだと思いますか?

アルバイトもインターンも働いた時間分の報酬をいただいて働くところは根本一緒だと思っています。インターンのほうがすごいみたいなイメージもなく、アルバイトでも裁量を持って働けたり、店長などの責任あるポジションの経験もできると思っています。

それを踏まえて私の経験で話すと、アルバイトはお客さんに近い位置で直接関わる場を経験するのには最適だと感じる一方で、現場の一部のオペレーションにしか関われないという印象でした。
反対にインターンでは、自分たちのビジネスやサービスを使ってくださるお客さんを想定し、「こうしたら嬉しいだろう」ということを広く考えるイメージです。能力次第で、自分が動かしていける範囲が広がるにつれて、成果もますます求められるので、責任感や仕事に対しての「自分事感」は明らかに違います。

とりあえずやってみる!長期インターンで手に入れた行動力という武器

ーインターンを経験してみて、自分自身に大きな変化はありましたか?

「とりあえずやってみる人」になったと思います!知識が無い中で頭を悩ませてなかなか進まなかったり、自分がタスクを持ちすぎて溜め込む事が多かったのですが、一通り考えてわからないときは一旦やってみる、誰かに聞いてみる。とにかく行動を起こすことで、見えるものがあることに気づきました。

私、実は内気ではないですけど、受動的な側面が強かったんです。実際、1年生の終わりぐらいに受けた16Personalitiesでは擁護者でした。それが、3ヶ月前ぐらいに調べたらエンターテイナーっていう、楽しげな人に変わっていたんです(笑)自分がやることで何か変えられるんだってインターンで経験した事で、自分に自信がついた部分が大きかったんだと思います。楽しんで、前を向いて、とにかくやってみようっていうメンタルに変わったのが一番大きな変化でしたね。ちなみに、Wantedlyの「新・RPGジョブ診断」では妖精という結果でした♪

ーUさんがインターンで得られたものってなんですか?

何より、色々な人と関われたことです。大学もバックグラウンドも違うインターン仲間は今後も大切にしていきたい繋がりですし、会社の先輩方には普段の業務の関わりだけでなく、将来に関する色々な相談事を聞いてもらい、様々な意見や考え方を吸収させてもらいました。自分が尊敬できる方や、こんな人と働きたいなと思える出会いもありました。

また、自分のファーストキャリアに対して、力をつけつつやりたいことに挑戦できる環境、手を挙げられるような環境がいいなと思い始めたのは変化だなと思っています。それが就活に影響して、色々なことに関われる機会が多い成長フェーズにある企業さんを中心に見ていました。インターンをやってみて、キャリアというか、自分の好きな働き方に気付けたのも大きかったです。

ーインターンを始めてみたいけど不安...と思っている学生の皆さんに伝えたいことはありますか?

もちろん私も最初はたくさんの失敗をしていました(笑)例えば、敬語や会社の仕組み、そういった前提知識がまず全然自分にはありませんでしたし、社内コミュニケーションがなかなかうまくできなくて上長にフォローしてもらったり、すぐ助けてくださいってメンション飛ばしたり。

恥はかくもの!と思い切ってみたらそこまで不安は感じなくなりました。

どうしても知らないことは知らないので不安に思うことなく、そこから得た気づきを積み重ねていってその分頑張ればいいと思っています。わからないことは全部教えてもらって自分に蓄積していくことが、学生が一番できることなんじゃないかなと思いますね。

ー最後に就活を頑張る後輩たちへメッセージをお願いします!

就職活動、ひいては人生には絶対的正解がないと思っています。「新卒で入る会社」はひとつしか選べない中で、A社を選んだ自分とB社を選んだ自分、またはその他の人生を選んだ自分を比較することはできないですよね。未来の最善を知ることができないのであれば、「自分の選んだ道を正解にする」しかないと私は思います。
その時納得できるベストな選択肢を選ぶために、何を考え行動し挑戦するかは人によって違います。漠然と不安だったり何か行き詰まった時に、何かしら挑戦してみることに損はないと思っていて、私はそれが長期インターンでした。

大学生の期間は、自由に使える時間が多いです!授業以外にも、アルバイトだったり、インターンをしたり、海外に行ってみたり...とにかく色んな時間の使い方ができます。時間はあっという間に過ぎ去るので、とにかくその時間を自分最大級に使いこなしてほしいです。
私自身も学生なのでこれから社会に出るまでどうなるか分からないですが、ココロオドル働き方をするために、これからも頑張っていけたらと思います!

編集後記✍

「恥はかくもの」と言い切ったUさん。かっこよくいたい、失敗したくない気持ちが強くて、なかなかインターンへの一歩を踏み出せない学生が多い中で、いい意味で学生という自分の立場を使いこなせていると感じました。まだ社会人歴の無い自分は間違えてもいいから先輩に教えてもらおう、きっとどうにかなる、ぐらいの気持ちが長期インターンを続ける上で大事なんだなと思わせてくれるインタビューでした。

今回のストーリーを見て、就活を頑張る大学生のみなさんの背中を少しでも押すことができたら嬉しいです。それでは次回の「New ME!〜自分らしい就活〜」シリーズもお楽しみに!

▼「New ME!〜自分らしい就活〜」#1 

ただ内定が欲しかった。NNTだった僕が1年間休学して掴んだ「本当にやりたいこと」 | Wantedly User Interviews
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