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「業務の枠組みを超えて、お客様に価値を届ける」インサイドセールス

警備会社での営業職を経て、インサイドセールスとしてスタディストに入社した宮崎媛乃さん。お客様のお話にじっくり耳を傾ける丁寧な仕事ぶりで、もっとも活躍しているメンバーの一人です。宮崎さんがなぜスタディストを選んだのか、インサイドセールスとして日頃どんなことを大切にしているのか、話を聞きました。

<プロフィール>

Teachme Biz事業本部 営業部 宮崎 媛乃

新卒で大手警備会社に入社。個人・法人の防犯セキュリティ営業を経て、バックオフィス業務を担当。2023年7月、スタディストに入社。インサイドセールスとして、卸売業や小売業、宿泊業、サービス業などのお客様へのアプローチを担当している。

新卒で警備会社へ。育児と両立できる環境を求め、SaaS系企業のISを目指す

ーースタディスト入社以前の、宮崎さんのキャリアについて教えてください。

新卒で、大手警備会社に入社しました。就職活動をする以前は「男性中心の業界」というイメージだったのですが、説明会で女性の方がお話される姿が印象に残り、興味が湧いたんです。入社後は個人、法人のお客様を対象に、防犯セキュリティサービスの営業を担当しました。

その後、2度の出産と育休を経て、研修を担当する部署に異動しました。バックオフィス業務をメインに、会社に所属するアスリートのお世話をすることになったのです。アスリートと会社を結ぶ会長直結の事務局で貴重な経験をさせてもらい、業務の進め方など、勉強になることがたくさんありました。アスリートの中には、オリンピックに連続出場している選手もいました。コロナ禍で東京オリンピックが延期になった年には、例年とは異なるイレギュラーな状況が次々と起こり、答えのない課題に取り組む姿勢や、度胸が培われたと感じています。

ーーなぜ転職しようと思ったのですか。

出産してから数年間は、コロナ禍ということもあり、比較的柔軟にリモートワークができていました。アフターコロナになり、「出社回帰」を促す企業が増える中、私が働いていた会社でも出社の機会が増えてきたんです。今後子どもが成長すれば、よく言われる「小1の壁」のような状況も起こってくるだろうと思いました。育児と両立しながら長く働き続けたいと考えて、柔軟な働き方ができる企業の多いIT業界に興味を持ったのです。

小さい子どもを育てていると、急な発熱で保育園から呼び出されるなど、突発的な対応が発生します。業界にかかわらず、事前にアポイントをとり、直接お客様を訪問するタイプの営業職は難しいと思いました。一方、インサイドセールス(IS)であれば、ある程度自分のペースで働く時間をコントロールできます。現状の生活の中で、無理なく働き続けられる職種ではないかと思い、SaaS系企業のISを中心に転職活動を進めました。

シンプルなサービスの魅力と、人のあたたかみに惹かれ、スタディストに入社

ーースタディストに興味を持った理由は?

一口にSaaSと言っても、今は本当に多種多様なツールがあります。中には複雑だったり、用途が限定されていたりするものもありますが、Teachme Bizは汎用性が高く、仕組みも使い方も非常にシンプルです。マニュアルのデータ化を通じ、「伝わらない」「わからない」を解消するというニーズは、あらゆる業種に存在します。削ぎ落としたシンプルな理念を持つ会社、サービスだからこそ、自分の言葉でお客様に魅力を伝えることができそうだと感じたのです。

ーー入社の決め手になったのはどんなことでしょうか。

面接のとき、自分を無理にとりつくろっている感じがなく、自然体で話すことができたんです。「これまで、目の前に課題が現れたときには自分自身で悩み、考えて答えを出してきました」とお話ししたら、「スタディストでは、そのやり方はしないでください」と言われて驚きました。「ここでは、みんなで考え、協力して答えを出すことを大切にしています。だから、宮崎さんも周りをどんどん頼ってください」と。あたたかみのある素敵な会社だなと思い、入社を決めたのです。

ーー現在は、どんなお仕事・働き方をしていますか。

Teachme Biz事業本部の営業部で、卸売業や小売業、宿泊業、サービス業などのお客様を支援しています。Teachme Bizに関心を持ってくださったお客様に、電話やメールでアプローチし、課題を引き出すお手伝いをしたり、サービスのご紹介をしたりするのがISの役割です。

営業部内には複数のグループがあり、それぞれのグループにISとFS(フィールドセールス)が所属しています。私たちのグループには3人のISがいて、日々Slack上でコミュニケーションをとりながら業務を進めています。担当は決まっていますが、それぞれ得意分野があるので、臨機応変にサポートし合うことも多いです。週に2回はオンラインの「朝会」で顔を合わせます。業務上の真面目な話はもちろん、子育て中のメンバーと近況報告をすることもあって、貴重なコミュニケーションの機会になっています。

適切なサポートにつなげるため、お客様の話に耳を傾ける

ーーISの仕事をしていて、やりがいを感じることはありますか。

以前Teachme Bizに興味を持ってくださったものの、ご契約に至らなかったお客様にお声がけしたときのことは、印象に残っています。前回やりとりをしたのは私ではなく、別のIS担当者だったのですが、当時の経緯やお話した内容など、詳しい記録が残っていました。要点を確認した上で、「以前、こんな課題があるとおうかがいしましたが、現在のご状況はいかがですか」と再度メールをお送りしたのです。

実はそのとき、お客様はあらためて業務上の課題を感じ、悩んでいたタイミングだったそうです。「ちょうどいいタイミングで声をかけてくれて、ありがとう」とご返信をいただきました。FSの担当者からお客様に具体的な提案をし、ご契約につなげることができました。お客様の課題を解決するサポートができ、うれしかったですね。

当初はご契約に至らなくとも、タイミングが合えばTeachme Bizを導入したいと考えている、今回のようなケースは案外多いのではないかと思います。ISが一歩踏み出してお声がけすることで、悩んでいるお客様のサポートができるかもしれないと考え、私自身の経験を社内向けに発信しました。そこから全社的に、「お客様に再度アプローチしてみよう」という動きが生まれ、社内に対してもプラスの動きができたのではないかと思っています。

ーー仕事をする上で、大切にしていることがあれば教えてください。

まず、お客様の話に耳を傾けることを意識しています。代表の鈴木は、スタディストのサービスを病院の診察に例え、「お客様の痛みを知らなければ、適切な処方ができない」とつねづね言っています。お客様がなぜスタディストのコンテンツに目を向けてくださったのか、その背景にどんな状況があるのかを知ることが、ISの大切な役割です。

社内では、メンバーに「ありがとう」を伝えることを意識しています。開発チームがTeachme Bizを生み出し、マーケティングチームが魅力的なコンテンツを発信してくれたからこそ、お客様がサービスに興味を持ってくださり、私たちISの仕事につながっています。「あなたのおかげで私の仕事がある」という感謝を全員に伝えたいという気持ちで、日々の業務にあたっています。Slackでの情報発信などもまめに目を通し、できるだけリアクションしていきたいと思っています。

ISの枠組みを超え、「スタディストの一員」という意識で行動する

ーー仕事と育児の両立については、いかがですか?

入社前に思い描いた通り、両立できていると思います。スタディストに入社する以前は、例えば子どもが風邪ぎみでも、外せない仕事があるのでやむを得ず保育園に預けて出社し、数日後に発熱してしまうというようなことがよくありました。でも、今は「風邪かな」と思った時点で午前中だけお休みをもらって病院へ行き、薬を処方してもらって悪化を防ぐこともできるので、かなり働きやすくなりましたね。

スタディストには子育て中のメンバーも多く、マネジャーや男性社員も子どもの体調不良や行事に合わせて勤務時間を調整しています。そういった意味でも、急に休まなければならなくなったときに申し訳なさを感じることが少ないですし、両立しやすい環境だと思います。

ーースタディスト、特にISのお仕事は、どんな方に向いていると思いますか。

現在のスタディストは、成長フェーズにあります。組織のあり方もダイナミックに変化しますし、それにともなって、仕事のやり方が大きく変わることもあります。考え方を柔軟にして、変化に適応していく姿勢が求められるのではないでしょうか。

目に見える形が変わったとしても、「お客様に価値あるサービスを提供する」という基本がぶれることはありません。ISという職種の枠組みを超えて視野を広げ、「スタディストの一員」として行動できる方であれば、きっとスタディストで働く時間を有意義なものにできると思います。

ーー最後に、今後宮崎さんが仕事の上で実現したいことを教えてください。

私自身、日々新しいことを学んでいる状況で、業務に没頭しているとあっという間に一日が終わることも多いです。お客様にご提案する機会を創出するだけでなく、そこからさらにTeachme Bizを活用し、課題を解決していただくところまで見据えた動きができるよう、視座を上げていきたいですね。

現在は家庭の状況もあり、直接お客様を訪問して支援する働き方は難しいですが、いずれ子どもが成長したら、お客様に直接Teachme Bizをご提案し、課題解決のお手伝いをしてみたいと考えており、その日を夢見て業務に取り組んでいます。

(取材・執筆/高橋三保子)



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