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タビアン採用担当金子です!
今回は他役員からも「なんちゃん(難波)は役員の中でもズバ抜けてアカデミックだよね(笑)」とコメントのあった、代表難波のインタビューです。
かなりボリュームがあって内容も濃いため、会社理念と行動規範について合わせて一記事にしようとしていましたが、難波のこだわりにより大幅に予定の長さを超えたため、ますは会社理念についてお送りします。
難波 和之
愛知県豊田市出身。
10歳よりプログラムを書く。
大学時より上京し、学生生活を送る傍らベンチャー企業でエンジニアとして勤務し、コンシューマ向けサービスを開発。
その後、独立系ITコンサルティングを行うフューチャーアーキテクト株式会社で勤務。
大手メーカーのプロジェクトに従事。
独立後、タビアン株式会社を立ち上げる。
【ウェブサイト】
https://kaznamba.engineer/
タビアンの会社理念
①最新技術をサービスとして届ける
「エンジニアリングの最前線で活動する私たちが、テクノロジの進化による恩恵をサービスの形に整えて、人びとに届けます。」
■技術の歴史を理解した上で「最新技術」を使う
そもそも技術とは、これまで先人が培ってきた技術要素の積み重ねで、いわば「巨人の肩の上に立つ」ものです。技術は前に進んでいきますが、その速度は年々加速していて、そして「大きな巨人」になってきています。その潮流の中で、スタートアップとしてこれから生き残っていくためには、技術のフロンティアを切り拓くべきです。
「大きな巨人」というのは、技術要素の数が肥大化しているということです。例えば、数年前までデファクトだったJavaとサーブレットでWebシステムを開発する場合には、基本的にスタックが決まっていてコンパクトな技術の世界でした。
ところが、今ではRuby、PHP、C#といった古参のスタックだけでなく、Python、JavaScript、Golang、Scalaといった新しいスタックも登場し、エンジニアから高い評価を受けています。パッケージマネージャが使いやすくなり、コミュニティベースで開発されているパッケージが主流となっています。
クラウドは従量課金のデータセンターという範疇を超えて、サーバレスを始めとするサービスを「使いこなす」ものになっています。画面、サーバーサイド、データベースそれぞれの領域で、開発するプロダクトとエンジニアのスキルセットの両面から最適な技術を見極めて選択し、使いこなさなければいけません。
■スタートアップとして勝ち抜くための「エンジニア集団」という価値づけ
このように肥大化しているIT技術を武器として使いこなして世の中と対峙するのがスタートアップですから、既存領域で戦っても圧倒的に伸びしろが少ない。もちろん既存の安定した技術で、コンパクトに、手早くサービスを作って世に届けるというやり方をしている会社もあります。しかし、技術面で差別化しない代わりに、アイデアやマーケティングなど、ビジネスの領域で差別化するしかありません。一方で、数年ほど前のようにベンチャーキャピタルからの出資が盛んな訳でもありません。
この状況で、私たちは「エンジニア集団」であり、かつ新しい技術を追いかけているという特徴を活かして、価値づけをしていこうとしています。
■元・エンタープライズ系エンジニアとしての罪悪感
既存の技術を使って居心地良く過ごしているいると、時代の変化についていけなくなってしまう、という危機感を感じています。私は、前職がエンタープライズ系のエンジニアでしたので、エンタープライズ業界で経験を積んできた者としての罪の意識、なのかもしれません。
エンタープライズ業界って、大雑把に言うとお客様のシステムを新しく作り直すことが仕事です。新しくするのですが、日本人らしい忖度をいろいろ取り込んだ結果、「リスクの少ない技術スタックを使って、既存の業務を変えずにそのまま新しいサーバの上に移し替える」ことばっかりやってきたんです。
名前は挙げないですけど、なんでこんな分かりにくくて面倒なシステムを使わなければいけないんだ、という場面に遭遇することがあるじゃないですか。TwitterとかInstagramとかGoogleとかiOSとかはこんなに使いやすいのに、どうしてこんな不便なものを使わなければいけないのか、と。これ、我々エンタープライズ業界の「罪」です。ほんとうに申し訳ないと思っています。
前時代的で不便なシステムが日本に蔓延しているのが、日本の国力を低下させているんです。そういった状況に対するアンチテーゼの意識があって、「最新技術を使う」ということにこだわりたいのです。
②断絶した世界を繋ぐ
「情報・世代・業界・次元にある断絶を、テクノロジの力を活かして繋げるアイデアを考え、形にします。」
■人によって「知っている」「知らない」があるところに断絶がある
例えば、料理を作るにはレシピがあれば良さそうに思いますが、実はそれだけではなかったりします。
食材はどうやって選ぶか。洗い方、切り方、鍋やフライパンの大きさ、入れるタイミング、火の強さ、火にかける時間、消すタイミング。盛り付け、一緒に作ると合う料理、他の料理ができあがる時間と合わせること。今日の気分や残った食材に合わせて、上手に選ぶこと。
昔からレシピ本はありますが、こういったノウハウは本に載っていないですから、自分で開拓するか、誰か詳しい人に教えてもらわないと分からないわけです。ところが、詳しい人が知り合いにいないと、教えてもらう機会すらない。
詳しい人と知り合いになって、教えを請うプロセス自体は、属人的でアナログなノウハウなワケです。こうやって、人によって「知っている」「知らない」が分かれてきます。私たちは、こういう状態を「断絶」していると表現しています。
レシピ本よりもレシピ共有サイトやレシピ動画解説サービスが人気である理由は、いろいろ慣れていないと分からないことが、誰でも分かるような情報として提供されているからです。ここで、テクノロジの力が断絶を繋ぐ役割を果たしているのです。
■エンジニアだからこそ発見できる「断絶」
私たちは、料理系サービスに取り組むわけではありませんが、タビアン創業時から「技術を使って断絶を繋いでいく」という理念は変えていません。こういう「断絶」は、たくさんあります。料理の例は「情報の断絶」ですが、世代間や業界間にも断絶は潜んでいます。
一方私たちエンジニアは、職業柄これらの断絶に気づきますし、どうやって改善したら良いかぱっとイメージできるんです。なぜなら、システム開発のプロセスで繰り返し繰り返し取り組んでいることだからです。プログラムを書く時には、頭の中で小さなコンピュータを動かしながら、こっちのモジュールのステータスをチェックしつつ、あっちのモジュールと同期をとるにはどうするか、なんてことを考えています。システムには独立したモジュールがたくさんあるのが普通なので、断絶があるとシステムは正常に動かないですから、「繋ぎ込み」はいつも気にしていることです。
私たちエンジニアの視点と技術力を使えば、断絶を繋ぐことで世の中にバリューを届けられるはずだ、という信念を持っています。
③体験を豊かにし、広げる
「既存の体験を拡張したり、新しい体験を生み出すことで、人びとの人生を豊かにします。」
■「ちょっと」良くすることこそが豊かさ
私たちエンジニアが頭と手を動かしてサービスを作り、皆さんに使っていただくことで、人びとの人生を豊かにしたいと思っています。ここでの「豊かさ」は金銭的な豊かさではなく、時間を過ごす中で受け取るプラスの感情、つまり驚き・楽しさのようなものが他よりも「ちょっと」多いというようなもの。今までできなかったことをできるようにする魔法、みたいな圧倒的な変化を起こすことは自分たちに対して求めていないです。
私たちの取り組んでいるソフトウェアエンジニアリングでは、UI/UXが人間とコンピュータを繋ぐ重要なコンセプトです。UI/UXは、工業製品のデザインを出発点として、ヒューマンマシンインタフェースとして成熟してきた認知工学の歴史の上にあります。アプリの画面のUI/UXを作り込んでいくだけでなく、アプリを使ってもらう前後のプロセス含めてUXを作るのが、今の時代のソフトウェアエンジニアリングに求められていることだと思います。私たちも、サービスを使ってもらっているその瞬間だけでなく、サービスを使い始めるまでの心情の変化や、使った後の心情までエンジニアリングしたいと思っています。
■人生の旅の案内役になって、体験を豊かにしたい
タビアンは、「旅案内」から名前をもらいました。旅行に行くときには、その土地をよく知った現地の人に案内をしてもらえる機会があると、自分では巡り会えない人に会うことができたり、強い思い出が残ったりするものです。
タビアンは、サービスを使ってくださる皆さん、関わってくださる皆さんの、人生の旅の案内役でありたいと思っています。エンジニアリングを通して、いろいろな人生の体験を「ちょっと」幸せにして、豊かなものにする案内役の集まりでありたいと思います。
創業者である難波の会社理念についてのインタビュー、いかがでしたか?
技術とは何か、ソフトウェアエンジニアリングとは何か、そして「エンジニア集団」であるタビアンはどんな価値があるのか。時代背景や歴史を交えながらのインタビューだったので、かなり濃い内容だっと思います。
(インタビュアーの金子も、難波のキレッキレの回答に対して何度も聞き返したり、具体例を挙げてもらうという場面がありました。編集作業中は頭がフル回転してなかなか寝付けませんでした。)
この記事を読んで、
・最新技術の価値をよく理解した上でスキルを磨いていきたい
・世の中に価値を届けられるエンジニアとして働きたい
・ただ言われたモノを作るエンジニアは本物のエンジニアではないと思う
・今の日本のソフトウェアエンジニアリングに物申したい、そしてそれを改善したい
と思った人は、まずはオンラインでお話ししましょう!