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【新卒紹介】私が土屋を選んだ理由 Vol.14 千葉 香織『父の職人の姿を見て』

皆さま、こんにちは。千葉香織です。今回は土屋鞄製造所の新卒入社社員として私の学生時代や就活についてお話します!

神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科に所属していました。
地元は福島県郡山市出身で、趣味は本屋でぶらぶらすること、カフェ巡り、ドライブです!

            (アルバイト先の仲間と。写真右が千葉)

第2の故郷、中国との国際交流がきっかけで

とにかく目の前のことに一生懸命な学生時代でした。母が中国出身で、もともと中国への関心が高かったのもあり、高校生の時に地元・福島と中国の国際交流事業団体「あいでみ」に参加しました。

私は水質改善チームで、川の水を採取し、調査して、どんな施策を行うべきかを市の職員に発表する活動をしていたんです。


                (「あいでみ」の仲間と)

そこで私がプレゼンをした時に「千葉さんの思う中国の良いところはなんですか?」と聞かれ、「中国のy良いところは日本が大好きなところだと思います」と言った途端その場がざわついて、その感覚を今でもはっきりと覚えています。今までの概念を覆すことを伝えるって達成感があるなと感じました。それ以降はどういう風に伝えたら、いい印象を与えることができるだろうとは常に考えていますね。

現在、国際コミュニケーション学科に所属し、人への伝え方や関係性を中心に勉強していることにも繋がっているのだと思います。

職人である父の過酷な姿を見た幼少期

            (千葉の父。職人として商店街の看板を制作していた。)

私の父は職人で、八百屋やJAの看板をつくる仕事をしており、小さい頃から父の背中をずっと見てきました。自宅に工房が併設されていて、常にペンキの匂いがする環境だったんです。細々とものづくりをしていたのですが、ある日、大企業に父の仕事が吸収され、その会社で下働きする形になり生活が本当に苦しい時期がありました。父の周りの職人の中に生活がままならないことから、今まで握っていた道具がいつの間にかパチンコのスロットに変わってしまった.....そんな人も多くいます。

その辛い経験があったので、職人を助け、技術を表に伝えるということをしていきたいと思うようになりました。父を初め、素晴らしい技術を持った人がたくさんいるのでその人たちの力になれればと強く思います。

他の企業と何かが違った土屋鞄

職人の父の姿を見てきたり、あいでみで国際交流の活動をしたりして、伝える仕事をしたいという軸ができたので、初めはマーケティングやPRの会社を中心に選考を進めていました。上手に伝えて、人の心を動かすようなことをしていきたいと思ったんです。

しかし面接の時、「その人の人生が変えられるような伝え方をしたい」と伝えた時に人事の方が「結局のところ、数字だから」とばっさり切られることが多かった。「数字が動かないと心を動かすような事業も続かない」と言われ、私の向かっていきたい方向性と企業とのズレを感じていた矢先に声をかけてくれたのが土屋鞄でした。

当時は会社をよく知らなかったので、古典的でお堅いイメージがあり、面接もスーツで臨みました。そしたら人事に大笑いされて「うちの会社、そんなお堅くないから」と言われたんです。初めての面接で、自分が思っていた土屋鞄のイメージとの物凄いギャップを感じ、この会社面白いなと思ったのが第一印象でした。他の会社と何かが違うと感じたんです。

その頃は3社くらい選考を同時に受けていました。だからこそ他の会社と土屋鞄の面接の違いを物凄く感じていました。他の会社の面接がその人の能力だったりこれまで頑張った事を集中的に質問するのに対し、土屋鞄の面接はその人の性格や考え方、これからの未来の目標など人の本質的な部分を見ようとしてくれていたあたたかい面接だったと思います。

例えば、私のやりたいことや叶いもしなそうな夢を語っても「それを叶えるにはどうすればいいかな」とすごく親身になって考えてくれて、人の気持ちを大切にしてくれました。一次面接の時に面接官だった役員に「人を動かす上で大切にしている事はなんですか」と聞いた時に「動かそうとしてない。何をしたいのか聞いて手伝ってるだけ」と言っていたのを今でもものすごく覚えています。

面接で初めて人事の答えに感動した瞬間で、この会社で働きたいと思わせられる一言でした。そこから私は土屋鞄以外の入社は考えられない、と他の選考を全て切ってしまったんです。それを土屋鞄の人事に伝えたら、喜ばれると思ったのですが意外な反応が返ってきました。

「視野を狭めて欲しくない。もっと自分の人生を大切にして欲しい」とお叱りを受けたんです。その言葉を言われて、もっと好きになってしまうと思いました(笑)だからこそ、内定をもらった時は本当に嬉しかった。それに、私のずっとやりたかった職人の技術や日本の文化を伝えることを、土屋鞄なら実現できると思ったんです。

店舗への配属が決まったので、1人でも多くの人の心を動かしてファンをつくって土屋鞄を好きになってくれる人が増えるといいな、と思いますね。

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