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【トップインタビュー】昭和23年創業、グローバルに事業展開する菓子グループ企業「新杵堂」のミッション、ビジョン、バリューとは

新杵堂グループ会長の田口和寿に、会社のコアであるミッション、ビジョン、バリューについてインタビューしました。この記事を読んで、「新しいチャレンジをしたい!」「グローバル展開をする企業で本気で仕事に取り組みたい!」と思った方は、ぜひ下記募集記事からエントリーしてください!エントリーをお待ちしております!

ーーまずは、新杵堂の掲げるミッションについて教えてください。

「お菓子で人々を幸せにする」

1948年の創業時、戦後の当時高級品であった甘味。復興のさなか、厳しく貧しい生活を送る多くの人に甘味=お菓子を気軽に楽しめるようにし、幸せを感じてほしいとの思いから創業者の田口由松が創業を決意したところから新杵堂は始まりました。

創業から受け継がれるお菓子には無限の可能性があるという確固たる信念。この想いを企業理念に込め、創業から今日にいたるまで、当社のミッションとしています。


ーーこれまでそのミッション実現に向けてどのような取組をしてきましたか。

「お菓子で人々を幸せにする」ために、これまでさまざまチャレンジをしてきました。

まずは、美味しいお菓子を生産できないことには何も始まりません。創業者は九州で栗きんとんの製造を開始しましたが、よりよいお菓子を追求し、栗の栽培に適している岐阜県中津川市に移りました。寒暖差ときれいな水から生まれる良質な栗を加工し、美味しい栗菓子を作りました。今現在でも、新杵堂の和菓子は伝統の手法を受け継ぎながら製造されています。

また、美味しいだけでなく、安心して食べていただけるように、2022年に国際的な安全認証規格であるFSSC22000を取得しました。認証の取得には、厳しい食品安全と品質への取り組みが求められます。新杵堂の本社工場はこのFSSC22000を取得し、お客様に安心安全のお菓子をお楽しみいただけるような品質管理に日々努めています。

美味しくて安全なお菓子ができれば、それらをより多くのお客様にお届けできるように、販路の開拓が必要となります。新杵堂は、1998年からいち早くインターネット販売を開始し、日本全国への販売を開始しました。対面販売についても、店舗の撤退など紆余曲折を経て、2015年より国内主要駅や空港、百貨店などにおいて、固定店舗ではなくポップアップ店舗として販売する現在のスタイルを確立しました。

こうして国内の販売については、オンラインとリアル店舗(ポップアップ)の両輪により、お客様のニーズに適した商品をお届けできるようになりました。

一方で、私自身、ニューヨークなどで修行してきたこともあり、海外展開にも積極的に取り組んできました。2019年には、ハラル・ジャパン協会によるハラル認証も取得し、マレーシアやドバイへの輸出を開始しています。その後、海外展開を推し進め、現在では、韓国(ソウル)・香港(香港)・カナダ(バンクーバー)に現地拠点を有しています。

このようにして、美味しくて安心安全なお菓子を作り、それらは日本のみならず、海外にも届けられるような販路を開拓することで、より多くのお客様をお菓子で幸せにできると考えています。



ーー次に、ミッションを達成できたときの組織の姿、ビジョンについて聞かせてください。

お客様も幸せで、働いている従業員も幸せな状態を目指しています。そのために業務遂行に必要な支援はできる限りサポートしたいと考えています。例えば、日本で働く海外人材にはVISA取得のための支援を行います。また、子育てをしながら働く従業員のために、NPO法人と提携し、託児所を特別価格で使用できるようにしています。

​また、販売領域については、現在世界23か国で当社の商品を販売していますが、今後はさらに国外販路を拡大し、5年後には45か国まで広げていきたいと考えています。販路拡大とあわせて、生産ラインの強化も行い、将来的にはAI連動型製造機機器なども取り入れ生産効率をアップさせていく予定です。

機械に任せられるところは任せ、人間が個性を発揮していくべき業務に集中できるよう、設備投資を行い、従業員が働きやすい環境を整備していきます。


ーー新杵堂の目指す方向についても教えていただけますか。

新杵堂は和菓子店として創業し、その後2000年頃から「菓子エンターテイメント企業」を目指して事業展開をしてまいりました。今期からは、さらにステージをあげて、「ライフスタイルエンターテイメント企業グループ」へと進化していきます。

世界はものすごいスピードで変化し続けています。私たち新杵堂グループも、創業昭和23年から積み上げてきた経験や知恵が全く通用しなくなっていると痛感していますし、我々自身が変革できなければ市場から退場せざる得ないスピード感に必死に食らいついてこそ、世界で勝負する、ということです。

こうした背景から、生き残りをかけて変革していくために、「ライフスタイルエンターテインメント企業グループ」として、お菓子を中心に、さまざまな事業を通して、世界中のお客様に日本文化を味わっていただけるように努めてまいります。


ーーでは、最後に、ミッション、ビジョン達成のためにどんな価値観を重要視するか「バリュー」について教えてください。

新杵堂で大切にしている価値観は、「謙虚・協調性・優しさ・前向き思考」です。当社は海外に展開していることから、バックグランドも多様な人々が働いています。生まれ育った環境も、学歴も、思考も、経験も、個性も、まったく違う人間の集合体であるからこそ、その根源にある個性を尊重しながら、私たちが幸せに働くためにはどうしたらよいか?を考えていきたいと思っています。また、さまざまな個性や意見が出会うことで、新しいものが創造できると確信しています。

「ES(従業員満足)なくして、CS(顧客満足)なし」という言葉でも言い表せますが、従業員が幸せに働ける環境を作ることで、お客様にも幸せをお届けできると信じています。

新杵堂グループの創業から受け継がれる信念、グローバル展開にかける想いなどをお伝えできていれば嬉しく思います。新杵堂に興味をもってくださった方は、是非エントリーをお待ちしております!(随時募集も更新しておりますので、ご自身の興味に一番近いものからご応募いただけますと幸いです。)

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