※本記事は、noteの転載となります。
直近の実績について
今年2025年1月からの月平均の売上が、個人では450万〜500万程度を維持できるようになりました。
同業の方向けのイベントでの登壇も、複数回経験させていただきました。
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集客のため「トップCA(キャリアアドバイザー)」と仰々しいタイトルになっています
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もっと売上を立てている方も多くいるとは思いますが、立ち上げ1年で目指していた水準には近づきました。「会社としての実績や認知度/信頼がなく」「独自の集客手法を確立したわけでもない」「必ず他社比較されながら」という状況でだったので、少しも余裕がなかったです。本当に毎月最終日まで数字がどうなるかに高い緊張感を持って臨んでいました。
とにかく他よりいいサービスを求職者さんへ提供しようと考え、実行した結果で得た実績でしかないため、その中で「ここが価値なのでは」と振り返って整理した内容を、備忘録としても書いていきます。
強みの発見は、特性理解と社会を知ること。そこに介在価値がある。
提供している一つに「強みの発見」があると思っています。前提として、その人の「強み」と言われるものは、その人が選ぶものではなく「その人の特性」と「社会や世界との関係性」で決まる、という話があります。
個人的にもファンである深井さんの以下の動画で説明されています。
👉30:33 の「あなたの強みはもう決まっている」だけでもみてほしい
強みは決まっているから自己分析をし続けることにはそれほど意味はない、という点でも強く共感しました。
スキルは経験により作るものだが、強みは気づくもの、と思っています。
その強みに気づくためにキャリアアドバイザーとしての介在価値があり、よくある自己分析のサポートみたいなこととは少し違うと思ったので、記載します。
主に2パターンあり、
① 相対的な「違い」から自分の特性に気づける
例えば「コミュニケーションが明るい」人は、自分だけで「明るいか」が決まるわけではなくて、「多くの人のコミュニケーションのテンションと比較すると、笑顔や声の大きさから、明るく感じさせる」みたいなところがあるはずです。
この例は自分でも気付きやすいのですが、もっと無意識的な的なこともあります。過去の経験や人柄を理解しようとヒアリングしている中で、「趣味は、よくYouTube見てます。iPhoneの周辺機器やガジェットに関するレビューの動画を見てたりします」と話しており、あまり聞いたことがない内容でした。僕もその類の動画をYouTubeで見たことありません。
そこを深ぼると「モノの成り立ちや構造を理解するのが気持ちいい」とか「便利なガジェットやモノに興奮する」みたいなことが出てきたりします。この辺から、美容師さんとカスタマーサポート職の経験しかなかった人へ、エンジニア職とかも合うかも?とかを考える要素を抽出します。
相対的、と聞くと「優劣」の話っぽいですが、そうではなく「差異」が大事だと思っています。その人の「異なっている部分」を見つけて、強みとして整理することが重要な役割です。
余談ですが、以前コーチングを受けたことがあり、「才能は can(できること)ではなく、want to(したいこと)なんです」と教えてもらいました。
その中で定義されていた才能、という言葉には「言われなくてもやり続けられること」「なんなら子供の時にやり続けて怒られたこと」の中にあることが多い、とも言われ、僕自身の支援の中でも参考にしている考え方になっています。
② 面白そうに、社会(業界や職種)を知るきっかけになる
多くの人が、社会や世界についてもっと知るための存在になりたい。
情報が最適化されて、レコメンドされるため、「知らなかったことを」「興味深く/面白く」届けて、もっと社会(業界や職種)を知るきっかけになりたいと思い、話しています。
正直、将来性がある職種が何で、自己分析した結果の適性という意味での「正しい情報」は、僕らよりAIの方が強いです。
僕らでも人口動態推移から労働人口がどれくらい減るか、今後もAIを始めとしたテクノロジーがさらに便利になる、というのは確定的な未来としてわかっているので、その中で必要とされる仕事が何かをお伝えするのは、当然にやります。
ただ、もっと重要なのはそういった「理屈や正論」よりも、「面白そう」の方が強い、人は動く、のでは、ということです。
「楽しく面談してて、気づいたら興味ある仕事が見つかった」や、「対話により新しい発見や学びがあった」くらいの状況/体験を作ることに意味がある。というか、作らないと意味がないとも思います。
各業界の仕事を、いかに面白く、魅力的に、楽しそうに伝えるか、はかなり意識してやっています。
ここに関してはテクニック的な話もありますが、それよりも、「本当にその仕事を面白いと思えるか」「リスペクトしているか」が言葉に出る、と思っています。「こんなすごい仕事なんすよ〜」の部分に感情を込められるか、というのが近いです。
コミュニケーションとしてインストールしようとしているのは「オタクぽさ」でして、テレビで見ていた「さかなクン」のお魚の話は面白かったし、身近にいるアイドルオタクの人のアイドルの話は聞いてて割と楽しいです。
仕事の魅力を合理的に説明されることと、「この人はその仕事をすごいと思っているんだろうな〜」と感じるか、は意外に大きな違いがあり、後者を体現していきたいです。
体験や事実の“解釈”をサポートする
もう一つの価値には、自分の経験の言語化、再解釈ができ、強みやスキルと転職軸を自分の言葉で話せるようになる、があると思います。
これも主にパターンが2つあります。
1つ目は、「解釈の仕方が変わり、ポジティブな意味合いになる」こと
よくある、退職理由をポジティブに言い換えるという、表面的な言い方を変えるだけでは不十分で、単なる面接対策ではなく、内省支援をするように心がけています。
20歳を超えた大人が、大きく変わることは前提としてほぼないです。
ただ、解釈の仕方が変わることで、その積み重ねで人が変わったように、意識や考え方、コミュニケーションの仕方が変わることがあると思っています(と信じています)。
例えば、成果を出している営業の中で、特に女性でよくあるパターンとして「営業で数字を追うのが嫌で転職したい」という内容。
でもよく話していくと「数字へコミットするのはいいが、顧客のためになれている実感が持てず、苦しい」という内容だったりします。
であれば「より顧客のためになれる(と感じられる)事業、業務に変える」転職をする、と整理する方が本質的です。
(もちろん営業自体がミスマッチというケースもあります)
ここをちゃんと話さず、「数字追うのがしんどいから別職種にしましょう」とだけ進めるのは絶対にしないようにしており、
「今回の転職がその方にとってどんな意味になるか」が大事だからです。
大袈裟かもですが、「逃げてしまった」という経験を作る(という認識にさせてしまう)ことは、その後の人生への幾分かマイナスの影響があると考えています。
2つ目は、「解釈(理解)の解像度が上がり、より魅力的な説明が可能になる」パターン
成果を上げていても、何故かを十分に説明できていないケースが多いです。
そもそも成果と認識していないケースすらあります。
その行動の中で価値が高い部分に、恐縮ながら、認識しやすいようにタイトルをつけてあげる/名付ける作業をしています。
例えば営業マンの方で、「成果の要因はなんですか?」と質問した時に「説明が丁寧でわかりやすいことです!」と言われた際には、
説明が丁寧なことは、その方の成果の要因の一部でしかないのでは?と思います。
その方はSaaSの法人営業の方だったのですが、よく聞くと、カタカナ言葉などをできる限り使わず、顧客を置き去りにせずに「何がどう良くなるか」を説明しているとのことでした。
「顧客視点のコミュニケーションによる関係構築力」や「解決できる課題を明確にする提案力」と定義する方が、どんなことができるのかがよりクリアになります。
これ、言われるとその方も「あ、確かにそうかも」となってくださることが多くて、
そこで自分の「スキルや成長を認識する」こともあります。
肉体的な成長と違って、ビジネススキル的な成長は目で見て認識するのが難しいので、そのサポートです。
例えば営業として数字が上がっていれば成長したか、というとそうではなく、「なぜ数字を上げられているか」が捉えられていないと、本人として成長した実感は乏しいです。成長は「根拠のある自信が増えること」「自己効力感が高まること」に近いイメージなので、そこを後押しします。
おわりに
創業期のフェーズに飛び込みたい方、大歓迎です。
少人数ながら社員が増え、採用を続けながら組織でできることに挑戦していきます。AI時代の労働供給制約の時代において、エッセンシャルワークの問題を共に解決していきましょう。
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