こんにちは!新卒2期生のいけちゃんこと、池田です!
最近、社外でコーチングやワークショップなどの活動範囲を増やしているのですが、
面白いものは積極的に社内に導入していこうと日々企んでいます。笑
その一環として、社内でワークショップを開催しました!
ずっと社内で何か面白いことができないかなーと思っていた時に、
ちょうどプライベートで参加していた「アクティブ・ブック・ダイアローグ(通称:ABD)」のワークショップが面白かったので、社内でも開催してみました。
今回は、「アクティブ・ブック・ダイアローグ」とは何なのか、
実際やってみてどうだったのかなど、ざっくばらんにご紹介したいと思います!
これからアクティブ・ブック・ダイアローグをやろうかなと思っている方や、
この記事を読んで興味を持った方の参考になればと思います。
1.アクティブ・ブック・ダイアローグってなに? (※以下ABD)
そもそもABDってなに?という方が多いと思うので、ABDについて説明します。
ABDは、新しい読書法のひとつで、
「1つの本を複数人で分担して読み(章ごとなど)その内容をシェアしながら、対話し、学びを深めあう」というものです。
本を読むときには、一人で読んで読みっぱなしになりがちですが、
ABDでは1つの本を複数人で読んで、その場で本の内容について「対話」をメインにワークショップを行います。
読みっぱなしにならず、他者の解釈や意見をその場で聞けるので、
一人で読むよりも数倍深く考察が得られるのがメリットです。
個人的に僕は、本を読むことがあまり得意でなく、分厚めの難しい本だと5ページ読んで「つまらない」と思ったらサッと棚に戻すことが多いのですが、そんな僕みたいな方でも楽しくグループワーク式で本を読めるのが、ABDの最大の魅力ですね。
一人で読む場合と、ABDで読む場合の違いについて、ザックリと表でわかりやすくまとめると、
ABDで本を読むときのメリットを分かりやすく伝えたかったので、あえて一人で読むことのデメリットを強調しましたが、重要なのは目的に応じた「学び方」だと自分は思っています。
例えば、仕事をしていると、「今はまったく興味ないけど読まなくてはならない本」や、
「分厚過ぎて、敬遠してしまう本」など、開くまでに壁がある本ってあると思います。
そういった時に「この本はABDで読んだ方が楽しそうだな」、
「この本は通勤時間に一人で読めそうだな」など、
自分にとって楽しく読める方法や学び方を選べるのが大事だなと思っています。
2.実際にABDをやってみた!
今回は、人生でも社内でも自分がワークショップを主催するのは初めてだったので、少し緊張はしましたが、ワークショップのテーマでもある「学びを楽しく」をモットーにしていたので、楽しみながらファシリテートできました。
<事前準備>
実は、準備するものは意外と少なく、最低限本とペンと紙さえあればできちゃいます。
今回は、事前に本もバラバラにしてホッチキスでまとめていたので、開催当日はそれを配るだけでした。説明するのを忘れていたのですが、ABDは複数人で1つの本を読むので、物理的に本をバラバラにします。はじめてみるとビックリしますよね。笑
<ワークショップ>
準備が出来たら、ワークショップスタート!
当日のアジェンダは割と簡単で、これだけです。
・15分:オリエンテーション
・30分:リーディング
・30分:リレープレゼン(読んだ内容をA4用紙に要約します)
・45分:ダイアローグ(対話)
オリエンテーションも盛り上がったのですが、書くとさらに長くなるので、
今回は割愛させていただきます。笑
早速、リーディングとリレープレゼンをやっていきます。
各自一番集中できそうな場所で読書中。
※本をバラバラにしているので、書き込みOKでそれぞれ読みやすいやり方で読んでもらいます。
あっという間に30分間の読書タイムが終了~!!
早速、要約してもらった、紙を壁にぺタぺタ貼ると、こんな感じに、、!
そして、本の目次どおりに参加者が書いた紙を並べて、いざプレゼン開始!
(自分の読んだ部分を一人3分で解説していきます)
あっという間に1時間程度でリーディングとリレープレゼンが終わりました。
このあとは、ダイアローグの時間に発表した内容についてみんなでワイワイ話していきます。
ダイアローグの時間を45分とたっぷりとっているので、たくさん話すことができました。
様々な意見が出てきたのですが、全部は書ききれないので、今回はあえて1つだけ紹介したいと思います。
実は今回参加してくれた戦略人事室の染谷さんは、1回読んだことがある本だったそうで、
自分で本の内容を要約しているノートと今回のプレゼンで書いたものを比較してくれました。
そこで気づいたのが、【要約したノートとプレゼン内容が全然違っていた】ことだったそうです。
染谷さんのノートには、すぐ使えそうなところや実践に移しやすいものを中心に要約をされていたのですが、
ABDの発表資料は、体系的な理論や具体例などを幅広くまとめられて、まったく違うものになっていました。
ここに複数人で読むのと、一人で読むのとの大きな違いが出ていました。
一人で読むと、取り上げやすい部分や自分の興味がある部分をインプットするのに対して、
ABDでは、複数人で分担するので、それぞれに興味のある部分が変わるので、
一人で読む時よりも網羅的にインプットできるという事です。
一人で読んでいるときには気付けない気付きがあるのは、複数人でやるABDの醍醐味ですね。
まだまだ、ABDは魅力がいっぱいあるので、これからも社内で定期的に実施してこうかなと考えております。
3.ABDをやってみて(感想)
改めて、本を読むのが苦手な僕でも、楽しみながら短い時間でこんなに学ぶことができるのは良かったなーと思います。
また、そのあとの懇親会で、ワークショップを通して参加者の人たちの距離感が近くなったことも、
個人的には嬉しかったです。
この記事を読んでABDについて気になった方は、ぜひ友人や同僚を誘って実践してみください!
自分では気付けなかった本の魅力に気付ける良い機会になるかもしれないですね。
「学びを楽しく」をモットーに、 新卒2期生いけちゃんでした!