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こんにちは。広報の後藤です。
突然ですが、ユニファはICTツールの導入をゴールと置いていません。
保育者の皆さんが、子ども達との時間をより豊かにできるよう、いかに活用していただけるか、そこに伴走していきたいと思っています。
そうしたユニファの考えを象徴する取り組みが、保育者さん向けの「研修」です!
今回は「往還型ドキュメンテーション研修」という4ヶ月に渡る取り組みを担当したセールスマーケティング課の小林真子に話を聞きました。
プロフィール
小林真子 カスタマーサクセス部 セールスマーケティング課
2005年に大学卒業後、IT系の広告代理店でWEB制作に従事。3年後にプロモーションを担う代理店へ転職し、WEBマーケティングや展示会の設計、カタログ制作、営業など幅広く経験。その後、メディアレップ、医療系の人材メディア会社での勤務を経て、2019年にユニファに入社。セールスマーケティングを担う部署で、保育施設向けの研修の設計等を担う。漫画とアニメ、演劇鑑賞が大好きで、年間250冊以上は読破している
顧客が困っていることを中心に置いて、解決策を自由に発想できる。それが面白さであり醍醐味です。
これまでキャリアの半分以上を代理店で勤務していたこともあり、次は自社でプロダクトをもっていて、WEBマーケ以外にも幅を広げる機会があるところがいいと思っていた時にユニファを知りました。当時から独特なポジショニングでしたし、あらゆる手法を使って顧客との接点を作ったりコミュニケーションできそうだと感じてユニファへ入社しました。
入社してからは本当にいろいろやりました。展示会に参加したり、カタログやWEB記事、セールスツールを作成したり、今回手掛けたような往還型研修などの機会を提供したり。
アウトプットに正解はなく、私たちの大切なお客様である「保育者」の方々が何に困っているのか、それを中心に置きながら何を提供したらお役に立てるだろうと考える日々は楽しく、色々と試行錯誤しながら挑戦できるのでやりがいを感じています。
100名を超える規模でのワークショップ型オンライン研修。初めて続きでしたが、期待以上のものを提供したいと必死でした。
保育業界には「保育ドキュメンテーション」という教育思想があります。イタリアが発祥ですが、ごく簡単に説明すると「写真付き記録による保育の見える化」のこと。子どもの発達の様子を捉えることで、保育者同士で保育の振り返りができたり、それを保護者と共有することで保育園での子どもたちの様子や保育の方針を伝えることができたりと、写真を通じて得られた気づきが、保育の質を高めることにつながると言われている重要な手法です。
一方で、写真や動画を撮影しても保育の振り返りに活用できている保育施設はまだ少ないのが現状なんです。そこで、活用につながる実践的な写真ドキュメンテーションのノウハウを提供したいという想いがまずありました。また、外部研修でせっかく良いノウハウを持ち帰ったとしても、保育現場での実践につながらないともったいないので、外部研修と現場の取り組みの往還を繰り返す「往還型研修」という仕立てにしました。
コロナの影響もあり、毎月1回オンラインで実施しましたが、毎回100名前後の方が参加してくれました。オンラインで、かつ100名を超える方たちが参加したワークショップ型の研修は私も初めての経験。準備から当日のオペレーションまで結構大変でしたが、毎月回を重ねるごとに参加される方々の熱量がどんどん上がっていくのが体感できて、こちらは、期待以上のものを提供しようと必死でした。
「毎日の保育が楽しくなった」「職員同士で子ども達について話す時間が増えた」参加者の変化が、私のやりがいを育んでくれます。
毎回参加いただいた方にアンケートを取っていましたが、嬉しいことに9割以上の方が何かしらの気づきや変化を感じてくださっていました。今回はアンケート結果とフリーコメントの一部をご紹介します。
写真を通して子どもの想いを想像したり、次の活動にどう繋げたらよいか話し合えたり、職員間で、こどもについて話す機会が増えた。先生同士の考え方・保育観を知ることができた。
保育写真は記録だけではなく、子どもの姿や成長を読み取ることが出来ると学んだ。日々子どもの姿を写真に写しているので、職員や保護者とも共有し、子ども理解を深めたいと感じた。また、研修で学んだことを活かし、保育の中で新たな取り組みができ、毎日の保育がより楽しくなりました。
写真の撮り方や見方、職員で子どもの話をすることでコミュニケーションも取れ、1人の考えでなくなった分ドキュメンテーションの作成が負担と感じなくなりました。他の人から意見をもらう大切さを学ぶことができました。
こうしたコメントを読むと、改めて「写真を通じた語りが保育者の方のやりがいを引き出すんだな」って思えましたし、自分の仕事が保育者の方のモチベーションに影響するんだと気づけたことが、自分自身のやりがいにも火を点けてもらったような感覚です。
ユニファのことを「子ども達の育ちを見つめ・見守る仲間である」と思ってもらいたい。
私たちは、ルクミーというプロダクトを通じて、保育施設の支援をしていますが、その恩恵が最終的に子ども達へ還元されていくことを願っています。保育者の方々と立場は違いますが、子ども達の育ちを見つめ・見守っていく仲間であることに変わらないと思っています。
だからこそ、保育ドキュメンテーション研修のような直接ITに関わらなくとも、それが保育の質の向上につながるのなら提供していきたいです。
WEBマーケから手法の幅を広げたいとユニファに転職してきましたが、改めてセールスマーケティングは部署の垣根を超えてチャレンジしやすいと感じています。顧客目線を大切にしながら、思い切った挑戦したい人にとっては良い環境です。未来の子ども達へより良い環境を作っていくための挑戦を、一緒に仕掛けていきませんか?
保育者の方々に伴走し、100名を超える規模のワークショップ型の研修をひとりで仕切る小林の姿に改めてユニファの人達の熱量を感じることができた取材でした。ありがとうございました!