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淺野です。ここ1ヶ月で2kgほどの増量に成功し、近所のジムに通い始めました。
さて、タイトルだけ読むと「啓発的な内容なのだろうか」とミスリードを招いてしまう可能性があるので最初にお伝えしますが、このブログは完全に「会社のメンバーで山登りをしてきました」というただの報告です。あらかじめご了承ください。
記憶を失くすほど酔っても操作できるのがGoogleカレンダーのすごいところ
僕はお酒を飲むと記憶を失くしがちなんですが、7月末ごろにトリビューの方々と飲んでいる時にも記憶を失くしたんです(無事に帰宅しましたけど)。
その証拠にほら、全く記憶が無いのに自分のGoogleカレンダーに「トリビュー山登り」って予定が入ってまして。これ、飲んだ日から数日経って気付いたんですよね。
それで、Slackでなんとなくこのようにつぶやいたら他のメンバーからの圧がすごくて、「あっ、たぶん飲み会の時に登山の話で盛り上がってたんだな、僕。」って思って。でも記憶がないから一人だけ疎外感みたいなものがすごくて。
あらためて話を聞くと、どうやら「山の日」に登山をしよう、ということでした。
・・・・・・でしょうね。
でもお酒を言い訳に「記憶がないからパスで」なんて人間の恥だと思ったし、聞くところによると登るのは初心者に優しい「高尾山」ということだったから、むしろ「早くみんなと登山したい!」くらい高揚してたんです。その日がやってくるまでは。
(※名前を伏せるのが面倒になった)
そしていよいよ前日。このタイミングでようやく登山当日の案内が共有されました。
「6号路」というのが気になるものの、「まぁ高尾山だし、デニムにTシャツみたいなラフな感じでいけるでしょ」と思いながら準備をした僕。そして当日を迎える。
時間にルーズな自称「遊び人」遊びならダラダラせず朝から点呼は完了
こんなゆるいコミュニケーションから始まった朝だった。この時点ですでに楽しかったし、なにより早起きが気持ちいい。出だしは好調だった。そして余談だが、僕がトリビューにジョインしたのは10日前だ。
無事に待ち合わせた僕たちは、きゃっきゃしながら京王線に乗り込んだ。
CTOの小尾さん(写真:中央)は謎のポーズをキメるし、
僕(写真:右)はインターンの小川君(写真:左)が熟睡して相手をしてくれなくなったのでずっとスマホをいじっていた。これも余談だが、小川君は僕の大学の後輩にあたる。
そんなこんなで無事に高尾山口駅まで到着した僕たち。トリビュー登山部(仮)の代表を務める小尾さんが入念に「6号路」とやらを確認しつつ、いざ出発である。
この時はまだみんな笑顔だったし、もちろん僕も写真を撮りながら笑ってた。
僕は何度か高尾山を登ったことがあった(6号路ではない)し、「あー、たしかこんな雰囲気だったよね」と昔を懐かしみながらみんなの後をついていった。
そのまま談笑しながら登山を続ける。高尾山ってこんな感じだよね、なんて思いながら意気揚々と進む僕たち。でも僕は途中で気付いた。
「高尾山ってこんなに”山”だったっけ」
と。
ノリでこんな写真を撮ることになったし、生命のパワーを感じることができたし、中央に別グループの男性が写り込んだけど、こんなに”山”だった覚えはない。
ピースなんかしちゃってるけどなにかがおかしい。高尾山ってこんなに”山”だったっけ。高尾山って、公園にあるコンクリでできたタコのすべり台くらいのレベルで簡単に登れる山じゃなかったっけ。さまざまな疑問と不安が僕の脳内を駆け巡る。
それでも僕はピースを続けた。いわゆる「アー写」っぽい構図で登山部全員がそれぞれの個性を生かしたポーズをキメる中、僕はひたすらピースを続けた。ピースしかポージングを知らなかったのだ。
その後も登山は続いた。このあたりから僕の疑問は確信へと変わった。
「このルートは僕が知っている高尾山じゃない。高尾山という名の”怒りのデス・ロード(Mad Max)”だ。」と。しかしこのタイミングで引き返すことはできず、もう突き進むしかない。
僕の疲労はピークに達した。カメラを構える手の位置も下がり、なんなら頂上の直前に続く数百段(※体感)の階段地獄の写真を撮る余裕も無かった。そこが一番つらかったのに。
ようやくゴール!...のはずが。
僕たちは数々の苦難を乗り越え、ようやく頂上に到着した。つらかった。ここでもやはりピースをしていた。
普段運動を全くしない僕にとっては本当につらかったが、ここで食べたお蕎麦の味は忘れないと思う。達成感に浸りながら噛み締めたお蕎麦。あえて太めに打ってあるお蕎麦。
あと、物の値段は需要と供給で決まることを山頂であらためて理解した。
休憩したのも束の間。「さて、帰りますか。」というセリフがそろそろ聞こえてくる頃だろうと思った時、登山部の部長である小尾さんがとんでもないことを言い始めた。
「夜の打ち上げ(=飲み会)まで時間があるので、隣の山まで登りますか。」
(・・・ん?)
そこから先の記憶はほとんど無い。気付けば別の山頂にたどり着いていた。とにかくしんどかった。ピースをしていたが、明らかに顔がひどい。隣の益田さん(写真:中央)もそこそこひどい。
僕の意識は朦朧としていたが、ここでも物の値段が需要と供給で決まることだけは記憶に刻んだ。
ここで再び休憩を挟んで、高尾山頂に戻ることに。この写真を見る限り、BGMとしては「Stand by Me」が最適だと思うが、実際は「怒りのデス・ロード(Mad Max)」の劇中曲が脳内再生されていた。
以下の画像は「淺野と登山なう」に使っていいです。(photo by 小尾)
そんなこんなで、無事に高尾山頂まで戻って来られた我々。もはやピースなどできなかった。
ただ、そのあとの下りルートの途中から見えた”東京”にはちょっと感動してしまった。あまりにも空がきれいだったので、思わず「新海監督かよ」と一人でつっこんでいた。
なぜ人は山を登るのか。
無事に(ケーブルカーで)下山をした我々は、打ち上げ会場がある新宿に電車で向かった。余談だが、僕(写真:右)とインターンの小川君(写真:左)は大学の先輩と後輩の関係にあたる(2回目)。
登山の打ち上げ会場となったのは、新宿が誇るインスタ映えスポット「WILD BEACH」さん。小川君は用事があって抜けてしまったものの、CEOの毛(もう)さんとデザイナーの小山内さんが合流したところでBBQの開始です。都心のビルの屋上で行われるBBQは最高of最高でした。
なぜ人は山を登るのか、その理由は「おいしい食事をするため」だと個人的に結論を出しました。
すっかり日が落ちてしまいましたが、最後は全員で”それっぽい”集合写真を撮って解散。とても充実した1日でした。充実し過ぎたかもしれません。
(ピースは高尾山に置いてきた)
トリビューではこのように仕事以外の場でも交流を図っておりまして、それが最高のチームワークを生み出すきっかけにもなっています。
ということで、登山に興味がある方もない方も、まずは気軽に話を聞きに来ていただけると嬉しいです。僕たちと一緒に「日本No.1美容プラットフォーム」の実現を目指しませんか?