社員インタビューvol.20|未経験から正社員へ──「楽しければいいかな」から本気のデザイナーに変わった理由
こんにちは、Senjin Holdingsの人事責任者・武智です。
今回は、アルバイトから契約社員、そして正社員へとステップアップし、現在は動画編集・デザインチームで活躍する馬塲雛子さんにお話を伺いました。全くの未経験から始まったキャリア、挫折と成長、そして描く未来のデザイナー像まで、彼女の率直な言葉でお届けします。
目次
エンジニアを辞めて見つけた「楽しい」の正体
タウンワークの求人から始まった"即決入社"
入社の決定打は何でしたか?
年末の地獄から生まれ変わった瞬間
撮影も編集もできる「完璧な」デザイナーを目指して
楽しめる人となら、どんな困難も乗り越えられる
エンジニアを辞めて見つけた「楽しい」の正体
改めて、簡単に自己紹介をお願いします。
馬塲:馬塲雛子です。去年アルバイトで入って、契約社員を経て、今は正社員として働いています。現在は動画編集とデザイン業務を担当しています。
実は結構変な経歴で、大学を中退して2、3年いろんな仕事をした後、コロナ禍でIT系なら絶対大丈夫だと思ってエンジニアをやっていました。でも、それが全然楽しくなくて。めちゃくちゃ嫌いな仕事だったんです。お給料が良くても楽しくなかったら全然ダメで、「何やってるんだろう」みたいな気持ちになってしまうタイプなんです。
エンジニア時代はずっとリモートで、黙々と作業するだけ。人と喋ることもほとんどなくて、それが本当に合わなかった。だから、自分の好きなことをアルバイトでもいいからやりたいと思って、デザインの世界に飛び込みました。
なぜデザインに興味を持ったんですか?
馬塲:元々、0から1を生み出すことをやりたかったんです。デザインとか、何かを作り上げることに昔から興味があって。ただ、自分にはそんなに絵が上手いわけでもないし、ソフトも全く使えないから、本当に稼げるのかなという不安はずっとありました。
でも、エンジニアをやっていて気づいたのは、自分は仕事の楽しさとか環境がすごく大事なタイプの人間だということ。人と喋ることが好きで、コミュニケーションを取りながら仕事をしたい。それがわかったから、思い切って全く未経験のデザインの世界に挑戦してみようと決めたんです。
タウンワークの求人から始まった"即決入社"
Senjinとの出会いについて教えてください。
馬塲:タウンワークで「ウェブデザイナー」で検索していたら、Senjinの求人が出てきました。私、面接の前にめちゃくちゃ会社のことを調べるんですよ。口コミとか、ありとあらゆる情報を。
その時にたまたまWantedlyが出てきて、哲成さん、下山さんのインタビューを読んだんです。そこに「本気でコミットできる人だけ来てください」「熱い人、本気でやる人来てください」みたいなことが書いてあって、「え、私じゃん」と思って。すぐに応募しました。
面接は石川さん、西澤さんだったんですが、正直アルバイトなのにこんなに人が出てくるの?って思って、めちゃくちゃ怖かったです。でも、そのスピード感が決め手でした。その日合否が出て、本当に即決でした。
入社の決定打は何でしたか?
馬塲:スピード感ですね。その日に決まったことと、2人が即決してくれたこと。実は当時、夜の仕事をしていて、そういう職歴に対して偏見があるだろうなと不安に思っていました。でも、全くそんなことはなくて、むしろ「大丈夫なんだな」って安心できました。
私、決めたらそれしか考えられないタイプなんです。周りに相談することもなく、周囲にも後から報告しました。友達も「よかったね」ってプラスの意見ばかりで、ずっと「デザイン系の仕事やればいいのに」って言われ続けていたので、みんな応援してくれました。
年末の地獄から生まれ変わった瞬間
入社後、特に印象に残っている出来事はありますか?
馬塲:年末の地獄期間ですね。まだSNSのメディアチームに在籍していた時に、編集、撮影、アカウント作成を全部やらなければいけなくなって。1週間で10個のアカウントを作って、しかもフォロワー1000人以上にしなければいけない、みたいなことがあったんです。
編集もやって、撮影もやって、アカウント運用もやって…もうパンクしちゃって、「これは無理かも…」って思いました。でも、愚痴を言っている暇があったら手を動かせ、みたいな感じで乗り越えました。あの時期は本当にきつかったけど、すごくいい経験になったし、成長できたと思います。
そこから現在のチームに移った経緯は?
馬塲:石川さんと一緒に広告の動画を作っていて、だんだん楽しくなってきた頃に、部署の統合があったんです。石川さんが別のチームに行くことになって、私はSNSのメディアチームに戻ることになりそうだったんですが、正直モチベーションが上がりませんでした。
石川さんに「申し訳ないんですが、広告の動画を作って自分のデザインスキルを伸ばしていきたいです」って正直に言ったんです。広告動画の編集のコツをやっと掴めてきたタイミングだったので、このままもっとのめり込みたいと思ったんですスキルをつけたいし、経験を積みたいって。
石川さんも上の人たちもすごく尊重してくれて、「やりたいことがあるならそっち行きなよ」って言ってくださって。今のチームで働けることになりました。
撮影も編集もできる「完璧な」デザイナーを目指して
今後達成したい目標について教えてください。
馬塲:デザインチームの一人として自立していたいし、静止画やバナー系もやって、自分で文言を考えたり、本質的なマーケティングスキルを身につけたいと思っています。そうしたら「完璧だよね」って思うんです。
撮影もやって、編集もできて、デザインもできてっていう人、意外とSenjinにもいないんですよね。撮影ができるのは絶対に武器になると思うので、そこを含めて一人前のデザイナーとして自立できたら嬉しいです。
毎日わからないことだらけで、編集についてはずっと「わからない」って言いながら作っているような状況です。でも、わからない時は坂井さんや大樹さん、北川さんに聞きまくっています。
分からないことがあったら直ぐに聞くこと。これが成長角度を高める秘訣だと思っています。
仕事でやりがいを感じる瞬間は?
馬塲:自分がデザインしたクリエイティブがヒットした時はやっぱり嬉しいし、自分が思った以上の編集ができた時ですね。一本作り上げた時の達成感は本当にあります。本当に何もできなかったのに、ここまでできるようになったんだなって実感できる瞬間が一番嬉しいです。
チームのみんなが高め合える環境なのもすごくいいですね。みんな同じところを目指していて、お互いに刺激し合えるのが楽しいです。
楽しめる人となら、どんな困難も乗り越えられる
どんな人と一緒に働きたいですか?
馬塲:何事も楽しんでくれる人ですね。絶対につらい時はあるから、そういう時でも「やばい、でも自分が成長できる期間だな」ってポジティブに考えて、楽しんでくれる人だと嬉しいです。
生半可な気持ちだと無理だと思います。私も去年すごくしんどかったので、本当に熱意のある方だったらいいけど、中途半端な気持ちだと続かないと思います。
会社をより良くしたいと思うアイデアはありますか?
馬塲:女性がもうちょっと働きやすい環境を作りたいなと思います。女性が少ないので笑
でも、全体的にはすごくいい環境だと思います。やりたいことを尊重してくれるし、成長できる機会もたくさんある。「楽しければいいかな」って思って生きてきた私が、こんなに本気で仕事に取り組めるようになったのも、この環境があったからこそだと思います。