ヒアリング力を武器に業務効率化に挑戦! ーーロボット活用で現場を変える、 “現場改善企画職”インターン
0. はじめに
はじめまして!
都内の私立文系大学に通う野末航平(のずえこうへい)と申します!
ソフトバンクロボティクス(以下、SBR)でインターンを始めて、まもなく1年になります。
この記事では、実際に施設の清掃現場に入り込み、関係者へのヒアリングを通して現場課題を発見、現場の課題を解決に導く SBRインターン「現場改善企画職」について、①業務内容 ②魅力 ③得られるスキル の3つの観点からご紹介します!
1. 現場改善企画インターンとは
現場改善企画インターンは、現場で得た業務の情報を起点に、まずはその現場で業務効率化を企画・実行し、そこで成果が出たら他の現場へと横展開をしていくお仕事です。
SBRは主にロボットの開発・販売を行う企業です。しかし、ロボットを“売って終わり”にはせず、現場でどう活用し、どう価値を創出するかまでのカスタマーサクセス部隊も持っています。
さらに、グループ会社としてロボットを実際の現場で活用して清掃サービスを提供する「SmartBX社」も展開しています。オフィスや店舗、ホテルなどで、清掃の品質と効率を高めるサービスを提供しており、AIやロボットを活用した現場改善の実践を担っています。
このような環境の中で、現場改善企画職はまさにその“現場”に入り込み、人とロボットが共存する清掃業務のあり方をアップデートしていく役割を担っています。
2. 現場改善企画職の魅力ーー筆者の体験談
この仕事の大きな魅力は、「アナログな清掃業務を、自分の提案で少しずつ変えていけること」です。
清掃ロボットやセンサーなどがすでに導入されてはいるものの、清掃施設にはまだアナログな業務が多く残されています。
実際に私は、清掃員の歩数や1人当たりの清掃範囲など、これまで数値化していなかった指標を新たに設定し、フロアマップを用いて清掃範囲の分担を見直す「フロアマップを活用した清掃効率向上」などを提案しました。
また、SBRで働くうえで欠かせない魅力のひとつに、「育てつなげるフィードバック文化」があります。
たとえば、この提案では、単に「いいね」と褒められて終わるのではなく、「こういう見せ方はどう?」とブラッシュアップのフィードバックをたくさんもらいました。
さらにその提案を、社員へ自分の言葉でプレゼンするチャンスをいただきました。これにより普段一緒に働く機会の少ない管理職社員にもつなげていただきました。
「自らの提案で関係者を動かす実感」と「提案を育て、つなげてくれるインターン制度」が両立している――。この環境だからこそ、仕事の手応えと自分の成長を実感できています。
3. なぜこの働き方が生まれたのかーー職種誕生の背景
そもそもこの「現場改善企画職」は私が生み出しました。
当初任されたミッションは、「清掃現場の困りごとを何か解決してほしい」という、かなり抽象的なものでした。
しかし、これまで生の声にとことんこだわって行動してきた私は、「実際に清掃施設を見てみたい!」と提案し、身体と頭の両方を使う働き方を自ら選択したことで、「現場改善企画職」が誕生しました。
4. 現場改善企画インターンで得られる2つのスキル
① 清掃施設の課題を見える化するスキル(=課題発見力)
入社直後、私は「アイデアをゼロから考えること」が得意ではありませんでした。
これまで提案してきた企画も、すべて誰かの悩みや想いをきっかけに生まれたものでした。
清掃施設での会話や、業務後に一緒に清掃員とランチをしながら、本音に耳を傾ける中で、企画の種を見つけてきました。
こうしたヒアリングの積み重ねを通じて、今では表面化していない課題を言語化し、明確にする力が身についたと感じています。
② 森を見ながら木を見ていくスキル(=目的意識力)
このインターンのゴールは、単に1つの現場の効率を上げることではありません。
1つの成功事例を他の清掃施設にも展開し、会社全体の利益につなげることが求められます。
だからこそ、常に「これは全体最適にどうつながっているのか?」という視点を持ち続け、目の前の課題にもしっかり向き合いました。
実際、何度も上司の方に「今回の目的は何だったっけ?」と問いかけてもらう中で、目的を見失わずに思考を進める力が鍛えられました。
5. さいごにーー共に働きませんか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
この職種の一番のやりがいは、「自分のヒアリングが会社全体に貢献する企画の種になる瞬間を味わえること」です。
すぐに現場で課題を見つけ、企画に結びつけられるほど、現実は甘くありませんでした。
自分が想定していた通りに企画が進まず、悩んだ時期が何度もありました。
それでも現場に通い続け、地道に声を聞き続ける中で、少しずつ見えるものが増えていきました。
簡単にはうまくいかないからこそ、一人で抱え込まずに誰かと悩みを共有できていたら、もっと前向きに進めたかもしれない――。
そんな想いがあるからこそ、今は「その悩みを一緒に乗り越えられる仲間に出会いたい」と心から思っています。
少しでもこの仕事に興味を持っていただけたら、ぜひ一度、お話ししましょう。
一緒に、DXの未来を考えていけたら嬉しいです。