エレベーターメディア「GRAND」の『株式会社東京』 が『三菱地所』へグループインします! | 株式会社東京
"70年ぶりのマスメディアを作る"そうミッションを掲げて東京中を走り回ってきて7年、株式会社東京は、三菱地所株式会社へのグループインを発表しました。(2024/10/30付の日経電子版と翌日の本...
https://www.wantedly.com/companies/tokyo-inc/post_articles/921803
このグループジョインのタイミングで、この場限りの内容をお伝えします!
こんな感じです。
弊社はエレベーターメディアの会社なので、売上の規模はズバリ視聴者数(もっと正確には、総視聴時間)の多寡に左右されてしまいます。
上図の背景にあるメインの数値、視聴者数はこちらです!
マスメディアとはどういうことか。代表的なマスメディアとして、テレビになぞらえて考えます。
テレビの全国視聴率の1%=100万人程度の深夜アニメの規模だとすると、われわれは視聴率10%の"月9"を目指す、ということです。
一日の視聴者数は100万人を超えました。%の数字だけ見るとまだまだ小さなメディアですが、日本の就業人口の約1.5%にリーチ可能なメディアです。
しかし「GRAND」のターゲットであるオフィスワーカー(デスクワーカー)に対する割合でいうと、既に10%弱の方にリーチしており、サービス提供エリアである首都圏に限っていうと、その割合はさらに高いです。
既存マスメディアのリーチ数が急速な落下傾向にあり、認知広告の出稿面数が急激に減少する中、立ち上げ以降も日々、視聴者数が増加し続けている媒体というのは、日本全国でもあまり多くはないのではないかと思います。
プレスリリース時のブログとかって末尾に急に採用情報が載ってたりとかイベント集客があったりしますが、読者としてはけっこう読み飛ばしてしまうな、自分は、と思ったりなんかしたので、いきなりですがここでCMを挟みます。
株式会社東京は採用にも力を入れており、毎月メンバーが増えています。ここ1年でメンバー数も2倍になりました。
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プロダクトの設置を行うフィールドエンジニア(電気工事士)のメンバーやエンジニアはどうしても業界的に男性が多いのですが、弊社のビジネスメンバーの男女比はちょうど5:5になりました。
最初は「10:0。全員学生」からのスタートだったので、感慨深いです。
とはいえ、まだ平均年齢28歳台の組織です。
上記のCMで記載した職種ごとの割合の通り、実はメディアセールスチームは3人しかいません。人員数という観点から見ると、会社のリソースの多くは「端末設置」の方にかかっています。
毎日の視聴者数100万人を達成するのには、約4000箇所の端末設置の必要がありました。そのプロダクト(ハードウェア)を自社開発し、設置を担っているのが主に、メディアセールス以外のメンバーです。
エレベーターかご内設置のプロジェクター型端末「エレシネマ」
エレベーターホール内設置のモニター型端末「エレビGO」
世の中のビジネスは仕入と売上に分かれます。そして「仕入と売上のどちらが難しいか?」がそれぞれのビジネスの特性を決定づけるものだと思います。
エレベーターメディアの場合は、「仕入」の方の構造的な難易度が高いビジネスモデルだと考えています。比べるのもおこがましいですが、この点では、要するにNVIDIAに近い会社です(笑)
とはいえ、「細かい面(=放映面数/土地面積)を一つにまとめる(=媒体力UP/再開発など)と、利益が大きくなる」というビジネスモデルである点では、広告と不動産デベロッパーの考え方は似ているところもありました。
特にわれわれエレベーターメディアのようなハードウェアの設備投資が必要な領域では、そのCFも不動産の考え方に近いところがあります。
われわれはSaaSではないですが、設置台数=視聴者数がキモの数字だとすると、事業価値がストックされていくビジネスであると理解しています。
プロダクトの解約率をSaaS風にチャーンレートっぽくしたのが、この数値です。
※物件の建て替えによる泣く泣くの解約も含んでいます
このチャーンレートの低さのお陰で着実に設置台数が積み上がっている様を見ていただけるのではないかと思います。
最後に、ここまで読んでいただいた方向けに、われわれの経験から導き出したグロースに対する考え方を、僭越ながらお伝えします。
われわれは、紛うことなきタイムマシン経営です。中国に存在している数千億円規模のエレベーター広告市場を日本に持ち込んできました。
その経験を元にした弊社の合言葉の一つが、TTPです。
とはいえ試行錯誤する中で、日本向けにローカライズしないといけないポイントがあり、PMFするための要点は中国とは結構違うものでした。
試験機体含め、これまでに開発してきた端末の数々です
弊社のプロダクトは、14社の上場法人の決算説明会資料に登場しています。たぶんここ10年のスタートアップで最多に近いんじゃないかなと自負しています。
われわれがタイムマシン経営でもってきた中国の2兆円企業、フォーカスメディアのどこを模倣し、どこを日本市場向けにチューニングしたのか。そのヒントになるものが、これです。
詳細は下記オフラインイベントでお話させてください!
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ちなみに、今日10月31日はちょうど35年前の1989年に三菱地所がロックフェラーの買収を発表した日みたいです。