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ユニオンテックには、個性豊かなメンバーが働いています。同じ職種でも、未経験の新卒で入社した人、多くの現場で経験を積んできたキャリア組とさまざま。今回は、転職3年目の里山 広忠と新卒3年目を迎えた中村 麟太郎が対談します。ワークスペースプロデュース事業部のデザイナーである2人は、この3年間どのように成長してきたのでしょうか? それぞれの視点から話を聞きました。
面接時から「風通しの良さ」を感じられた
―― ユニオンテックに入社した経緯を教えてください。
里山 僕は転職組。1社目はアトリエ系事務所で働いていました。その後、大手の設計・施工会社に転職したのですが、クリエイティブな仕事よりもサラリーマン業務が多いことにしんどさを感じてしまい……。もっと風通しが良い組織で、デザイナーとしてもキャリアアップできる会社を探していく中でユニオンテックと出会い、転職しました。
―― ユニオンテックが3社目ですね。当時の里山さんが考えていた「風通しの良い組織」について詳しく教えてください。
里山 当時の働き方は、グループ会社とのしがらみも多く、ユーザーに向けての提案というより、クライアントに向けての提案をしている感覚でした。デザイン経験がない人が上司になるなんてこともあったので……。これは組織の問題なので、自分ひとりで風通しを良くするのはなかなか難しい状況でした。
これは「大手なので仕方ない」と思われてしまうかもしれませんが、僕としては自分たちで勝ち取った案件で、自分たち主導で提案できるような仕事がしたかった。上下関係がフラットで、とことんデザインと向き合える、そんな風通しの良さを求めていました。面接で代表の大川さんと会った時「この会社ならいける」って感じられたんですよね。
―― 面接の時に「いける!」と思えたのは素晴らしいですね。中村さんは新卒で入社とのことですが、入社の経緯を教えてください。
中村 美大からの就活だったのですが、とある会社さんの最終面接まで進んでいたものの「本当に自分がやりたいデザインか?」と悩み始めてしまいまして。本当にギリギリまで悩み、改めて就活を考え直すことにしたんです。
―― えっ!?
中村 その時点で11月だったので、多くの企業で選考期間は終了。そんな時、たまたま募集を行っていたのがユニオンテックでした。導かれるようにといったら変な話なのですが、会社について色々と調べていくうちに、ユニークで型破りな感じが自分に合いそうだと感じました。
自分でもびっくりするような決断でしたが、今ではあの時の自分の直感を信じてユニオンテックに入社することができてよかったと思っています。
新卒入社1ヶ月で案件を任せてもらえた!?
―― 業務内容についても教えてください。
里山 僕も麟太郎も同じワークスペースプロデュース事業部に所属しており、デザイナーとして働いています。オフィス空間を中心としたチームで、主にデザイナーとPD(プロジェクトディレクター)が6〜7人体制で1チームとなって様々なクライアントさんとお仕事しています。
―― 新卒で入社した中村さんは、何年目から案件を任せてもらえるようになったのでしょうか?
中村 入社してすぐは先輩から色々と教えてもらいながらアシスタント的な位置で働いていましたが、1ヶ月後には小規模な案件を任せてもらっていました。
―― たった1ヶ月ですか!? めっちゃはやいですね!
里山 ユニオンテックでは「1日でもはやく一人前になってほしい」という雰囲気があるんですよね。一般的には1〜2年はアシスタントを経験して、そこから少しずつ慣れていきますが、現場から学んでいく方が本人にとってもいい勉強になるし、何より蓄積される経験値が違いますよね。
中村 大学の同期と話をしていても飛び抜けてはやかったですね。1年目から自分でレイアウトを引いて、デザインを考えて、お客さんとも話ができる。すごくありがたいと思っています。
―― お二人が日々デザインしていく中で心がけていることを教えてください。
里山 ユーザー目線を持つことは常に意識しています。オフィスデザインの場合、お金を出す経営者の意見に耳を傾けがちになるのですが、使うのは現場の社員さんたちや来訪するクライアントさん。誰に向けての空間かを意識しながら、「こういうのが好きだろう」「このテイストが合いそう」など想像を巡らせています。
中村 僕も里山さんと同じなのですが、最近とくに気をつけているのは「自分が気持ちよくなるデザイン」をしないことです。自分を過信しすぎない感覚というか、自分がかっこいいと思うテイストがお客さんが求めているものと異なっていると満足度にはつながりません。
お客さんが求めるデザインにどう近づけていくか? 自分の力をどこに向けていくか? その矛先をきちんと定めることは常に心がけている部分です。
―― ウェブや紙など他の業界のデザイナーとも共通した意識かもしれませんね。これまでに担当した案件で印象に残っているものはありますか?
中村 どの案件でも引き渡した時のお客さんの顔がニコニコで、本当に気持ちがいいんですよ。お客さんと一緒に作り上げていくように進められるので「ユニオンテックさんと一緒に頑張ってよかった」という感想もいただけます。
とある社員食堂のデザインを担当したのですが、完成後にその食堂で楽しそうにご飯を食べている社員さんの姿を見てすっごく嬉しかったんです。僕たちがデザインする空間は、しばらく残るものですし、使ってもらってこそ輝くと実感しました。
▲中村が担当したUnionTecのオフィス
里山 引き渡した後、たくさんの方から感謝の言葉をもらえるのはやりがいになりますよね。僕も関わった案件で、コンペに参加してくださった社長さんから「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたのですが、さらにその会社の担当だった人事の方に社長さんが「よく頑張ったな!」と激励されている姿を見て、なんかグッときちゃったんですよね。ユニオンテックの評価だけじゃなく、社員さんの評価にもつながったのはうれしかったです。
「はやく一人前に」その気持ちが成長につながる
―― どんな人がユニオンテックに合うと思いますか?
中村 新卒の立場だと“強さ”は必要だと思いますね。新卒って右も左もわからない、どうしても迷惑をかけちゃうことが多いと思うので、デザイナーという肩書きに憧れすぎずになんでもやる! バリバリ動く! 根性ともちょっと違うんですけど、探究心を持って前に進んでいける強さ、自分がやるんだという信念のような強さ、自分を鍛えていく力強さを持った方なら、ユニオンテックを楽しめると思います。
里山 確かに、新卒の場合は「はやく一人前になりたい」って前のめりな気持ちがある人の方がいいよね。案件数はめっちゃあるし、会社が成長している最中なので、外部のデザイナーさんと連携しながらどんどん進めている状況です。この環境でもやっていける強さは必須だと思います。
中途採用の場合は、「お客さんのために仕事をしたい」と本気で思っている人が合うと思います。
―― おおお! 素敵な視点ですね。「この仕事って誰のためなんだろう?」と疑問に思うことはほとんどないのでしょうか?
里山 そうですね。ユニオンテックならお客さんととことん向き合って仕事ができるのでやりがいも感じられます。やっぱり相手の顔を見て仕事したいじゃないですか。目の前のお客さんが喜ぶものを作るって、風通しの良い会社じゃないとなかなか難しいと思います。
―― 最後にこれからお二人が挑戦してみたいことを教えてください。
中村 じゃあ僕から! お客様がユニークで面白いデザインを求めているなら「麟太郎が適任だな!」と任せたくなるようなデザイナーになりたいと思っています。具体的には、お客さんや社内デザイナーから「こいつやるな」って言われたい。ただぶっ飛んだデザインを描くのは誰でもできることですが、お客さんの求めていることの延長で「そうきたか!」と思わせるためには、お客さんファーストなデザインじゃないとできないと思います。自分のスキルを伸ばしながら、挑戦していきたいです。
里山 ここ数年は、自分のデザインの幅を広げている感覚なので、これからは自分らしさを追求していけたらと思っています。自分自身は、以下の写真のような「没入できる空間」「世界観のある空間」が好きなので、この辺りを追求していきたいですね。
▲ 里山がデザイナーを担当したオフィス
―― お二人が関わった空間に行ってみたくなりますね。これからもどんどん挑戦を続けていってください。応援しています!