大人の修学旅行もとい2025年決起会を全力で開催した話 | 社内イベント
こんにちは!バニッシュ・スタンダード(以下、バニッシュ) 採用担当の大熊です。突然ですが、みなさん最近旅行、行ってますか?この度、バニッシュでは「大人の修学旅行」と題して、箱根一泊旅行を兼ねた決...
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主力事業である「STAFF START」を軸に着実な成長を遂げているバニッシュ・スタンダード(以下、VS)。事業の成長を支えるべく、積極的に採用活動を行っています。
今回は、2025年3月に入社し、Devユニット(以下、Dev)でフロントエンドエンジニアとして活躍中の長谷川 徹(以下、とーるさん)にインタビュー!VSへの入社の決め手や、入社前後のギャップなどを語っていただきました。
長谷川 徹(はせがわ とおる)
大学卒業後、約5年間のフリーター期間を経て、Webエンジニアに転身。2社でフロントエンド開発を主に担当し、その後は株式会社 Save MedicalにてフルスタックエンジニアとしてTypeScriptを中心に開発業務を行う。 開発業務以外では、技術共有、スクラムの教育・指導、社内ワークショップの企画を通じて、チームの成長と生産性向上に貢献。2025年にVSにジョインし、現在はDevにてフロントエンドエンジニアとして活躍中。趣味は筋トレ、アプリ開発、動画鑑賞、読書、ゲームなど多岐に渡る。
(聞き手:Corporate Design・大熊 彩乃)
ーー本日はよろしくお願いします!さっそくですが、まずは入社前の転職活動をしていた頃に立ち戻って、なぜVSを選んでくださったのか教えてください!
とーるさん:色々悩みはしたのですが、選考を受けていたすべての企業のなかで一番「一緒に働く人の顔が思い浮かんだ会社」がVSでした。個人的にこのポイントが最も大きかったですね。選考期間中、面接だけでなくオフィス訪問の機会もいただいたんですが、エンジニアだけでなく色々な部門のメンバーにも声をかけていただき、色々お話ができたことがとてもよかったです。
僕自身、VSという会社に対して「誰のためのプロダクトをつくっているのか」がとてもしっかりしている会社だと思っていたんですが、選考を通じて様々な社員の方々と会っていくなかで「あのプロダクトを、この人たちと一緒につくっていくんだ」という意識がどんどん強くなっていったことを覚えています。
あとは、オファーレターをいただけたことがすごく響きました。あんな形でメッセージをいただいたのも初めてでしたし、選考を通じてお会いした人たちの顔を思い出しながら自分に向けてのメッセージを読んだときは結構グッときましたね。
↑内定候補者様に選考時に伝えきれなかったメッセージを改めてお伝えする「オファーレター」
ーーそう言っていただけると、とても嬉しいです!
とーるさんも、3月に入社されてからもう2ヶ月近くが経つんですね…!
とーるさん:本当にあっという間でしたね!選考を受けているときから、現場の課題感や雰囲気などもある程度教えていただけていたので、個人的にはあまり違和感などもなく、選考からの延長線という形で自然に業務をスタートできたのではないかと思っています。
ーー確かに、とーるさんの選考はエンジニアのメンバーを中心に色々な現場の悩みなどをすごく細かく話していた印象がありますね。
とーるさん:本当に色々なお話をさせていただきました。質問いただいた内容で覚えていることとしては…今までどんなことを経験してきたのか、当時使っていた技術やその選定理由というシンプルなものから、当時どんなことを考えながら自身のキャリアを選択してきたか…という振り返りまで幅広くお話ししました。
あわせて選考中にお伺いした現場の課題感としては、そもそもフロントエンドの専任者が不在で、フロント領域での専門性の高い人材が必要であること、技術的な負債が溜まっていて、主体的に負債解消に向けて動ける人が欲しいことなど、率直に話をしていただきましたね。
技術的な負債に関しては、レガシー的な技術がまだ残っていて、リプレイスなどの改善に向けた取り組みにもポジティブに向き合っていけるかどうか、という点もすり合わせをしたのですが、即答で「はい!」とお答えしたことを覚えています。もともと、前職でも技術的な課題や仕組み的な課題の解決の両方に携わっていたので、今までの経験が活かして貢献できるのではないかという点でフィット感を感じていました。
ーー選考中も開発組織内の課題感についての解像度が高い状態だったとのことですが、入社してみないとわからなかったことなどはありましたか?
とーるさん:開発を進める際の関連情報を探す時に少し苦労することが多い、という点は入社してみて初めて気づいた課題かなと思いました。VSではタスク管理ツールとしてJiraを利用しているのですが、チケット内に関連情報のリンクがなかったり、一つひとつの情報の関連性がわかりにくかったりすることが多く、ちょっとした一手間がかかりがちなところがあることに気づきました。
小さなことではありますが、このままだと属人化が進み、より大きな問題に繋がりかねないポイントだと思うので、早いうちに情報を集約し、必要な人が必要な情報に簡単にアクセスできる仕組みを整えていきたいですね。
こうしたケースは、誰か個人のやり方に問題がある、という話ではなく仕組みの問題だと思っています。Devというひとつの組織のなかで解決するのではなく、もっとプロダクトサイド(デザイナーやPOなど)を巻き込みながら、よりよい形に改善していきたいと考えています。
ーーVSという会社に抱いていたイメージなどはいかがでしたか?
とーるさん:オフィスを構えている「原宿」という土地柄もあり、おしゃれな人たちが働いている会社というイメージがありました。個人的にスタートアップってクールでビジネスライクなイメージがあって、VSもそうだと思ってたんですよね。オフィスにお邪魔するまでは、わりとみなさん、自分のペースで黙々と仕事をしているんだろうなぁ…って思っていました。
実際に入社してみて感じたのは、思っていたよりもずっと会話と笑顔が多い会社だったということですね。仕事を進めていくうえでの対話もすごく多くて、黙々と1人でやっていくというよりは、みんなでプロダクトを作っていこう、っていう気概をとても感じます。イベントなどを通じてもすごくみんな話しかけてくれますし、意外とお話好きな方が多いのにびっくりしました!
ーーへぇ!最初はビジネスライクなイメージをお持ちだったんですね!そんなシュッとした(?)感じのスタートアップだと思っていただけてたなんて…。笑
とーるさん:今思えば、VSという会社というよりも、オフィスの場所とか個人的な「スタートアップ」のイメージにだいぶ引っ張られていたなと。笑
僕自身にとってはすごくポジティブなギャップに感じているんですが、お話好きな人が多いからこそ、脱線しがちなところは玉に瑕(きず)かもしれないですね!ミーティング中も話が止まらなくなっちゃって…みたいなことがよくあったりします。
一方で、助かるなぁと思っているのは、脱線してしまったとしてもストップをかけたり、本筋に戻そうとすると素直に受け入れてくれるところですね。おしゃべり好きだけど、ちゃんと話も聞いてくれるのがVSのみなさんの特徴かなぁ、と思ったりします。
エンジニアはフルリモートのメンバーも多いですが、テキストコミュニケーションも豊富ですし、対面で会えるときとか、飲みの席とかでもよく話します。自分自身が話していてもすごく楽しくて、どんどん饒舌になっている自分に気がつきます。趣味の話とか、ペットの話とか…。笑
ーー言われてみれば、ペットを飼っている方も結構多いですよね!
とーるさん:個人的に、この会社の働き方がいいなと思っているんですよね。僕自身も猫を飼っていますが、猫の体調が悪い時はリモートを選択できることが嬉しくて…。
VSはエンジニアのみフルリモートOKという形になっていますが、僕は完全フルリモートではなく、出社する必要があると感じたり、コミュニケーションとるために出社したいときはオフィスに行くようにしています。自分自身で出社とリモートの選択をコントロールできるところは地味ですが大切なポイントだと思います。「本来必要がないはずなのに出社しなきゃいけない」って、結構ストレスですよね。状況に応じて柔軟に働けるからこそ、ペットと一緒に暮らしている人にも自然にフィットするんじゃないかなと思います。
↑定期的な盛り上がりをみせるペット自慢チャンネル「club-pet」より
ーー働き方も含めて、VSに対してすごくフィット感を感じていただけていること、とっても嬉しいです!では、そんなとーるさんの目から見た「VSの文化」とは、どんなことだと思いますか?
とーるさん:そうですね、「失敗を恐れず、まずはやってみるというマインド」でしょうか。結果がどうなったかも大事ですが、例え失敗してしまったとしてもトライしたことに賞賛やリアクションがある会社だと感じました。
3月に行われた決起会や毎月のバリュー表彰という取り組みや、表彰されている方のコメント、その他にも有志で開催する輪読会など様々な活動を通して、そう感じています。
誰かを巻き込みながら何かアクションを起こそうとするときって、「うまくいかなかったらどうしよう」とか「参加してくれる人が集まらなかったらどうしよう」とか、躊躇してしまうことも多いと思うんです。
それでも、そうしたネガティブな気持ちを超えていけるのは、一人ひとりの「やってみよう!」マインドもあるとは思いますが、否定的な空気がないVSのカルチャーが後押ししてくれているような気がします。
ーー入社して2ヶ月弱。業務のキャッチアップからはじまり、課題の共有や、課題解決に向けたアプローチなど一通りご経験されてきたタイミングかなと思うのですが、そんななかでとーるさんが「わくわく」を感じた瞬間を教えてください!
とーるさん:僕はどちらかというと、やらなければならないことが出てきたり、難しい課題に直面したときにわくわくを感じるタイプで…。自分でなければできないことや、出せない答えがあると思うと、使命感を感じるというか、すごくわくわくします。
最近わくわくを感じたのは、Dev内での課題管理方法の見直しですね。直近、ユーザーストーリーマッピングについて学ぶ輪読会が社内で開催されたんです。輪読会自体は僕が開催したものではないですが、そこで学んだことを活かした開発課題の管理ができないかと提案してみたんです。
もともと、開発業務にあたっての課題管理方法については機能ベースで行っていました。たとえば「SNAP PLAY」機能の開発課題、とか「まとめ」機能に関する開発課題、みたいなイメージですね。
こうした管理方法でも問題ないといえばそうなのですが、「あれもこれもやらなきゃ!」がどんどん出てきて本来到達すべきゴールに辿り着けず不安になったり、優先順位を決めにくいという問題がありました。開発した機能が実際に使われるシーンがイメージしづらく、ユーザーの使用頻度などがわかりにくいため、結果として「何から着手すればユーザーはハッピーになれるのか?」がイメージできないからです。
これを解消するためには、まさに輪読会で学んだユーザーストーリーという考え方が有効なのでは…と思い、実践的な取り組みとしてDev内の開発課題の管理方法の改善を提案しました。ユーザーストーリーに紐づいた課題管理をすることで、「この開発を通して実現すべきものは何か」というゴールが明確になるし、別の開発課題が発生した時にも別のユーザーストーリーとして切り出すことで優先順位がわかるようになると思ったんです。
「やってみませんか?」と提案したあとは「すぐにやろう!」とトントン拍子に話が進み、実際に使いたい管理ツールの準備や権限の付与などもすぐに対応してくれました。提案に対して否定的な空気がないこともありがたかったし、入社して間もない立場であっても、すごく信頼してくれてるんだなと思って嬉しかったです。
ーーなるほど。改善すべき課題に対面したわくわくと、頑張りたい!という気持ち、2つのわくわくを感じた出来事だったんですね!
ーー最後になりますが、ご自身の選考〜入社体験を振り返って未来の仲間に伝えたいメッセージをお願いします!
とーるさん:まず最初に伝えたいことは「一緒にわくわくしながら、価値のあるプロダクトを作っていきましょう!」ということです。Devユニットには、みんなで価値のあるプロダクトを作っていこうという空気もありますし、僕自身もこれからもっと良くしていきたいと思っているので、ぜひ一緒に頑張りましょう!
ーーアツいメッセージですね!「価値のあるプロダクトをつくっていく」という目標に対して、現在困っていることや、力を貸して欲しいことなどあれば教えてください!
とーるさん:困っている点は大きく分けて2つあります。1つ目は、技術的な負債とどのように向き合っていくか。2つ目は、より価値のあるプロダクトを作るために必要な体制や仕組みをいかにつくっていくかです。
今回のインタビューでもお話しした通り、まだ一部レガシーな技術をつかっているコードなどが残っている現状があります。リプレイスも鋭意進めている最中ですが、どうしても一定の工数がかかってしまいますし、よって開発スピードが上がらない…という悪循環を生み出しかねません。
最近思っていることなんですが、いま僕たちエンジニアに求められているのは「一つの機能をつくる」という考え方ではなく、「サービスを作る」という広い視野なのではないかと考えています。
ユーザーに価値を感じていただくには、優れた機能を提供することはもちろん、オンボーディングの設計や、問い合わせに対するレスポンスの速さや質など含めた全体的なサービス体験の向上が大切だと思っています。
これは開発組織に閉じているだけでは実現できません。プロダクト部門やカスタマーサクセスなど、他部署との連携も必要不可欠です。ユーザーが抱えている課題や悩みを吸い上げ、適切な優先順位をつけ、スピード感をもって開発するという横断的な流れをいかに素早くまわしていくかが大切ですし、そのためにもDevは今ある技術的な負債を減らして、迅速に開発を進められる環境を整えていかなければなりません。そうすることで、「ユーザーにとって価値のあるサービス」を提供できるのではないかと思います。
長くなりましたが、僕自身、プロダクトに情熱を持ってくださる方、プロダクトを通して実現したいビジョンに共感してくださる方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています!
何かやらなきゃいけないことがでてきたときに、「俺に任せろ!」「やったるで〜!」と腕をぐるぐるしてくれる方にとっては、すごくいい環境だと思っています。一緒にわくわくしましょう!