社内のエンジニア文化(技術に理解があるか、裁量があるか)
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技術に誠実な人が、誠実に評価される場所へ
① 経営陣に技術の理解があるか
当社の代表は元エンジニアとして開発経験があり、現在はPMとしてプロジェクトに関わっています。そのため、経営の立場にありながら、日々のプロジェクトや技術動向にも明るく、エンジニアの苦労や現場感を肌で理解しています。
「エンジニアが開発に集中できる環境を整えることが経営の役割」
そんな考え方が根づいており、現場にとって余計な手間が増えないよう、ツールやフローの最適化にも積極的です。
意思決定のスピードも速く、現場で「こうした方がいい」と思ったことが、そのまま経営判断として採用される場面も少なくありません。
② 裁量と責任のバランス
当社のエンジニア文化には、「任せる」という姿勢が根づいています。
年次や役職に関係なく、適性と実力があれば、若手が主担当を担うことも珍しくありません。
受託開発でありながら、要件定義・設計から開発・運用までを一貫して担当するスタイルが基本です。
ただし、「任せる」ためには、それに見合うスキルや信頼の獲得が前提です。
教育の機会の提供という理由で、未熟なエンジニアをクライアントの前に立たせるわけにはいきません。職場での成長は歓迎しますが、それをクライアントに負担させないことが私たちの責任でもあります。
「自分がやりたい」と思うことは大切ですが、やりたいことを任されるには、やれるだけの実力が必要。しっかりと勉強し、知識・経験を積み重ねることで、初めて現場での発言力や裁量が与えられます。その分、責任も伴いますが、だからこそ得られる裁量と成長機会は、大きなものです。
③ 技術選定の自由度・提案のしやすさ
技術スタックとしては、Laravel・Reactを中心としたモダンな開発環境を採用しています。
近年は、AIの進化によって開発支援ツールも急速に進化しており、
当社でも開発効率を高める目的で、新しいツールの導入には積極的な姿勢を持っています。
もちろん、セキュリティや運用の観点から、何でも自由に使っていいわけではありません。
そのため最近では、ツール選定のプロセスや導入基準の標準化にも取り組み始めました。
この取り組みは、トップダウンではなく、現場エンジニアの声をもとに進めているのが特徴です。
新しい技術やツールの提案は、むしろ歓迎される文化であり、それを標準化という形で全体に広げていくことにもつながります。
「自由に選ぶ」よりも、「良いものを選び、チーム全体で活かす」ための土壌が育ちつつある環境です。
④ キャリアパス:技術を極めるも、マネジメントを目指すもOK
「技術を極めたい」「PMや事業責任者を目指したい」
どちらの志向にも対応できるよう、当社では2つの成長パスを明確に設けています。
- 技術力や改善行動をベースにした スペシャリスト評価
- チーム推進や顧客折衝スキルをベースにした マネジメント評価
本人の意思とスキルに応じて、技術寄り・マネジメント寄りの案件や役割を柔軟にアサイン。キャリアの方向性が一方に固定されることなく、自分の強みを活かして成長していける環境を整えています。
また、当社は上流工程に強みを持つコンサルティング会社ではなく、技術で価値を届ける開発会社です。
そのため、PMやマネージャー職だけでなく、技術を追求するテックリード的なポジションも同じように重要視しています。
ご本人の志向に合わせて、自分らしいキャリアを実現できるようサポートする姿勢を大切にしています。
最後に:「技術に誠実な人が、誠実に評価される場所」へ
日々の開発の中で、着実に改善し、チームに貢献していける人が、きちんと評価される。
そんな、技術に対して誠実な文化が、当社のエンジニア組織を支えています。
経営陣との距離も近く、「こうした方がいい」という現場の声が、そのまま改善提案として形になる風通しの良さも特長です。新しい技術やツールの導入にも前向きで、現場からの意見をもとに社内標準化や効率化の仕組みを整備する動きも始まっています。
裁量があるからこそ、責任も伴います。
けれど、その責任をチーム全体で支え合える環境があり、個々の挑戦を後押ししてくれます。
「技術力をもっと発揮したい」
「実力に応じて、裁量を持って働きたい」
「自分の提案が、組織の進化につながる実感を持ちたい」
そんな想いを持つ方にとって、きっと居心地のよい場所になるはずです。