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「CRAZY」とカルチャーを共有してわかった、私が知らなかった「TABI LABO」。

去る11月13日、「TABI LABO」メンバーは、「世界でひとつだけのウェディング」を提供する株式会社「CRAZY」を訪問しました。両社のカルチャーを共有し合うことが目的でした。

TABI LABOに入社して8カ月ほど経過した私は、個々が確立しているクリエイティブ集団の中で日々刺激をうけてきたという自負がありましたが、イベントでは他社を通して自分が感じてきたTABI LABOの良さを再確認できる有意義な時間となりました。

全力で「場づくり」をする
CRAZYカルチャー

イベント当日の朝、会場であるCRAZY本社へ到着すると、初めて会ったとは思えないほどの温かい笑顔で「おはようございます。よろしくお願いします!」と声をかけてもらいました。


イベント冒頭では、両社からのプレゼンターがそれぞれの会社について説明をした後、参加者全員でお互いの手を握り、目を見て挨拶をするという時間を取りました。少しかたかった雰囲気がほぐれた気がします。

和やかな雰囲気のまま文化共有がスタートしました。


3人が1つのグループとなり、それぞれ心の中で感じていることを正直に話していくというCRAZY側の「シェア文化」を体験しました。突然「なんでも話してください」と言われてもどうしたらいいのかわからず…。確認してみると、ネガティブなことでも構わないのだとか。

私がいたグループではじめにシェアされたのは、「近ごろ連勤が続いていて、今朝も早起きするのが辛かった」という話でした。(なるほど、本当になんでも良いんだ)と思って安心したんですが、今度は「どう返答したらいいの?」という疑問が──。

「肯定も否定もしません。あくまで『そうなんだね』と、まずは相手に耳を傾けて受け止めることを大切にしています。むやみに自分の意見を言うこともありません」

とアドバイスをもらいました。なるほど。確かにこのような場があれば、なかなか自分の意見を声に出すことが得意じゃない人でも、考えていることを日頃から共有できそうです。

「ランチ」を通して
社内文化を深く理解


イベントは、ランチづくりに突入しました。

事業内容も文化も異なる私たちですが、似ているところもあります。それが、「ランチ文化」。今回、イベントで使用したこの広々としたキッチンでは、CRAZYの「Dining Team」が毎日、社内で働くメンバーの健康に配慮しながらランチをつくっています。

契約農家から取り寄せた有機野菜を使用し、主食は発酵玄米。食を通して社員の身体を隅々まで気遣います。というのも、CRAZYがプライオリティーとしていちばんに掲げているのが「健康」。働くことはもちろんのこと、それよりも健康の方が優先順位が高いからこそここまで徹底しているのだなと妙に納得してしまいました。


一方、TABI LABOのランチは週3回。メンバー全員が持ち回りで料理し、料理経験がある人もいれば、家ではまったく包丁を握らないという人まで一緒になってつくります。アルバイトを含めると約90人にまでなった今でも自分たちでつくるという姿勢は変わりません。理由は、私たちの会社には「自分たちが欲しいものは自分たちの手でつくりあげていく」というカルチャーがあるから。

だからこそ、業者に頼んだり料理専門のメンバーを雇うわけでもなく、自分たちの手でつくるという考えは変えていません。

個人的には、ランチ文化のことを入社前に聞いた時は、「仕事の効率に影響しないかな?」などと少し心配になっていました。でも、8カ月ほどたった今思うのは、当番がまわってくるのは意外に楽しみだなということ。根詰めて仕事している時だと、リフレッシュできたりするんですよね。

また、普段仕事で関わっているチーム以外の人ともコミュニケーションをとれるのも良いのです。一緒に料理をしていると、「段取りがうまい人だな」とか「細かいところまで気を配る人なんだな」などと、メンバーの知らなかった一面を知れるので、料理をするというだけで様々な発見があります。


今回は、普段キッチンに立たないCRAZYのメンバーも巻き込んで、TABI LABOらしくみんなでランチをつくりました。味噌汁や甘酒煮、サラダなど、やっぱり自分たちでご飯をつくると何倍も美味しくできました。

照れくさいけどメンバーを繋ぐ
TABI LABO「褒め文化」

お昼ごはんを食べた後は、TABI LABO側から「褒め文化」を共有しました。現在は「Unipos」というシステムを使っておこなっているこの文化、最初は半年に1度のペースで行われる合宿のアクティビティがキッカケで始まりました

「褒めるだけ」と聞くと簡単に聞こえるかもしれませんが、ちゃんと褒めるためには、相手のことをよく見ていなければいけません。それに、互いに褒めあうって気持ちいいもの。自分の良いところを人に言われて嫌な気持ちになる人はいないですよね。特に、チームを越えて普段あまり会話をすることがない人に褒められると、ちゃんと見てくれたんだと感じることもあり、少しくすぐったいのです。


イベントでは、ポイントを送る代わりに短い時間を共にしたグループのメンバー同士で一定時間褒め合いました。

「今日初めて会った人が相手だと、なかなか出てこないかもしれませんが…」と心配していた司会者ですが、「延長してください」と予想していなかったリクエストが出てくるほど、どのグループも意外と盛り上がっていました。

さいごは両社代表の対談

記事の最後は、イベントの終盤におこなわれた、CRAZYの代表取締役社長・森山さんとTABI LABOの代表取締役・久志の対談を一部紹介します。両社のカラーがにじみ出ている内容になっているので注目です。

久志 TABI LABOメンバーには、「鼻クソはほじくっちゃダメ」と思って欲しくないです。これはメタファーですけど。ようは、なぜ鼻クソをほじくってはいけないのかが言えないのに、社会的な風潮だからという理由だけで言って欲しくないということ。僕らはクリエイティブを生業にしている会社なので、結構重要な視点だと思っています。

森山 僕の場合、リーダー・社長という役割があるんですけど、ある種こうして欲しい、これは嫌だということは強制的だと捉えられがちなんです。けれど僕も社員なので、僕が嫌だと思うことと皆が嫌だと思うことは別に一緒ではないというふうに考えて良いのかなって。そもそも僕は僕でありたいっていうことが、1番ありますね。

TABI LABOメンバー お2人に(森山・久志)お聞きしたいのですが、将来的にどのようになっていきたいとお考えですか?

久志 僕は、もうやっていることなんですけど、毎日美味しいご飯をつくって食べることをやりたい。常に自分は不確実性の中にいたいと思っています。何が起こるか全然わからないですし、自分が何かに期待しているような未来が起こってしまうことを恐れている。だから、今僕が想像できないようなことを起こすべく、淡々と暗闇を進んでいる感じです。「お金がいくら」とか「世界を変える」とかはもちろん言えるけど、そういうことではないと思っています。

森山 僕は2つあって。冒険したいっていうのがコアな価値観としてあって、いろいろなものを知っていきたいというのが1つ目。もう1つは、売上を100億にしたい。これは僕の中では言葉を越えた存在になっています。100億っていう数字じゃないんですよ。「状態」を指していて、「誰も無視できない存在になっている」ということを説明しています。これは、社員が凄く豊かになっているということも含んだ言葉。なのでその状態にならない場合、僕って売り上げ止めたりするんですよ。だから100億というのは数字ではなく、このエネルギーになりたいということです。

イベントを終えて、
「リアルな感想」を聞いてみた。

自分の会社の良さというものは、入社時には新鮮に感じていても、日常的なものになると鮮度が落ちてしまうものです。

イベントの冒頭でCRAZYが場づくりに成功した時は、TABI LABOメンバーが彼らの勢いにのまれてしまうのではないかと心配しましたが、チーム力をとことん重視する集団と交わったからこそ、自分達の個々の強さや個性、そしてTABI LABOにはそれを受け止めてくれる環境があるのだということを、再確認することができました。

私以外の參加メンバーも、それぞれ思うところがあったに違いない。ということで、数日後、以下の3名に感想を聞いてみました。

TABI LABOで一緒に働きませんか?

イベントを通して、TABI LABOについて少しでも知ってもらえましたか?現在TABI LABOでは、同じ釜のメシを食べながら一緒に成長していけるスタッフを募集しています。

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