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「魚を通して四季を感じる文化を守りたい」海外生活の経験を通して、日本の水産業を見つめ直しウーオへの参加を決めた話

銀行員からのウーオに参加という異色のキャリアを持つ澤田さん。
海外経験が長かったからこそ、外から見た"日本の水産業の良さ"を再認識し、自ら業界に飛び込んだ澤田さんのインタビューをご覧ください。

本日はよろしくお願い致します!
まずはこれまでのキャリアを教えてください!

前職は10年間、銀行員として働いていました。
数年単位で行っている業務が違うのでまとめると以下になります。

・1〜2年 : 個人あて資産運用業務
・3〜4年 : 中堅・中小企業あて融資業務 / 上海での日系企業支援業務
・5〜6年 : 国内企業あて海外進出支援業務 / 外国為替業務
・7〜8年 : ベトナムでの日系企業進出支援業務
・8〜9年 : 大企業あてコーポレートファイナンス業務
      ストラクチャード・ファイナンス業務
・9〜10年 : M&Aアドバイザリー業務

10年のうち、4年は出向しています。笑

若いうちからこれだけ出向されてると出世コースだと思うんですが…!
すごい興味あるんですが、なぜウーオに決めたか教えてもらって良いですか?

単純に「もの」を扱ってみたかったんですよね。

じゃあ、なんで有形商材を扱うとなった際に「魚」だったかと言うと、私は料理が好きなんです。

海外生活で毎日中国料理やベトナム料理を食べてると、どうしてもお寿司などの日本料理を食べたくなります。
でも現地で魚を食べると、あまり美味しいと感じられないんですよね。

私が勤務していた国は四季が無いわけではないのですが、通年同じような魚ばかりマーケットに並んでいる印象でした。
獲れた魚に対する処理方法や物流面も問題もあり、鮮度感そのものもあまり良くはなかったですね。

そんな毎日を過ごしていると、日本に居た頃はなんて恵まれていたんだろう、四季おりおりの魚を食べることができる環境がいかに貴重なんだろうと思うようになりました。

そんな理由もあって、もともと魚は好きだったんですが、帰国してから自分で魚を捌くようになり、色んな魚料理を始めて、改めて「むっちゃ魚好きだな」って実感したんです。

だから魚だったら、一生嫌いになることは無いだろうし、自分が仕事をする上で扱う有形商材は「魚」と心が決まっていきました。

また、コロナ禍で家にいる時間も増えて自分を見つめ直す時間もたくさんありましたし、10年経ったら自分の好きなことしようと決めていたので、その好きなことを「魚」に決めたという感じです。

海外生活あっての澤田さんならではのエピソードですね!数ある会社の中からなぜウーオだったのでしょうか?

異業種からの転職だったので、せっかくなら新しいことにチャレンジしている、新しいことを求める水産会社が良いなと思っていて、水産だけど水産っぽい事をしていない会社というか。
その軸で探しているとウーオに出会い、ご縁があったという流れです。

IT会社だけど前浜で実際にセリに参加していて、魚にコミットしているし、水産業の旧態依然の商慣習を変えたいという意思もありつつ、最終的には港に還元していくことを目指している会社だったので、私自身、その思想に共感できたのが大きかったですね。

水産業が衰退して「魚を通して四季を感じること」ができない未来になるのは嫌なんです。

日本人のアイデンティティってこの「四季」を通じて形成されている部分も多分にあると思いますし、食に関しては特にそうですし。

ありがとうございます!
ウーオに入社してから行ってきたことを教えてください。

はい、入社して10ヶ月ほどはUUUO BASEにて実際にセリに参加して魚の買付をしたり、出荷作業を行っていました。
その後、広島へ移動し、セールスとして主には新規のパートナー産地の開拓を行ってきました。

出荷拠点と本社で働く経験を持つ澤田さんですが、実際働いてみてどうですか?

魚のことはより好きになりましたね。
後は水産業って独特の部分も多いので、そこに慣れるまでは難しい、特に鮮魚を扱うのは難しいなという現実にもぶつかりつつという感じです。
(売れないと魚の鮮度はどんどん落ちていきますし)

ウーオに入って思ったのは、私と同じように他業種からの転職が多いので色んなメンバーが集まります。その中で、それぞれがストロングポイントとこだわりを持っているので素直に尊敬できるメンバーが集まっている所です。
自分の意見を聞いてくれるし、それぞれの分野の専門家であるみんなの意見を尊重する空気は良いですね。

今後こんな事行ってみたい、こんな世界観になってたら良いなを聞いてみたいです。

やはり魚離れが進んでいるので、買い物に行って「魚が欲しい」と言われるような魚に注目が集まる世界になってたら良いです。
ニオイがするからとか、後片付けが大変だから、捌くの大変だから「買わない」という選択になるのではなく、「ウーオの魚だから買いたい」っていう人達が増えていったら良いなと思います。

一見、手間になる作業もDIYやキャンプというエンターテイメントになっているし、魚料理は大変という「困る」の部分が、逆にクールでかっこよいよねっていう時流ができてくると良いなと思います。その要因の1つがウーオになれたら良いですね。

海外では魚の需要は高まっている一方で、日本では先細っているこの状況においては、生活者に目を向けることも、とても大切だし、必要なことだと思います。

最後になりますが、こんな人と働いてみたいを教えてください!

信念やロマンを持ちながらも、自分の考えに固執せず、時流に合わせて自分を変化させていける人ですかね。
最近の若者は〜という言うおじさんには自分もなりたくないですし笑
(ウーオの中ではおじさんの部類ですが笑)


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