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こんにちは。
SCIENメンバーインタビュー企画を担当する松本です!
この企画では、SCIENにどんな人がいるのか。そして、どんな仲間と、どんな風に成長していけるのか。そんなリアルで等身大のストーリーをお届けします。
今回ご登場いただくのは、大型レーザーの研究からキャリアをスタートし、AIと自動化の世界に“未経験から”飛び込んだエンジニア、山中さん。研究で鍛えた粘り強さを武器に、プロジェクトの現場で価値を生み出し続ける姿をお届けします!
◆ 「研究領域を越えて」── 超高強度レーザーからAI実務へ
Q1:まずは簡単に自己紹介をお願いします
山中さん:
学部・大学院では、超高強度レーザーとナノ構造の組み合わせで生じる現象の解明に取り組んでいました。巨大な装置を相手に、安全管理のため厚いコンクリート壁の向こう側からレーザーを“撃つ” ようなダイナミックな実験です。日本で数少ない実験拠点で、物理と化学が交差する最前線に触れました。
SCIENに入った時点ではAIもプログラミングもほぼゼロスタート。基礎から徹底的に学び、今はAIを使った業務自動化やデータ解析に携わっています。ときに補助的な業務も並走しながら、幅広く“手を動かす”毎日です。
— 大型装置の運用も、AIの実装も、共通するのは 「原理を理解し、手で確かめ、結果で語る」という姿勢。ゼロからでも地力で歩を進める“研究者の胆力”が、現場での推進力になっているのを感じます。
◆ 「コードで業務を再設計する」── 生産性と品質を底上げ、HRにも越境
Q2:現在のSCIENでの主な業務はなんですか?
山中さん:
エンジニアとして、コードの工夫などをして生産性と品質の安定化を狙う取り組みをしています。また、最近は採用面談にも挑戦し、一次面接を担当することがあります。
実は面接に対して苦手意識があるのですが、採用する側の立場に立って「面接」とは何かを考えようと思い、少しずつお仕事をいただいています。
— エンジニアだけでなく、HRの面接も担当していらっしゃるのですね!苦手意識を別の角度から挑戦してみるという、成長につなげる行動力を持っているのが山中さんです。
◆ 「“説得”から“対話”へ」── トーンと構造で潜在力を見抜く
Q3:SCIENの採用面接で意識していることはありますか?
山中さん:
質問ごとに変わる“答えのトーンと構造”を見ます。長短・論理のつながり・具体の粒度の差異には背景があり、得意・不得意や関心の所在がにじみます。例えばものすごく流暢に長く喋っていても、論理的ではない文章だったら、この分野は得意ではないのかなと思って聞いています。
こちらは「会話で引き出す」 ことを大切にし、短い=関心が薄い可能性/長いが支離滅裂=未整理など、仮説持ちで傾聴しています。
— 説得ではなく対話を意識し、さらに話し方で相手を見極めていることに驚きです!質問設計力=現場力だと改めて感じます。
◆ 「脳内キャッシュを整える」── Notion×Slack×論文読解で加速
ここで、前回のインタビュイーの皿海さんからの第一印象を共有いたします!
初めてお会いした時は本当に自分よりも年下なのかと疑いました(笑)みるからに賢そうで、でも優しそうというのが印象的でした。ミーティングやSlackの発信から頭の回転が速く、真面目にひたむきにタスクに向き合える人なのだと感じています。
ー 私も、日々の発信から山中さんは集中力が高く、コツコツ正確にタスクを行っているイメージです!
Q4:AI“未経験”スタートですが、普段のタスクで意識していることはありますか?
山中さん:
AI未経験なので、基礎知識から地道に積み上げました。AIに関してわからないところはNotionで論文や調査を構造化し、Slackでの即時コミュニケーションを意識。私はリモートワークなのですが、オンライン業務では 「ちょっとした相談」へのコストが高いため、自分でまず努力→整理→必要最小の問いという段取りを徹底しています。
Notionで書く文章は、研究で身につけたフレーム(背景→目的→方法→結果)で、読み手の思考負荷を下げることを意識しています。
— 非対面でも成果が出る人の共通点は、情報の“前処理”が上手いこと。山中さんは 「自分の脳内キャッシュを整える」 作法が洗練されていて、チームの速度を落とさないのが強みです。
◆ 「合気道の間合いは会話の間合い」── 身体知が支えるコミュニケーション
Q5:ご自身にしかない特技などはありますか?
山中さん:
子どもの頃からやっている合気道ですね!地元でずっとやっているのですが、大学以降は大人の方々と稽古する機会が増えました。合気道をしにいくというよりかは、年齢も経験も違う人とコミュニケーションする貴重な経験に重きを置いています(笑) 話の“乗せ方”や距離感の取り方は、仕事の会話にも通じます。
— 身体で学んだ間合いは、会話の “沈黙と合いの手”の呼吸にも直結するのでしょうか!山中さんと話すと自然に会話が弾むのは、合気道で培った技と会話のリズムだったのですね、、!
◆ 「決め切り→没頭」── 意思決定の前倒しと環境スイッチ
Q6:レーザー研究、合気道、SCIENと幅広く日々を過ごしていますが、マルチタスクのコツはあるのですか?
山中さん:
自分は「今日やることを決め切る」までが一番の難所で、決まれば没頭モードに入れます。よって、タスクが混線したら意図的に頭を切り替えるトリガーをよく挟みます。よくするのは散歩ですかね!猛暑日は夜の散歩でリセット、みたいな。
— 意思決定の前倒しと環境のスイッチング。シンプルながら“続く工夫”はなかなか難しいことなので尊敬できます。
◆ 「 “やり切る自由” が精度を生む」── 自走と粘り強さを引き出す環境
Q7:山中さんが思う、ご自身の強みを最大限発揮できているSCIENにしかないいいところってありますか?
山中さん:
一定の成果が出るまで粘り強く取り組めるところですね。AIに関しての経験が少ない分粘り強さで追いつけるのが自分の強みだと思っていますが、データ解析や資料作りも未経験な分時間がかかります。しかし、そこを妥協せずに精度が出るまで自由に、自分なりに頑張れる環境がある、そんな労働環境はSCIENしかないと思います。
— 自由な環境だからこそ、妥協せず納得のいくまで自走できる力がある人にはSCIENは向いているのですね!
◆ 「強い個×強いチーム」── 抽出・圧縮・実装の合奏
Q8:SCIENチームにはどんな人たちがいると思いますか?
山中さん:
まず個々の実力が高い。その上で共通しているのは、チームプレイ志向と「本質的な価値」への執着 。PMも各メンバーも自分のレイヤーで価値を最大化しようとしています。情報収集の手つきも洗練され、AIを道具として当たり前に使うのが印象的です。
他社の短期インターンと違い、実案件にガッツリ入り、顧客とも直接議論します。厳しいですが、得られる密度は段違いです。
— まさに“強い個”ד強いチーム”! 情報が溢れる時代だからこそ、抽出→圧縮→実装の道筋がチーム一体となって光る組織ですね。
◆ 「技術×価値×関係」── 成長トライアド
Q9:入社後に伸びた力TOP3は何ですか?
山中さん:
3点ありまして、まずはAIに関する技術力です!基礎から応用力までみっちりつくので、未経験からのジャンプアップを感じています。
2点目は顧客価値を軸に引いて考える視点を得られたことです。もちろん技術としてのエビデンス提供は怠らないのですが、それよりもまず一歩引いて、顧客にとっての価値はなんなのかを考える思考をするようになりました。
最後は、多様な専門家と関わる力です。SCIENには多種多様な学問で力をつけてきた人がいらっしゃるので、分野横断の対話から学びを吸収できる機会が圧倒的に多いです。
— “技術×価値×関係” の三本柱。SCIENのDNAが、そのまま山中さんの成長曲線になっています。
◆ 「学びへの誠実さを武器に」── 科学を社会へ還元する
Q10:これからSCIENに興味を持つ方々へのメッセージをお願いします!
山中さん:
SCIENは最先端の知識をいち早く社会に還元できるところが最大の特徴です。そのためには技術と顧客理解が欠かせません。SCIENの理念である「科学を社会へ還元し、暮らしに彩りと縁(ゆかり)を与える」 という姿勢に共鳴する人には、きっと最高の環境だと思います!
— まさにその通りです!技術を社会に還元することを、全力でやり遂げたい方は一緒に働いてみませんか?
次回登場予定の小野さんは、山中さん曰く、「俯瞰して本質を捉え、解決までを一気に言語化する力が抜群。オンラインでの協働でも、その視座の高さと整理力に何度も助けられました。」だそうです。
ぜひ小野さんの素晴らしい思考法をみなさま楽しみにしていてください!