こんにちは。トライバルメディアハウス(以下「当社」)採用担当の岩山です。
今回は当社ソリューション事業のリーダー3名に、入社のきっかけや入社してからの業務、そしてこれからチャレンジしたいことを聞きました。
平井 香菜子(ひらい かなこ)
マーケティングデザイン事業本部 シニアプランナー
2016年入社。プランナーの仕事を軸に、コミュニティマネージャーやイベントディレクターなどを経験。仕事・子育てともに全力で取り組む、一児の母兼プランナーとして活躍中。
関連:2021年のインタビュー
※所属部門ならびに肩書きはインタビュー当時のものです。
当社でのプランナーの仕事とは
ーープランナーの仕事について教えてください。
平井:プランナーは、クライアントの課題や要望を、生活者の人たちに受け入れられる・反応してもらえるように変換し、実行していく役割です。ゴールに向かうために、クライアント・生活者双方の視点を持ちながら戦略から企画までを立案しています。今はプランナーの仕事だけでなく、実行を含めたプロジェクトマネージャーの仕事もしています。
ーー充実感・達成感はどのようなときに感じますか。
平井:プランナーとしては、企画を提案したときに、目の前のクライアントから「すごい、やりたい、おもしろいね」と評価していただける瞬間がモチベーションになります。その上で、SNSでは投稿したものに対する反応やクチコミを分析することができます。企画を考えたときの狙い通りに生活者の反応が得られ、クライアントの満足につなげられたと実感した瞬間が好きです。
ーー どのように企画を考え、準備をするのでしょうか。
平井:案件ごとに異なりますが、先輩からは「規定演技と自由演技、どちらも重要」と教わりました。クライアントの要望を踏まえた「ど真ん中」の企画、自分としてはこれが良さそうだなと思う「おすすめ」の企画、あとは生活者視点にもっと寄せた「変化球」の企画と、最低でも3種類の提案をできるように意識しています。
案件の規模によっては社内のプランナーが複数で関わることもあり、必ずしも自分の案を3案、4案と持っていけるとは限りません。プランナー同士のぶつかり合いもありますが、よりよい提案ができるように連携してプランニングをしています。
ーー社内のプランナー同士の関係性を教えてください。
平井:事業部やチームが異なるプランナーがみんなでアイデアを出してディスカッションする場合もあり、いつも刺激をもらえています。過去の事例やアイデアを出し合って、お互いが自然と助け合える、当社の社風として本当にいいところだなって思います。今の組織では、プランナーが複数のチームに所属しているため、月1度「分科会」として集まり、提案内容についての振り返りとディスカッションの時間を設けています。クライアントへの提案とはまた違う緊張感、よい刺激があり、学びを深めることができています。
ーー商材や業界などの得意分野はありますか?
平井:私が担当しているのは食品・飲料、家具など、生活者に近い領域が多いです。社内のプランナー同士でも、みんな得意領域がなんとなくあって、ソーシャルゲームとかアニメ界隈に関する造詣が深いスタッフもいます。一方で、個人の得意領域と案件の内容が一致することよりも、どんな企画を提案できるか、が重視されますね。
ブランドマーケティングや熱狂マーケティングが得意で、コンセプトメイクも強いプランナーや「売りに貢献する」企画に強いプランナー、PR領域が強いプランナーもいます。それぞれが違う得意領域をもっています。代表の池田は抽象化と構造化がすごいですね。雑多な状況を構造化する能力が突出されています。
私はバランサーとして、実行の部分まで見据えた上で、現実的にベストな企画を出すことが得意です。入社1年目からずっと運用をやりながらプランニングをしているので、過去の結果数値を踏まえながら提案できていることが、他のプランナーと比較したときの強みになっているかなと思います。
当社はK-POPやアイドル、アニメ、ゲーム、キャンプ、ゴルフ、アウトドアなど「さまざまな分野に熱狂していて造詣が深い」スタッフが多いことがすごくいいところだと思っています。私は特に熱狂しているものはありませんが、でも逆にそこが強みにもなっているのではと思っています。日々フラットな視点でインプットすることを意識しています。
手を挙げて実現を目指す、仕事と育児の両立
ーー育児との両立など、お子さんの年齢も上がるとともに大変な部分も変わってきましたか?
平井:そうですね。毎朝「保育園に行きたくない」と言われるので、それが一苦労だなと思っています。4歳になっていろんなことがわかってきた中で、ここ数カ月前から「ちょっと仕事しなきゃいけないから、一人で寝てね」と伝え始めたのですが、まだまだ本当は(お母さんが仕事をするのは)嫌だという気持ちが強いんだろうなというのがひしひしと伝わりますね。「一緒に寝よう」って言われたりすると、ちょっと心が痛んだり……。ふだんから、もう少し子どもに時間をかけてあげられた方がいいんだろうなとは思いつつ、バランスのとり方に日々苦戦しています。
そもそも子どもが生まれてから自分の時間がほとんど持てなくなったというのはありますが、子どもに対しては「仕事させてもらっている」と思っています。家族との時間は大事にしたいので、私にとっては「(夫の仕事が休みの)月曜日の夜に家族で外食できるかどうか」が肝になっていますね。家族の時間は仕事しないように調整しています。
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ーー 育児との両立やキャリアについて考えたとき、当社のよさを教えてください。
平井:当社は「やりたい」と手を挙げて、実力さえあればやらせてもらえる環境です。近くのママ友からは(子どもが産まれて)バックオフィスに異動した話も聞きます。子どもの急な体調不良で休むこともある中で、プランナーは業務のコントロールが難しい場合もある職種ですが、そのうえで「やりたいです、やり切るのでやらせてください」と手を挙げてまかせてもらえる環境が、本当にありがたいと思っています。
ーー 実際に業務に影響がでる場合もあると思いますが、どう対処されているのでしょうか。
平井:忙しくて「間に合わない」と思うことはあります。もともと仕事は分担するより自分で全部持ってしまうスタイルではありますが、時間がない中でも品質を出せるように、昔よりはまわりに手を借りながらも、やり切れていない、足りていないなと思っている部分をむしろエンジンにして進めています。インプットの時間についても、今は「自分の時間」として固定して取ることは難しいので、案件を通じてインプットしている感じです。
ーー今後のキャリアの展望について教えてください。
平井:クライアントが満足する、かつ生活者からの反応を得られるようないい企画を、今後も届けたいと思っています。そのためにできる手法を広げたり、企画の精度を上げ続けていきたいです。出産をしたタイミングで「これから先、キャリアのステップアップができるだろうか」と漠然とした不安を感じたこともありました。いまでも、目の前の仕事に120%で応えきれてないんじゃないかと思うことももちろんあります。
でも当社には「自分で挑戦して、責任持てるならいいよ」というスタンスがあります。一つひとつの案件でクライアントに向き合って、新しいことにも挑戦しながら着実にスキルを身につけられていると思っているので、今は将来についてあまり不安はありませんね。もちろん応えきれてないと、日々反省と一部失敗を繰り返しながらではありますが、なんとかなると思っています。
プロジェクト横断で全体を見ながらプランニングできる
ーーこれから当社に入社したいと考えていらっしゃる方たちに向けて、メッセージをお願いします。
平井:当社はいろんなチャレンジができる会社です。SNS運用では、自分が企画した内容で「人を動かすことができたかどうか」という反響が(生活者のエンゲージメントによって)わかりやすいため、責任を感じつつ、やりがいもあります。こうした実行部分はもちろん、経営や事業コンサルティング、マーケティング戦略など上流の領域もカバーしているので、実行も戦略もどちらの視点も持ちながらスキルを身につけることができます。
私自身、入社1年目からSNS運用を担当しながら、全体の戦略策定に関わる機会を得たり、X(旧Twitter)キャンペーンと並行して統合プロモーションの企画提案にも挑戦したり。現実的な数値とマーケティングの本質的なところを行ったり来たりして、思考と実行を繰り返してきたからこそ獲得できたスキルがあります。それはこの規模感の会社だから、そして当社の社風があるからだと思っています。
統合プロモーションの全体プランニングをしていても「最終的にどのような投稿文・クリエイティブになったかわからない」とか、そういう(アウトプットまで細やかに見ることが難しい)ことは少なく、プロジェクトを横軸で見ながら、クリエイティブや発信方法も含めて企画全体をきちんと見れることが魅力だと思っています。
仕事と育児を両立しながら活躍する平井のインタビューをお届けしました。企画から実行まで一気通貫で関わることが出来る環境だからこそ、獲得できるスキルや経験があります。当社のプランナーにご興味がある方は、ぜひ下記からご応募ください!