こんにちは!株式会社TBMの採用担当です。
今回お話を伺ったのは、TBMの技術開発を牽引する技術開発本部長の坂井さん。
現在、真の技術的優位性を確立する過渡期にあるTBMにおいて、技術開発本部が担う役割や組織のリアル、そして今後の展望について語っていただきました。
ものづくりを通して社会課題解決に挑みたい技術者の方、世界を変えるような圧倒的な成長機会に熱狂したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
◼️プロフィール
坂井さん|執行役員 技術開発本部本部長
大学院で無機・有機化合物を融合させた材料開発を専攻後、2011年に三菱総合研究所へ入社。民間企業へのマーケティング支援や、知的財産を起点とした新規事業創出の伴走支援に従事する。ものづくりへの強い思いと社長の圧倒的な熱量に惹かれ、2016年にTBMへ参画。経営企画として社内体制の構築を推進し、多賀城工場の立ち上げでは約5年にわたりプロジェクトを牽引。経営企画本部長を経て、現在は技術開発本部の本部長を務める。これまでの知見を活かし、トップクラスの研究機関との連携を推進しながら、TBMにおける真の技術的優位性の確立に挑む。
日本のものづくりを勝たせたい。社長の圧倒的な熱量に惹かれた理由
――これまでのキャリアについて教えてください。
大学院で化学を専攻し、炭酸カルシウムを扱ったり、無機物と有機物を組み合わせて新しい特徴を持たせる材料開発に携わっていました。振り返ると、今のTBMの事業とは親和性の高い研究をしていたと感じます。ただ、当時は研究室と部活だけの毎日で「自分は世の中のことを何も知らない」という焦りもあり、視野を広げるために新卒で三菱総合研究所へ入社しました。
三菱総合研究所では、民間企業向けのマーケティング戦略のサポートからスタートし、後半は特許や技術などの知的財産を起点にした新規事業の立ち上げをご支援していました。その分野の第一人者である先輩たちに囲まれながら、プロとしてのプライドや品質へのこだわりについて厳しく鍛えられましたね。当時のハードワークと経験は、今でも大きな財産になっています。
――TBMへ転職されたきっかけは何だったのでしょうか?
30歳という節目を機に、「化学メーカーでものづくりに携わりたい」という思いが強くなり、転職活動をしていました。そんな中TBMに出会い、選考が進む中で「今度テレビ番組の『カンブリア宮殿』で特集されるので見てください」と勧められ、実際に視聴することに。
番組を見て、素材という注力領域でブランドをうまく使い、これまでにない価値観で製品を訴求しようとしている点に確かな可能性を感じたんです。また、私が大学で炭酸カルシウムを扱っていたことや、前職での知財の経験が、TBMの求めているニーズと見事に合致したことも大きかったですね。
選考中は他社と比較する時間もありましたが、最終面接で代表の山﨑と話し、「この人と働けば、これまで見たことのない新しい世界が見える」と思い、入社を決意しました。
「ベンチャーの推進力 × 技術者の冷静な目」。営業と開発がワンチームで動く推進チームのリアルな風土
――技術開発本部の組織構成について教えてください。
技術開発本部は、ラボ機能を持つ「テクノロジーセンター」、出来上がったものの用途を考える「用途開発部」、そして特許・商標等の知的財産を扱う「知的財産部」の3部門で主に構成されており、全体で20名ほどのメンバーがいます。
さらに昨年の秋からは、CCUや高機能再生材などの注力領域ごとに営業と開発が組織として一体になった「推進チーム」を発足させました。営業と開発が一体となって動くことで意思決定のスピードを速める体制をとっており、技術開発本部に属さない開発メンバーも多く参画しています。
――坂井さんから見て、技術開発本部はどんなカルチャーがある組織だと思いますか?
世の中の期待に応えるために困難な課題にも考え抜き、チャレンジしていく熱量を持った組織だと思っています。中途入社のメンバーも多く、ベンチャー企業という環境に飛び込んでくるだけあってチャレンジ精神は非常に旺盛ですね。
一方で、勢いに流されそうな時には「本当にこれでいいのか」と正しい問いを投げかけられる冷静さもあります。今後はリスクを指摘するだけに留まらず、技術的な知見から「次の一手となる具体的な答え」を自ら導き出せる組織へとステップアップさせていきたいですね。
CCUや有機再生材へ「選択と集中」。大学との連携でスピード感をもって技術力を高める
――現在は具体的にどのようなテーマの開発に注力しているのでしょうか?
現在は重要領域にリソースを絞り込み、未来に向けた技術開発にじっくり腰を据えて取り組める体制を作っています。具体的には、CCUや再生プラスチック、そして機能性コンパウンドなどの領域に注力しています。
これまでは、会社の成長スピードに合わせて幅広いテーマに挑戦してきましたが、注力事業を加速させるために技術領域を絞り込む方針としています。リソースが整ったことで喫緊の製品開発だけでなく、3年後、5年後を見据えた中長期的な技術開発にも人を割り当てられるようになりました。
――TBMの技術開発本部だからこその「強み」はどこにありますか?
推進力の高さに加えて、外部連携を積極的に活用できる環境が強みだと考えています。現在、東北大学との共同研究が6月にスタートするなど、自分たちのリソースだけでは成し得ないことを、大学や他企業とのオープンイノベーションを通じて獲得していく。TBMという環境だからこそ、こうした座組をスピーディーに構築し、技術力を高めていけるのだと思います。
――プレッシャーも大きい領域だと思いますが、技術者としての「やりがい」を教えてください。
明確な答えがない中でも思考を深め、自分たちの技術で壁を突破したときのインパクトが大きいことです。TBMはこれまで、資金調達の力や周囲を巻き込む発信力で大きな成長を遂げてきました。しかし、企業として最も事業を安定させるのは「他社に負けない強い技術力」です。特許やノウハウなどの技術資産で他社を圧倒できる状態を作ることができれば、優位性を保ち続けることができるはず。
もちろん、そこに到達するのは決して簡単ではないでしょう。日々、相当なプレッシャーがかかりますし、答えがない中でブレイクスルーを生み出すのは最大の難しさでもあります。だからこそ、苦悩の末に自分たちの技術で壁を破れたときの喜びや、社会に与えるインパクトは計り知れません。
オープンイノベーションで加速させる、次の一手とは
――今後の展望について教えてください。
他社が追いつけないレベルの「圧倒的な技術優位性」を確立するために、組織の自律的な強さと基準をさらに引き上げることです。
技術者一人ひとりが限界まで考え抜き、最短ルートで成果を出すために少しずつ高い目標へ挑戦していく。そうした高い基準をカルチャーとして定着させることが最優先課題です。これが当たり前になれば、開発者として自発的に新しい実験や成果を生み出す好循環が生まれると考えています。
――その上で、現状組織が抱える課題はありますか?
素材の組み合わせだけでなく、それを安定して量産化するための設備やエネルギー効率の最適化に関する技術の強化が急務です。
これまではマテリアル開発に主軸を置いていましたが、現在の転換期においては、それに加えて生産プロセスまでの幅広い知見を持つ人材の重要性が高まっています。プロセス開発を担える体制の強化は今後の成長の鍵であり、現在採用でも特に注力しているポイントです。
研究室にこもるだけでは味わえない、投資家や社会の期待をダイレクトに感じる「世界を変えるものづくり」
――ミッションを実現させる上で、どんなメンバーにジョインいただきたいですか?
「自らの手で何事かを成し遂げたい」という強い想いを持ち、主体的に周囲を巻き込んでいける方です。
ラボはすべての戦略の起点であり、ラボが強くなければ何も始まりません。その責任をポジティブなプレッシャーとして捉え、自ら物事を動かせる方にぜひ来ていただきたいですね。制約に縛られず、もっと裁量を持って自分の力を試したい、急成長する環境で挑戦したいと感じている方には非常にマッチすると思います。
――最後に、数ある企業の中でTBMで働く醍醐味を教えてください。
開発の現場にいながら、投資家やエンドユーザーの期待をダイレクトに肌で感じ、「世界を変えるものづくりをしている」という実感を持てることです。
これほど多くの人から期待され、大きな勝負を仕掛けられる環境は、他ではなかなか味わえないでしょう。他社のスタートアップと比較してTBMでは研究開発設備や自社工場がすでに整っているため、技術者として満足のいく挑戦ができる環境があります。圧倒的な成長と、その先にある大きな達成感を求めている方をお待ちしています。
現在のTBMは、会社の未来を決定づける「真の技術優位性」を確立するための重要な転換期にあります。
求めているのは、答えのないプレッシャーをポジティブに楽しみながら、自らの技術で壁を突破していける熱い想いを持った仲間です。大企業の安定した仕組みを飛び出し、もっと大きな裁量を持って自分の力を試したい技術者にとって、これ以上ない挑戦の舞台が用意されています。
「誰かを喜ばせる製品」に留まらず、私たちのラボから「世界を変えるものづくり」を形にする。そんな気概を持った方からのエントリーを、心よりお待ちしています。