こんにちは、Senjin Holdings代表の下山です。
私は東大2年の時に起業し、4年生で6億円で売却。その後東京藝術大学に進学しながらSenjin Holdingsを経営しています。
弊社は「若き才能を集めて、ビジネスで熱狂的に世界を変える」をミッションとしている、Webマーケティングのプロ集団です。
気になった方は、ぜひこちらをみて見てください。
私・弊社についての理解が深まる内容になっています。
いま学生たちの間で「ベンチャー志向」が加速している背景には、コロナ禍やSNSの発達が関係しています。社会や働き方が不確実になった時代において、「どうせ正解がないなら、自分の好きな道を選びたい」と考える若者が増えているのです。
また、情報収集や発信が容易になったことで、スタートアップ経営者の生き方や価値観に触れる機会が増えています。以前ならテレビに出る大企業の役員くらいしか見えなかった“ロールモデル”が、今ではX(旧Twitter)やYouTubeに山ほど転がっている。その影響は大きいです。
さらに、「成果主義」「スピード感」「裁量の大きさ」といったキーワードに惹かれる学生も少なくありません。特に「若いうちから事業責任を持ちたい」「新規事業を立ち上げたい」という層にとって、ベンチャーはまさにうってつけの環境なんです。
とはいえ、全ての学生にベンチャーが向いているわけではありません。だからこそ、「自分が何に惹かれ、どんな価値観を信じているのか」を明確にすることが、就活の第一歩になります。
就活生の間で加速する“安定より挑戦”の価値観
「何者かになりたい」「社会を変えたい」といった想いを持つ学生ほど、あえて不確実な選択肢を選んでいます。確実に出世できるレールよりも、自ら道を切り拓く感覚が、彼らを突き動かしているのです。
大手内定よりも「何を成し遂げたいか」にシフト
「どこに入るか」ではなく「何をするか」が重視される時代。大手企業のネームバリューよりも、「自分の想いが実現できる環境かどうか」を基準に企業を選ぶ学生が増えています。
ベンチャー企業の内定者に共通する5つの特徴
僕がこれまで出会ってきたベンチャー内定者や、実際に採用に関わってきた経験から言えるのは、学歴やスキルよりも「思考のクセ」「行動の軸」に共通点があるということです。
ベンチャー企業は大手のように明確なジョブディスクリプションが存在しない場合が多く、「この人と働きたいか」「一緒に泥臭く走れるか」という観点が非常に重要です。
そのなかで、内定者たちに共通していたのは、5つの思考と行動特性です。逆に言えば、この5つを意識できていないと、どれだけ優秀でも見送りになることすらあります。
これらの特徴を一つひとつ深掘りしていきましょう。
①自分の言葉で語れる「Will」がある
「なんでこの会社なのか?」「なぜこの業界なのか?」を聞かれたとき、言葉に詰まる学生は多いです。でも、内定者は違います。経験や価値観から“なぜ自分がここを志すのか”を、自分の言葉で語る力を持っているのです。
②不確実性を楽しめるマインド
ベンチャーでは「昨日決まったことが今日変わる」なんてことがよくあります。そうした変化を楽しみながら吸収できる、しなやかな思考力と精神的柔軟さが問われます。
③自己発信力と巻き込み力
Slackでの発信や日報、Xでの意見発信など、“内外に向けて思考を言語化できる人”が内定しやすいです。情報を受け取るだけでなく、共有し、人を動かす力があると強いです。
④仕組みを理解する知的好奇心
単に「がんばります!」では通用しません。ビジネスモデルや市場構造、競合環境まで掘り下げ、背景を理解しようとする姿勢が、「こいつは一緒に考えられるな」と思わせるポイントになります。
⑤面接より“共創”として向き合う姿勢
「選ばれる」ためではなく、「共に価値をつくる」ために選考に臨んでいるか。内定者は、面接官との会話をキャッチボールとして捉え、主体的に対話を設計していました。
実際の内定者インタビュー|何が評価されたのか?
ここでは僕自身のケースを紹介します。東京大学在学中に仮想通貨メディア「CoinOtaku」を創業し、6億円で売却。その後は東京藝大、現在は慶應の博士課程に在籍し、アートと経営の融合に取り組んでいます。
就活では「何を成し遂げたか」よりも、「それを通じてどんな価値観を得たか」「なぜそれをやったのか」が見られます。僕自身、実績だけでなく、“言語化された想い”が評価されることが多かったです。
アートとビジネスを行き来する下山の原体験
アートは感性、ビジネスは論理。この両者を横断しながら問い続けてきたのが、自分の就活でも、今の事業にも活きています。
「6億円で会社売却」より評価された“想いの言語化”
実績よりも大切なのは、「なぜやったのか」「何を考えていたか」を語れるか。そこに共感が生まれ、面接官は“仲間”として見てくれます。
ベンチャー就活に強くなるための準備とは?
ベンチャー企業への就活は、情報戦でもありますが、それ以上に「自分をどう認識し、語るか」が問われます。企業側は「スキルの完成度」よりも「思想の筋」を重視します。
まず重要なのは“問い”から始める自己分析です。そして、実践を通して「語れる体験」をつくることが不可欠です。完璧な実績である必要はありません。“試してきた痕跡”こそが評価されるのです。
自己分析を深めるために「価値観」を言語化しよう
自己分析は「何ができるか」ではなく、「何を大切にしているか」から始めると、本質に近づきやすくなります。たとえば、「どんな仕事にワクワクするか」「社会に対してどんな価値を提供したいか」といった自問を通して、自分が大事にしている“価値観”を言語化してみてください。
それが明確になれば、「どの会社が良いか」ではなく「どんな会社と一緒に未来をつくりたいか」という視点で企業選びができるようになります。自分の軸が定まれば、面接でも自然体で語れるようになるのです。
実践経験を語れる“行動履歴”の作り方
インターン、学生団体、個人プロジェクト、発信など、何でもいい。まずは“行動”すること。経験が深さを生み、それが言語化された時に初めて武器になります。
まとめ|「選ばれる人」から「共に創る人」へ
ベンチャー企業の選考では、「優秀かどうか」ではなく、「一緒に未来をつくれるか」が問われます。そのためには、スキル以上に、あなた自身の“想い”と“言語化力”が重要になります。
誰かに選ばれるための就活ではなく、「この人たちと、こんな社会をつくりたい」と語れるあなたであること。それが、ベンチャーの内定者になるための本質的な条件です。