前回の「シナマケはココが違う!」の企画でお伝えしたとおり、2021年7月に立ち上がったばかりの新規事業DX BOOSTERでは、Webマーケティングトレーナーを大募集しています!
▼【シナマケはココが違う!】ビジネスモデルを180度転換!お客様自身が課題解決できるように支援すれば、もっとたくさんの価値を提供できる!
https://www.wantedly.com/companies/synergy-marketing/post_articles/428329
そこで今回は、Webマーケティングトレーナーのお仕事について、より深く知っていただくために、DX BOOSTER立ち上げからサービス責任者を務めている鈴木さんにお話をお聞きしました。
デジタルマーケティング人材の育成を通して社会にどんな価値を提供したいのか? 実際にどうやって「育成」をしているのか? これまでにない新しいサービスの全貌を、ぜひ、ご覧ください!
*聞き手は、新卒入社3年目の山本が担当します
▼Webマーケティングトレーナーのお仕事について、詳細は以下の募集記事に掲載しています。
https://www.wantedly.com/projects/695938
ココが違う!① 集めるだけじゃもったいない!データを活用して利益を生み出すには
山本:
Webマーケティングトレーナーのお仕事についてお聞きする前に、事業の目的をお聞かせいただければと思います。DX BOOSTERはデジタルマーケティング人材を育成するサービスですが、デジタルマーケティング人材が増えると、どのような影響、メリットがあるのでしょうか?
鈴木さん(以下、鈴木):
前提として、データを集約し、活用することで新しいビジネス価値を作る「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を国が主導で進めていて、その中で「マーケティングDX」の重要性が高まりだしました。データを集約するだけでなく「データをどうビジネスに活用するか」を考えるマーケティングも重要ですよね、と。
それってつまり、顧客像やニーズを把握出来ていない企業がまだまだ多いってことなんですね。データから顧客のニーズを理解し、ビジネスに活用できる人材がもっと増えれば、その企業の情報やサービスを欲しているユーザーに対して的確なコミュニケーションが取れるようになり、結果、企業の収益が上がるだけでなく、その先の顧客も生活が豊かになると考えています。
山本:
なるほどです! ちなみに、データを活かしきれていない会社さんって、やっぱり多いのでしょうか?
鈴木:
そうですね。Webサイトでリードを集めたいとなった際に、どのページの閲覧が多いとか事実はわかっているけれど、次にどんな施策をしたら顧客が増えるかまでは描けていない企業が多い気がします。
これってすごくもったいないなと思っているんです。あるデータを活用して、打ち手を考えて実行できれば、それだけで今より成果が出てくるはずですから。
でも、社内にはできる人がいない、わたしたちも受託で支援できる範囲は限られている。そこで、社内にデータ活用人材を増すことが、企業のマーケティングDX推進の近道じゃないかと考え、DX BOOSTERの立ち上げに至ったというわけです。
山本:
DX BOOSTERは、「(データを活用しないなんて)もったいない!」から生まれたサービスだったんですね。
ココが違う!② お客様の一員となって、成果を追い求めていく
山本:
DX BOOSTERの要となるWebマーケティングトレーナーは、どのような役割を担っているのでしょうか?
鈴木:
DX BOOSTERのサービス提供はセールスとWebマーケティングトレーナーが2人で進めます。受注まではセールスが責任を持ち、受注後はWebマーケティングトレーナーが担当する。役割が明確になっているため、トレーナーは受注後のお客様の支援だけに集中できます。
受注後は、お客様に対してマーケティングを6カ月1セットでトレーニングしていきます。
何をトレーニングするかは、企業や担当者のレベルやゴールによってプログラムを作る必要があるため、最初にお客様の初期分析を行います。実は、このタイミングでお客様から最初聞いていたプランから変わることがよくあるんです。たとえば、広告改善で契約をいただいたけど、実際にWeb解析や売上などのデータを見ると、サイト改善をしたほうがいいといったケースですね。つまり、お客様が目指すゴールを実現するためには、ヒアリングだけではわからないお客様の現状を知る初期分析が必要不可欠なんです。
山本:
初期分析を終えたあとは、どのような流れで支援していくのでしょうか?
鈴木:
お客様が目指すゴールに向けて、中長期のマーケティングDX全体のロードマップを作ります。次に、6カ月後にお客様になっていて欲しい姿、スキルをゴールとして設定します。
6カ月後のゴール設定ができたら、毎月のプログラムを決定し、支援をスタートします。どのプランにも、説明用のマニュアルやテンプレートが用意されていて、基本的には、マニュアルを使って説明する→お客様へテンプレートを提供し、宿題(課題)実施いただく→フィードバックを繰り返していく形になります。
山本:
ゴールから逆算して、やるべきことを決めるんですね。
鈴木:
そうですね。お客様ご自身も次に何をやるのかがわかりやすいですし、やっている中で「こういうこともやってみたい」というニーズも出てきやすい気がします。ちょうど今、サイトリニューアルに向けた設計プランを一緒に行っているお客様がいるのですが、もともとは自社のデータや顧客状況についてきちんと把握した上で改善できるようになる、というところをゴールにしてトレーニングを進めていたんです。しかし、自社の状況がわかってくると、ページ単位で部分最適しているだけじゃ「顧客にとって使いやすいサイト」という目的を達成できないとお客様ご自身で思い至り、結果、6カ月終了後に次のプランとしてリニューアルを設計支援することになったんです。こういった気づきが多いからか、ご支援させていただいたお客様の多くが6カ月で終わらず、次のプランに進んでいただいています
山本:
試してから初めてわかることって、たくさんありますよね。Webマーケティングトレーナーは、お客様ご自身が目指すゴールを実現できるようにするのが役割だと思うのですが、どのようなスタンスで取り組むのがいいのでしょうか?
鈴木:
外部から支援するという意識ではなく、お客様のチームの一員として「成果を出すために何をしたらいいのか」を考えるのが大事だと思います。自分のこととして捉えると、より真剣になりますよね。
なお、成果を出す方法については、20年以上に渡りシナジーマーケティングが培ってきたマーケティングノウハウや考え方をすべてマニュアル化していて、フレームワークとして同じ品質で提供していただける状態になっています。たいていのことはマニュアルで解決できるので、教えることが初めてでも、すぐに慣れていただけると思います。
※実際の取組事例(SCSK株式会社様):ゼロスタートから早期に成果を生み出したデジタルマーケティング戦略とプロセスの全貌 ~並走型支援が示した「自走」への道筋~
ココが違う!③ まだまだ0→1フェーズ! 事業を創りながらアップデートを続ける
山本:
マニュアルで「たいていのことは」解決できるとおっしゃっていましたが、解決できないものもあるのでしょうか?
鈴木:
プラン自体がまだない要望をいただいたときですね。ただ、それをお断りするのではなく、新しいプランとしてマニュアル化できるかどうか、サービスとして今後ニーズがありそうな内容かを見極めてから受ける場合もあります。
一方で、今あるマニュアルのアップデートも続けていく必要があります。デジタル領域はトレンドが変わりやすいので、最前線で支援をしているWebマーケティングトレーナーのみなさんには、「もっとこうしたほうがいい」とか「こういうマニュアルもあったほうがいい」など、どんどん提案していただけると嬉しいですね。
山本:
今あるものをアップデートしつつ、新しいものも一緒に作っていけるんですね。おもしろそうです!
鈴木:
特に今は、立ち上げからまだ1年しか経っていないということもあり、チャレンジしたり、作り上げていける部分が多いですからね。
チャレンジやアップデートという部分でいうと、トレーナー自身にも当てはまると思います。マーケティング業務ってWeb広告だけとか専門特化型になってしまいがちで、広く学べる機会ってなかなかないんですよね。そこをWebマーケティングトレーナーとして未経験の領域でもマニュアルを使って経験できるのは、スキルにもキャリアにも大きくプラスになると思います。
山本:
お聞きしている感じだと、マーケティングの経験が浅い人でも活躍できるのかな、と思ったのですが…。
鈴木:
経験が浅くても、もちろん大丈夫です! Webサイトや広告などを「どう改善すべきか」を考えた経験があって、成果を出したいと考えている人ならフィットすると思います。先ほどもお伝えしたように、マニュアルやテンプレートも用意されていますし、技術的なところは入社後にいくらでも身につけられますから。
山本:
技術というところで、ほかに必要不可欠なスキルはありますか?
鈴木:
単純な知識やノウハウを除くと、お客様に伝えるスキルが重要です。相手のレベルに合わせて、単語の意味や、起きている事象の意味・背景をどこまで説明するのかを調整したり、どうやって話を進めていくかを考えられるといいですね。
たとえば、「サイトのコンバージョンが0.7%」と聞くと、マーケティングの経験があればそれがどのような状態か直感的にわかるのですが、そうじゃない人も多いですよね。コンバージョンの用語から説明したほうがいいかもしれないかもしれないし、逆に、結論だけ話してほしいかもしれない。この部分の見極めができていないと、お客様が内容を理解しないまま話が進んでしまう…なんてことにもなりかねませんよね。
DX BOOSTERはお客様に学んで頂くサービスなので、どうすれば理解いただけるかを常日頃から考えることが必要かなと思います。
山本:
相手が理解できるように伝える力は、どの仕事でも活かせそうですね。
今回、鈴木さんのお話を聞いて、デジタルマーケティングの可能性を広げたい、もっと深く携わりたい人にとって、Webマーケティングトレーナーのお仕事はぴったりだと感じました。ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ、お気軽にご連絡いただければと思います!