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【インタビュー#2】宇宙事業のエキスパート!執行役員 | 伊藤剛さん

みなさん。こんにちは。スペースデータ採用担当です。

スペースデータで一緒に働くメンバーがどんなことを実際にやっているのか、社内の様子を少しでも皆様にお届けできるよう、社員インタビューや対談インタビューなど発信をして参りたいと思います。

本日は、4月5日に執行役員として、ご就任いただいた伊藤剛さんへのインタビューです。

この日はなんと先日ご紹介した坂本さんや伊藤剛さんの取り計らいで、JAXAを訪問することができました。インタビューとあわせて、お楽しみいただければと思います。

【プロフィール】
執行役員 宇宙戦略担当
伊藤剛(いとう つよし)さん
東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了後、1997年、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。同年から20年以上にわたり日本の国際宇宙ステーション「きぼう」プロジェクトに従事。
日本初の有人宇宙施設「きぼう」の各種機器の開発、NASAとの国際調整、全体システムインテグレーション、運用準備を担当。2008年の「きぼう」打上げ以降、フライトディレクタとして「きぼう」の運用管制を指揮。2012年から「きぼう」の実験装置開発、将来の有人探査に向けた技術研究を統括。2021 年から宇宙の商業利用時代に向けて民間利用を推進する取り組みに従事。2024年に当社に参画。


伊藤さん、今日はよろしくお願いします。改めてとなりますが、JAXAでのご経歴を教えてください。

はい、よろしくお願いします。
私は1997年に宇宙開発事業団、現在のJAXAに入社し、以降20年以上にわたり、日本の国際宇宙ステーション『きぼう』プロジェクトに関わってきました。

具体的には、『きぼう』の各種機器の開発やNASAとの国際調整、全体システムインテグレーション、そして運用準備を担当していました。2008年に『きぼう』が打ち上げられてからは、フライトディレクタとしてその運用管制を指揮しました。

2012年からは『きぼう』の実験装置開発や、将来の有人探査に向けた技術研究の統括を行い、2021年からは宇宙の商業利用時代に向けた新規装置類の開発や民間利用のプロセス整備に取り組んでいます。

スペースデータとの出会いはどのようなものでしたか。

今年の元旦に現経営企画室の坂本さんから突然連絡があり、「1月3日に佐藤さんと打ち合わせをすることになったので一緒に出てください」と言われ、オンラインでお会いしたのが最初です。その時に宇宙への素朴な疑問をたくさん頂いて、夜遅くまでとても盛り上がったのを覚えています。

それまではYouTubeなどで拝見し、宇宙開発において様々なことにトライされている方だと存じてはいました。実際にお話しをしてからはIT業界ひいてはIT黎明期を牽引してきたノウハウや判断力というものがあり、宇宙でも適用できるんだという確たる信念を持たれている方だと実感しました。

話せば話すほどITと宇宙開発は親和性が高く、デジタル空間と宇宙空間は1番近いところにあるのではないかというのも感じました。
佐藤さんの信念はこれできちゃうんじゃないか?と不思議なほどに未来の成功を感じざる得ないものでした。

はじめて、スペースデータの事業構想を聞いた時、実際どう思いましたか?

100%の成功を求める宇宙業界とは対極のIT業界のアプローチを聞いて、人が宇宙を気軽に使えるようにするために必要なコンセプトはこれだ!と思いました。

そのキーワードの一つがオープン・スペースコロニー(宇宙空間における居住可能な人工的な居住地)です。スペースコロニーを作れるかどうか問われた時、前向きな気持ちしか浮かびませんでした。スペースコロニーはイメージが壮大すぎるため、あまり話題にならないテーマですが、インターネットと同じようなオープンアーキテクチャでたくさんの人が参加して、小さな宇宙機を連結して大きな居住施設を作り上げるという構想は、現実の可能性がある斬新なアプローチと感じました。

「宇宙とデジタルと地球」をテーマにした時、宇宙を専門とする人は宇宙が大好きで宇宙ばかり見ている人が多い中、佐藤さんは宇宙で短期間で実現できなかったとしても、地球に還元できるようにするプランBも考えている。外れたらどうしようかという一本橋ではなく、バックアップなり周りを埋めていきながら着実に前に進められている印象でした。

そんな感じで初めて話を聞いた時からやはり佐藤さんに説得力というものを感じていたのでしょうね。

スペースデータに参画しようと決めた理由は?

今までの国の機関での仕事は宇宙機システムを開発して個別のミッションを確実に成功させることでした。プロジェクトの性質上、毎回新たな宇宙機を1から作っていくという進め方が多かったのですが、過去の知識やノウハウを一般化してもっと多くの人々が使えるようにする、ソフトウェアなどはオープンにして横通しして再利用できるようにする、といったこれまで自分ができなかったことにトライできる環境がスペースデータにはありました。

スペースデータの取り組みは先端デジタル技術やソフトウェアの力で宇宙開発ノウハウを世の中に広め、人類の宇宙進出を加速させるという新たな挑戦で、そこにとても魅力を感じたのが大きいです。みんなが使えるものにして、大勢の人を巻き込んで宇宙開発を発展させていこう!そう思いました。

スペースデータでの働き方や他のメンバーの雰囲気などはどうですか?

様々な分野の先端を走っている方々ですが、佐藤さんを筆頭に人間力がとても高い方々が集まっています。次から次へとアイディアが生まれて自ら実行していく様子を見ているとワクワクしてきます。なんだか居心地もいいんです。というのも、実績があったり世の中をリードしていたり絶対に優秀な人達なのにおごっている人が誰もいない!尖っている人もいるのかな?と思っていましたが、話をしていてちゃんと“人”と話をしている感を感じるんです。

話をしていて無理のないカタチで自然とお互いが盛り上がる人がとても多い。佐藤さんがそういう人を集めているのかなと思いますが、それが全体的に人間力を感じる雰囲気作りになっているのかなと思います。人が人を呼ぶ。この人とだったら仕事をしたいなとどんどんその輪が分野問わずに広がっているような環境です。

先ほどJAXAの『きぼう』運用管制室や宇宙飛行士養成施設をメンバーの皆さんにご案内したのですが、こちらがびっくりする程関心を示してくれて、きぼうの管制室の案内した時も反応が凄すぎたんですね。私にとっての日常が、皆さんにとっては新鮮で、直接見てもらったストレートな反応がグサっと来ました。リアルな宇宙の仕事を見てもらえて嬉しかったです。

↓伊藤さんを囲み興味津々なメンバー

今後スペースデータでどんなことを成し遂げて行きたいですか?

出会って初めに聞いたスペースコロニーを実現させたいです。

ロケットを打ちたい人はいるけど、スペースコロニーを作りたいという人は聞いたことがない。世界中の人々が宇宙を利用して生活圏を拡げ、まるで郊外に街が広がっていくかのように、宇宙に向かってインフラが整えられ、人の住処が一つずつ生まれ、それが繋がっていくことを夢見ています。
色々な人を巻き込んで、場が広がっていくこと、それにトライする価値は十分にあるなと感じています。

最後に、これからどんな人と一緒に働きたいですか?メッセージあればどうぞ

これまでの宇宙開発の概念を刷新するアプローチで新たな宇宙時代を切り拓く素晴らしい仲間が集まっている会社です。お互いにエネルギーの刺激を与えながら、世の中でやっていないことにチャレンジできればと思っています。
私達には夢があるから純粋にそこに向かっています。
壮大な宇宙事業だからこそ共に楽しみ、一緒に力を合わせて世界中の人々を宇宙に連れていきましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました!
次回のインタビューもぜひお楽しみにお待ちください。

スペースデータでは、様々なポジションで募集を行っております。
詳細は求人票にてご確認ください。皆様からのご応募を心よりお待ちしております。

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