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【CTO Message #7】記憶を失くすことができたら
Photo by Laura Fuhrman on Unsplash
筆者:田村 秀一(取締役/CTO)
おはこんばんにちは、田村です。
さて、タイトルの件ですが、仕事が大変だとかめんどくさいって当然ありますよね。
月曜の朝、記憶を飛ばして土曜の朝になってないかな〜みたいなことをふと思うのです。
以前、社内チャットツールの漫画チャンネルでも紹介したことがあるのですが、
アイリウム (小出もと基/講談社)
という漫画があります。
アイリウムは飲んで効果が出始めた時点から切れるまでの期間、記憶がなくなるという薬です。期間は薬の量でコントロールできます。
効果中、記憶がないということは、未来にタイムワープしたような感覚になるはずで、作中でもそのように描かれています。
ただ、記憶がないだけなのでその期間、自分は存在していつものように仕事をしたり、誰かと会話したりしているというわけです。
月曜の朝に薬を飲んで土曜に飛べたら…考えていたことが叶えられます。
楽だと思いますか?
私はめちゃくちゃ怖いです。
お酒を飲みすぎて記憶をロストしたときでさえ、失礼なことを言ってしまってないか、危ないことをしてないか、数日は大後悔時代(コーエイテクモ)です。
その薬を飲んでいる間は一応シラフ(その間に飲んだら酔うでしょうけど)。
しかし記憶はないのです。
楽しいことをワープすることはありませんよね。
苦しい、辛い、痛い、ネガティブな感情を避けるためにワープしたいと思うはずです。
でも、やはり私はワープしないと思いました。
本当にただ辛いだけの時間もあると思いますので否定するつもりはありませんが、そういったことを耐えてきた、超えてきたという記憶も大切なのだと感じたからです。
行きたくなかったけど行った。
やりたくなかったけどやった。
怒られたくなかったけど怒られた。
そういったことが、いつか成すことの礎になっているような気がするからです。
何回もワープを繰り返して取り返しのつかないラインまで歳を取ったとき、スカスカな自分に気づいたときは絶望です。
現実にワープはないと思いますが、日々をワープするかのように過ごすのは勿体ないことですよね。
楽しいことも苦しいことも、体験して記憶に残すことができた自分を褒めて、肯定しながら自信を持って歩んでいきましょう。
私も時折そんなことを思い返しながら、これからも頑張っていきたいと思います。
それでは聴いてください、Official髭男dismでコーヒーとシロップ−