秋山 雄太 │ マーケティンググループ CRM部 マネージャー
大学卒業後、日立グループのコンサルティング会社で製造業やIT企業の新規事業開発、サプライチェーン改善、組織設計などに携わり、5年間コンサルタントとして幅広い業界を経験。
その後はSaaS企業で新規プロダクトの立ち上げにプロダクトマネージャーとして参画し、さらにサービスロボットを扱うスタートアップでは事業開発マネージャーとして、営業からCSまで「なんでもやる」立ち上げ~成長フェーズを牽引。
「ロボット業界から八百屋へ」── 未経験でも惹かれたベジクルへの入社理由
ロボット業界から青果流通というまったくの未経験領域へのキャリアチェンジでしたが、もともとレガシー産業の仕組みを変えたり、DXすることをキャリアのテーマにしていたので、その仕事軸がベジクルとばっちり合い入社を決意しました。また採用面接では、代表の池田が持ってきてくれた「みかん」がとてもおいしく感動したエピソードもあり、現場を持つ企業ならではの面白さにも強く惹かれました。
「ゼロからCRM部を立ち上げ」── 仕組みと文化を育てたチームづくりの舞台裏
入社後すぐにCRM部を立ち上げ、現在はマネージャーとして10名ほどのチームを率いています。CRM部の役割は、さまざまなチャネルを通じた既存顧客とのコミュニケーションによる関係性の深化、顧客からキャッチした情報をもとにした社内各部署との連携⇒カイゼン、新サービスのご提案、これらを通じたLTVの最大化など多岐にわたります。
チームマネジメントで大切にしているのは「仕組み化」と「柔軟性」のバランスです。マニュアルを整備し、新しいメンバーでも早期に一定の品質で対応できるようにしつつ、スタートアップならではの変化には柔軟に対応できる余地を残すようにしています。
立ち上げ当初に最も苦労したのは、CRMに必要な情報基盤、そしてその文化が全くない状態からのスタートだったことです。顧客情報は社内に散在し、コミュニケーション履歴も残っていない。そんな状況の中で、必要な情報は自ら社内へ取りに行き、前職までの経験を活かして改善策を考えながら一つずつ仕組みを整え文化を醸成していきました。大変な部分も多かったですが、主体的に動ける楽しさがあり、また社内のメンバーが協力的で快く情報を共有してくれるため、改善に向けた取り組みを進めやすい環境だと感じています。
CRM部のチームも、立ち上げ当初は数名でしたが、業務拡大に伴い現在は10名規模へと成長。しかも全員がフルリモートメンバーです。フルリモートのマネジメントは自身にとって初挑戦でしたが、毎日ショートミーティングを設けて顔を合わせる機会を設けたり、内容に応じて通話やチャットを使い分けてコミュニケーションをとったりと工夫を積み重ねてきました。さらに、リモート勤務では現場の温度感が伝わりにくいため、毎週代表の池田にもミーティングに参加してもらい、現場の空気や商品知識を共有する仕組みを整えています。
こうした取り組みを通じて、今では「助け合いの文化」が根付くチームへと成長しました。ゼロからの立ち上げフェーズならではの苦労もありますが、それを楽しみながら、仕組みと文化の両輪を育てている最中です。
「最高の顧客体験をつくる」── 青果DXから食の未来を広げる挑戦
今後は「最高の顧客体験」をつくることを目指しています。
顧客の購買状況や行動履歴に基づき、最適なタイミング・手段でパーソナライズされた提案を行うことで、LTVを最大化していく構想です。
さらに青果卸で培ったCRMの仕組みを、青果以外(肉・魚・酒など)へ横展開し、ベジクル全体の顧客体験を進化させていきたいと考えています。
「変化を楽しみ、仲間を巻き込む」── 一緒に働きたい人の共通点
「変化を楽しみ、巻き込みながら動ける人」
当社の現場はまだまだ整備されていない部分も多く、計画通りに進まないことや、突発的な出来事が起こるのは日常茶飯事。でも、だからこそ「仕組みがないなら作ればいい」、「情報がないなら取りにいけばいい」と、自分から動き、仲間を巻き込みながら解決していく面白さがあります。そんな変化を前向きに楽しめる人には、ぴったりの職場です。