TableCheckが目指す“Dining Connected”の実現において、レストランとゲストの出会いを形にしていくのがオンボーディングチームです。契約が決まった後、最初にレストランと向き合い、プロダクトの初期設定から操作説明、導入までを担います。お客様にとっては、TableCheckとの関係が本格的に始まる最初の接点の一つでもあり、活用が定着するかどうかを左右する重要なフェーズでもあります。まさに“顔”として、TableCheckの価値を届ける役割を果たしているのです。
TableCheckの導入は、店舗の業態や運用に応じて柔軟に設計されるため、オンボーディングチームは1対1でお客様に寄り添い、細かな設定まで丁寧に対応します。朝礼で最新情報を確認した後は、訪問先(オンラインでも実施)で導入作業や操作説明を行い、社内に戻って報告、タスク整理、そして次の準備へ。
前回の記事では、ManagerのTakaさんの視点からチーム運営やマネジメントについてお話を伺いました。今回は少し視点を変え、個人事業主としての経験も持つチームメンバー、Masahiroさん(通称:Markさん)に、現場でのリアルな体験や仕事のやりがいについて伺います。
―― TableCheckに入社する前の経歴を教えてください。
以前は個人事業主として沖縄でタピオカのキッチンカーを運営していました。20代前半で、周囲の懐疑的な意見もありましたが、「まずはやってみる」の姿勢で挑戦。クラウドファンディングも行い、流行を読みながら前向きに取り組むことや、一歩踏み出すスピード感の大切さを学びました。
運営を通して、採用の大変さや会社の仕組みの重要性も実感しました。人を雇用するということは、「売上がなくても時給を支払わないといけない」という難しさがあり、改めて自分の給与はお客様からいただいていることを実感し、小さな規模だからこそ得られた学びが多くありました。
タピオカブームが落ち着いた際は、スタッフの次のステップをサポートしつつ閉店し、全員が無事に次のキャリアが決まったことを確認し事業を終えられました。この経験を通して、会社の仕組みの重要性を実感し学べたことは大きな財産になったと今でも感じています。
―― その後のキャリアとして飲食業界やTableCheckを選んだ理由は何でしょうか。
以前にもレストランでの就業経験があったのですが、当時は店舗単位での改善には限界を感じており、業界全体の課題解決には別のアプローチが必要だと強く感じていました。
TableCheckは前職でも利用していたのでサービスの良さは知っていましたが、入社の決め手の一つは、面接体験の素晴らしさです。一次面接から丁寧に会社のことを説明してもらい、人の良さを強く感じました。他社も受けていましたが、最終面接に臨んだとき、「ここで働きたい」と自然に思えたんです。
現在はオンボーディングチームで、店舗ごとに異なる運用や課題に向き合いながら、導入支援を行っています。現場の声をダイレクトに反映できる裁量の大きさや、新しいことに挑戦できる環境が、自分に合っていると感じています。
また、個人事業主としての経験や飲食業界での実務を通して、一生懸命取り組むことの価値や、課題に対して改善を考える感覚を養えたことは、自分の人生にとって非常に大きな財産だと思っています。
―― オンボーディングチームの仕事内容やチームについて教えてください。
オンボーディングチームの一日は、店舗への「システム導入対応」が中心です。
導入日までに設定確認や事前準備を入念に行うのですが、準備次第で導入の質やフォローのしやすさが大きく変わるため、とても重要な工程となっています。
例えば、店舗が使っている媒体や予約の受け方、メニュー、SNSやHPの有無などを事前に調査したりするのですが、情報を多く持っているほどスムーズに反映でき、要望にも応えやすくなるので、最初の段階でどれだけキャッチアップできるかが大事な業務です。
チームでは助け合う文化が根付いていて、分からないことはすぐに相談できます。私自身も、最初はメール作成や資料作りに慣れるまで時間がかかりましたが、先輩メンバーが細かくチェックしてくれるので、安心して提出できました。また、タイピング練習のためにチームメンバーと「寿司打」でスコアを競ったり、マネージャーの皆さんが開く勉強会でスライド作成の工夫や店舗様の予約ページ調整といった実践的な内容を学んだりと、自然にスキルアップできました。
また、効率化の工夫も進んでいるので、初めて担当する業務でも不安を抱えすぎることなく取り組める環境だと思います。
―― やりがいを感じるのはどんなときですか?
TableCheckは機能が多く、店舗ごとに活用方法も異なります。そのため、自分が知識を身につけることで、店舗に具体的な提案ができるようになると、大きなやりがいを感じます。自分の知識や提案で店舗の業務が効率化されたり、予約管理がスムーズになった瞬間に、店舗から感謝されるのはやはり嬉しいですね。
オンボーディングのゴールは、店舗様が自走できる状態までサポートすること。店舗様が自分のイメージ通りに設定できるようになったときや、「TableCheckを導入してよかった」と言っていただけたときに、自分のサポートが成果につながった実感を得られます。
―― 大変だと感じることや、ギャップがあったことはありますか?
最初は製品知識を覚えるのが大変でした(笑)TableCheckは機能が豊富で、理解するまでに時間がかかります。
しかし、しっかりとした研修がありチームのサポートがあるので、思ったより早く不安を乗り越えられました。店舗対応で分からないことがあっても、すぐにチームに確認できる距離感と安心感があります。
一方で、入社前に想像していたよりも働きやすく、良い意味でのギャップもありました。基本的にレストランの営業時間外で業務を進める為やり取りできる時間がある程度限られています(※夜はディナータイムの為、活動が少ない)。その為、残業時間が大幅に減ったことは生活の変化として大きいです。その分、自分の時間を確保できるようになり、体力的にも無理のない働き方ができています。
加えて、人の良さも大きな魅力ですね。面接のときに感じたフラットで温かい雰囲気が、入社後も変わらず続いていて、日々の仕事でストレスを感じにくいのはありがたい環境だと思います。
―― 今後、TableCheckでどんなことに挑戦したいですか?
今はオンボーディングの経験を積みながら、将来的にはより幅広い店舗サポートや新しい機能提案にも挑戦したいと思っています。TableCheckの成長とともに、自分自身も新しい知識やスキルを習得し、店舗運営に関する提案力をさらに高めて、レストランの将来像や目指す方向性を見据えながら、一緒にそれを叶えていくサポートができるようになりたいですね。
―― 最後に、未来の仲間や、TableCheck応募を迷っている人へメッセージをください
入社前よりも、実際に働いてみて「この会社は本当にすごいな」と思う瞬間がたくさんあります。特に、一緒に働いているメンバーを見ていると「本気で飲食業界を変えたい」という強い思いが伝わってきますし、その変化が実際にすごいスピードで進んでいるのを日々実感しています。
TableCheckは、飲食業界とテクノロジーをつなぎ、新しい常識をつくってきた会社です。まだ若い企業ですが、すでに1万を超える店舗で活用され、ベンチャーらしいスピード感と、チームで支え合う安定感を兼ね備えています。
決まった答えがある仕事ではありませんが、仲間と一緒に課題を見つけて解決していくことに面白さを感じられる人には、ぴったりの環境だと思います。このスピード感で成長していく会社を肌で感じられる機会はなかなかないですし、自分自身の成長意欲を発揮できる場にもなります。
ぜひ一緒に、飲食業界の未来をつくっていきましょう。