数字の裏にある価値”を届けたい。新卒でUNCOVER TRUTHに入社した僕が、スペシャリスト職として描く未来
「数字を見るのが好き」だった自分が、いまは“数字の裏にある意味”をクライアントに届けている──。大学時代の経験からデータアナリストという職種に興味をもったことがこのキャリアに進むきっかけに。UNCOVER TRUTH(以下UT)に新卒入社し、データアナリスト(分析のプロ)として活躍する米村さんに、これまでの歩みと、これからの挑戦について聞きました。
新卒で飛び込んだデジタルの世界とUTとの出会い
——学生時代はどんなことを考えて就職活動をしていましたか?
自己成長を軸に、データに関わる仕事を探していました。大学のゼミでマーケティングリサーチを通じて統計分析に触れ、データ分析はずっとやっていても飽きないと感じたんです。早期に活躍してフロントに立てることを重視し、コンサル系やメガベンチャー、そしてUTのアナリスト職に興味を持ちました。特にタイでSNS依存と購買行動の関係性を調査した経験は、データ分析への情熱を深めるきっかけになりましたね。
——UNCOVER TRUTHに出会ったきっかけと選んだ理由は?
ベンチャーに特化したエージェントからの紹介でした。複数の企業を検討する中で、UTの選考が進むにつれて「ここしかない」という確信が強くなっていきましたね。特に、UTがやっているデータ分析の種類と幅の広さに魅力を感じました。他の企業では将来的にアナリストになれる可能性を示唆されるだけでしたが、UTは「アナリストとして迎え入れる」と明確に言ってくれたんです。それが1番大きかったですね。あとは、面接の途中で小畑さん(現取締役)が突然オフィスを見せてくれたんです。新卒の自分に対して、ここまでウェルカムな姿勢を見せてくれたことに驚きましたし、風通しの良い社風を肌で感じることができました。
——新卒から現在に至るまで、どのようなキャリアの変化がありましたか?
入社後研修を経て、最初はGoogleアナリティクスを用いたウェブ解析のデータ抽出サポートを行っていました。半年後には企業へのデータ分析レポート作成を任されるようになりました。1年目の終わりには、企業の会議でデータの分析結果を報告するようになり、1年でここまで成長できたことに驚きましたね。2年目からはより高度な分析に携わるようになり、CDPを活用した案件にも挑戦し始めました。3年目、4年目になると、案件を一人で主導する機会が増え、PM(プロジェクトマネージャー)と協力しながらプロジェクトを推進するようになりました。この頃には「道筋を自分で立ててプロジェクトを進行する」という自主性が求められ、多くの壁にぶつかりながらも、周囲のサポートを受けながら乗り越えていきました。現在は5年目となり、自身の案件に加え、アナリストメンバーのサポートにも注力しており、「分析で困ったら米村」と頼ってもらえる存在にはなれているかなと思っています。
現在のデータアナリストのスペシャリスト職について
——専門性はどのように磨いてきましたか?
分析のプロとしてスキルを磨く上で、最も大切にしているのは「なぜだろう?」と、物事の事象を深く考える習慣です。そして、幅広い趣味を持つことも、分析力向上に繋がっていると思います。僕はBE:FIRSTやK-POPが好きでコンサートに行ったり、カードゲームをしたり、旅行も年間8回ほど行くほど多趣味なんです。様々な趣味を通して多様なユーザー体験をすることで、お客様のビジネスやユーザー像をすぐにイメージできるようになり、より精度の高い仮説を立て、分析を行うことができます。
——現在はどんなポジションで、どんな仕事をしていますか?
アナリストとしてデータ分析をメインに担当しており、データの設計基盤の整備も行っています。加えて、他のアナリストのフォローや、新しい分析手法の確立、社内への技術還元にも力を入れています。UTで初めてのスペシャリスト職として、分析の専門性を深める道を選びました。(スペシャリスト職とリーダー職のどちらに進むかは、本人の希望とマネージャーとの面談を踏まえ、最終的に決定します。)
——リーダー職ではなくスペシャリスト職を選んだ理由は?
管理職ではなく専門職を選んだのは、自身の「分析を極めたい」という強い思いがあったからです。入社のきっかけから一貫して、分析をやりたいという気持ちをもっていましたし、企業の成長を自分の力で成し遂げたいという思いもありました。なので、スペシャリストの道を選んだのは自然な流れでしたね。
—— スペシャリスト職としてのミッションについて教えてください。
UTではまだ取り組んでいない新しい分析手法を試行し、それを社内のアナリストチームに共有する役割を担っています。また、UT内で高度分析プロジェクトというのがあるのですが、そこでCDP(カスタマーデータプラットフォーム) を活用したレコメンデーションロジックの自社での実装プロジェクトをやっています。その活動を私がオーナーとして推進しています。社外でのセミナー登壇も積極的に行い、UTの分析力を対外的にも発信しています。
仕事の醍醐味/思い出に残っているプロジェクト
——特に印象に残っている案件はありますか?
2つあります。1つは、ある寝具メーカーさんのECサイト改善プロジェクトです。流入数が最も多く、売上を稼ぐべきLPの改善を担当し、改善率200%を達成しました。自分の分析が売上に大きく貢献したことが、とても印象に残っています。
もう1つは、アパレルブランドのCRM分析プロジェクトです。PMや他のアナリストメンバーと協力しながら、非常に難易度の高い分析に取り組みました。夜遅くまで作業することもあったのですが、最終的にお客様から「130点満点だ」と評価していただけた時は本当に嬉しかったですね。
——前述のプロジェクトで大変なことも多かったとのことですが、それをどう乗り越えましたか?
アナリストが成果物を作り、PMがディレクションするという従来の役割分担ではなく、PMとアナリストが一体となって成果物を磨き上げていく必要があったんです。PMに対して自分の意見を率直にぶつけ、プロジェクトを良くするためにどうすればいいかを真剣に話し合いました。その結果、コミュニケーションの質が向上し、チーム一丸となって課題を乗り越えられたことが、このプロジェクトの大きな成果でした。
——「この仕事、面白い!」と思った瞬間を教えてください。
自分が提案した施策が実際にお客様の環境で実行され、それによって実際にユーザーが動くことですね。これが、この仕事の最大の醍醐味だと感じています。
フルリモートとは全く感じないあったかい環境
——リモートワークでの1日の流れをざっくり教えてください。
毎朝15分ほど、アナリストチームで朝会を行っています。ほぼアイスブレイクのような形で、みんなで笑いながら一日をスタートさせるんです。この朝会がないと寂しく感じるくらい、チームにとって大切な時間になっていますね。日中はミーティングが中心で、PMや他のアナリストメンバーとの会話が業務時間の約7〜8割を占めています。残りの時間は、データ分析作業に集中して取り組んでいます。
——チームとのコミュニケーションはどのようにとっていますか?
コミュニケーションはSlackが中心です。雑談や情報共有も活発に行われており、リモートワークでありながらも、チームの一体感を強く感じられる環境です。みんなSlackを積極的に活用しているので、気になったことや発見したことがあれば気軽に共有できる雰囲気があります。集中したい時は集中し、みんなと話したい時は話せる。とても自由に働けています。
——一緒に働いているメンバーはどんな雰囲気の人たちですか?
UTのメンバー全体に言えることですが、みんな「青い炎を持っているタイプ」の人が多いですね。ガツガツと熱量を伝えるタイプではないですが、内に秘めた情熱やこだわりを持って仕事に取り組んでいる人ばかりです。一人ひとりが高いプロ意識を持っていて、とても働きやすいと感じています。
——UNCOVER TRUTHの魅力を感じる瞬間ってどんな時?
やはり「フラットな組織」であることですね。社長とも気軽に話せますし、上司や部下といった隔たりなく、誰とでも自由に会話ができます。風通しが良いという言葉では表しきれないくらい、働きやすい環境ですね。
——「フラットな組織」って実際どんな風に感じますか?
社長とも気軽に話せますし、上司や部下など関係なく、誰とでも自由に会話ができます。雑談も気軽にできますね。また、リモートワークであっても、やるべきことをきちんとやっていれば評価してくれる文化もありがたいです。実際に、北海道在住の社員がいたり、以前は別の地域に住んでいた社員がUTにジョインしたりと、リモートワークを活用して多様な人材が集まっていることもUTの魅力だと感じます。
これからの目標、そして未来の仲間へ
——今後どんなスキルや領域に挑戦していきたいですか?
新しい分析手法への挑戦をさらに加速させ、社内外に分析に関する影響力を広げていきたいです。UTが持つ分析力を世の中に広く発信し、その価値をより多くの人に伝えていきたいです。
——アナリストのスペシャリスト職としてどんなことを目指していますか?
分析で何か困ったら米村に聞けば大丈夫」という、チームの相談役としての役割を担うことを目指しています。アナリストチームの相談役として、メンバーのスキルアップに貢献していきたいです。新しい分析手法をチームに還元することで、アナリスト全体の分析レベルを引き上げていきたいですね。 UT自体が分析力を強みとしている会社なので、そこにさらなる付加価値をつけて、今ある価値をより伸ばしていきたいです。私の専門性を活かして、アナリストチーム全体の分析レベルを引き上げ、組織全体の成長に一層貢献していきたいです。
——どんな人がUNCOVER TRUTHに向いていると思いますか?
どんなことでも良いので、1つのことをとことん頑張ってきた人、突き詰めてきた人はUTに向いていると思います。好奇心を持って、自ら道を切り開いていける方であれば、きっと活躍できるはずです。
——「こんな人と一緒に働きたい」と思う人物像は?
好奇心旺盛で、興味を持ったことに自ら積極的に挑戦できる人ですね。あとは、やはり「青い炎を持っている内に情熱を秘めているタイプ」の人と一緒に働きたいですね。
——最後に、この記事を読んでいる未来の仲間へメッセージをお願いします!
UTの仕事に興味を持てる方であれば、きっと満足感を持って働ける環境だと思います。ぜひ、少しでも気になったらカジュアル面談をしてみてはいかがでしょうか?
趣味
グルメ巡りや国内旅行が趣味です。その他は、ゲーム、漫画、コンサートなどに行ったりします。去年は8か所旅行に行くことができました。リモートワークで働いていると、外に出る機会があまりなくなってしまうのですが、旅行などで緑豊かな場所や神聖な場所に行くと、とてもリフレッシュできます!
編集後記
米村さんのインタビューを通じて感じたのは、データ分析への並々ならぬ情熱と、常に学び続ける姿勢でした。新卒から一貫して分析の道を究め、UTの分析力を牽引する彼の姿は、まさに「プロフェッショナル」そのものです。リモートワークでありながらも、チームとの繋がりを大切にし、ユーモアを交えながら働く姿は、UTの風通しの良いカルチャーを体現していました。