こんにちは!Wantedly CFOの吉田です。
ご縁に恵まれまして先ほどこちらのカンファレンスで登壇させて頂きました。
経理・会計業務における「デジタル化」「自動化」がテーマです。つまり、私の大好物です。
とはいえ、他に登壇される面々は明らかに自分よりこの領域で経験豊富な方々…。
一般社団法人日本CFO協会 専務理事 事務局長 谷口 宏 様
「デジタルテクノロジーで経理・財務部の働き方はどのように変わるか」
トランスコスモス株式会社上席常務執行役員 小野 敦史 様、ビジネスデベロップメント統括部 副統括部長 加藤 弘毅 様
「デジタル時代の経理・会計部門の役割とオペレーションモデル」
PwCあらた有限責任監査法人 システム・プロセス・アシュアランス部 パートナー 宮村 和谷 様、マネージャー 米山 喜章 様
「業務自動化と内部統制 ~RPA/AI等のメリットを最大限享受するために~」
ウィズリッジ合同会社 代表社員 兼 CEO 大山 祐之 様
「BlackLineによる決算業務の高度化 ~世界に見る先進的FCPMソリューションの紹介 ~」
アフラック生命保険株式会社 コーポレートIT室長 日下部 淳 様
「会計プロセスのデジタイゼーションとデジタリゼーション ~真のファイナンストランスフォーメーションはいかにして実現するか~」
こちらが登壇内容です
私はこの中で、BlackLineという経理業務自動化ツールの「導入事例を話す枠」でした。それだけだと簡素すぎるので、BlackLineが提唱している「モダンファイナンス」というコンセプトを題材にしつつ、他の方々と別アングルから言いたいことを言ってみることにしました!
開発に関わっていない身でDevOpsという門外漢な領域を引き合いに出すのはなかなか怖いのですが、コーポレートにおいてエンジニアの考え方が援用できることって多いと思います。DevOpsという概念に学べることはたくさんあると思うんですよね。
ということで、理解が違うんじゃない?的なツッコミも含めてご意見いただけるとありがたいです!
スベりまくるかなとビビってたら、発表中にスライドを写真に撮ってくれてたり、カンファレンス後に話しかけてくれるおじさま方が結構いて嬉しく思った次第です。
みんな言ってることは同じだった
他のスピーカーの方のお話も、切り口や語りのテイストは異なるものの:
- ツール導入やRPA利用は良いけど、まず業務プロセスの見直しから
- ツール使うならちゃんとツールに業務を合わせよう
- それでも自動化・効率化できない残った部分でRPAの活用を考えるべき
- 監査法人も自動化やRPA導入を否定してない(監査法人内でも使ってるし)
- 業務プロセス変えられないと思い込んでる人いるけどそんなことなくて、法律ですら変えられることもあるから諦めずに変えていこう
- HOWやWHATの前にWHY(なぜこういうプロセスになっているか、何が目的か)から考えるのが大事
などなど、やっぱりそうですよねと思える内容ばかりでした。大企業の方や大企業と対面している方であっても、重要と考えているポイントに自身とあまり乖離がなかったのは励みになりました!
日本の経営管理領域も自動化がトレンドに
今回弊社が導入しているBlackLineは米国の上場企業で、経理業務の自動化ツールを展開しています。会計ソフトではなく、照合作業や関連ワークフローといった財務会計の周辺領域の自動化というのがユニークで渋いところです。
BlackLine Investor Presentation – September 2018
いよいよ日本でも法人を構えて本格展開とのことで、ここからが楽しみですね!弊社もまだ使い始めて間も無いので、活用の幅をさらに広げたいところです。
ここ数年のAIのバズワード化やRPAブームはいろんな見方があるとは思いますが、経営管理の領域においても自動化を進めるのが当たり前という機運が高まっているのは良いことですよね。弊社も積極的に取り組んでいきたいと思います!