※本記事は、株式会社ファンリードのnoteに掲載されたものを一部編集して掲載しております
こんにちは!
今回は、2024年1月31日付で、ファンリードのグループ企業となった株式会社RITの代表取締役CEO安武さんに、同社の創業秘話や事業内容、今後の展望などについてインタビューしました。
安武さんの起業家としての体験や、ファンリードグループ参加による変化など、興味深い話が聞くことができました。RITの今後の展開にも注目です。
RITの創業秘話
ーRITの社名の由来について教えてください
RITという社名は、3名の創業メンバーの頭文字をとったものです。私、安武 遼太(R)と、長田 逸平(I)、松井 孝憲(T)の3人の頭文字を組み合わせてRITにしました。 後付けでいろいろな意味づけを考えたこともありましたが、私たちも社名よりもやりたいことを優先し、とりあえずRITという名前をつけてスタートしました。
ー会社員ではなく起業を選択した理由は?
大学時代は法学部で、もともとは弁護士を目指していました。しかし、司法試験制度の変更でロースクールでの勉強期間が長くなることに悩み、早く働きたいと考えるようになりました。そこで、起業家というキャリアに魅力を感じ、まずはコンサル会社に就職しました。コンサルの仕事をしながら、いつ独立できるかを見極めていましたが、このままではいつまでも独立できないと悟り、一緒に住んでいた仲間と「今やるしかない」と決意して起業を選択をしました。
ーコンサル会社に入社した時から、将来的に起業することを考えていたのですか?
はい、もともと弁護士を目指していた頃から、最終的なキャリアの選択肢として起業を考えていました。コンサル会社では、起業に必要なスキルを学びながら、独立のタイミングを計っていました。
ーRIT創業時のメンバー構成と、創業当初の苦労について教えてください
2013年創業時は3人でスタートしました。ルームシェアをしながら仕事をしていた時期もあり、リソースが限られる中で事業を軌道に乗せるのは大変でした。受託開発の案件獲得に注力する一方で、将来的には自社プロダクトの開発にも力を入れたいという思いがありました。当時は資金も乏しく、厳しい環境でしたが、みんなで助け合いながら乗り越えていきました。
▲創業当時は3人でルームシェアをしながら仕事をしていたと語る安武さん
RITの事業内容と強み
ー現在のRITの事業内容について教えてください
大きく分けて、クライアントワークと呼ばれる受託開発と、自社のプロダクト開発の2つです。受託開発では、新規事業や生成AIを活用したシステム開発など、アジャイル的に進めていく案件が多いです。一方で、受託だけでなく将来的には自社プロダクトにも注力し、世の中に提供していきたいと考えています。
ーRITの強みや特徴は何だと考えていますか?
受託開発とプロダクト開発の両面で事業を展開していることだと考えています。受託開発では、お客様のニーズに合わせたシステム開発を行い、高品質なサービスを提供しています。一方、プロダクト開発では、自社サービスの企画・開発に注力し、新しい価値を生み出すことを目指しています。この両面での取り組みにより、技術力とビジネス感覚を兼ね備えた企業として成長を続けています。
ファンリードグループ参加の経緯と影響
ーRITがファンリードグループに参加した理由は何ですか?
自社の強みを活かしつつ、新しい事業開発にチャレンジしていくためです。スタートアップ時代は受託開発でビジネスを成り立たせつつ、新規事業を進めるのは投資余力的に厳しい面がありました。ファンリードグループと組むことで、本来やりたかった事業開発により注力できると考え、グループ参加に至りました。ファンリードグループの思想が、自分たちがやりたかったこと、つまり自社プロダクトを作って世の中に提供していきたいという思いに近かったことも大きな理由です。
▲ファンリードの代表取締役社長の小林さんをはじめ、年齢が近く、コミュニケーションが取りやすいと感じたそうです
ーファンリードグループに参加したことで、どのような変化がありましたか?
グループ内の案件獲得や人材交流が進んでいます。また、グループ企業との協業により、新しいビジネスチャンスが生まれ、事業の幅が広がっています。特に生成AI系の開発など、自社の方向性に合った案件に携われています。
RITの今後の展望
ーファンリードのグループ企業として、今後のRITの展望について教えてください
やりたいことを貪欲にチャレンジしていきたいと考えていて、グローバル市場への展開や、グループ内での新規事業創出などに注力していく方針です。また、エンジニア人材の交流をもとに、スキルやノウハウを共有しながら全体的な底上げを実施し、開発の知恵を集約して効率的且つ効果的な開発ができるような体制を構築していきたいです。
そして、グループ全体を通して、どんどん新規事業を立ち上げていきたいです。ビジネスコンテストのようなものを開催したりして、新規事業を生み出す仕組みをつくっていきたいですね。
安武さんのリーダーシップスタイルとRITの魅力
ー安武さん自身のリーダーシップスタイルについて教えてください
私自身は、トップダウン型というよりは、社員の意見を尊重するサーバント型のリーダーシップを心がけています。社員一人一人が何をやりたいのか、どういう方向性に行きたいのかを重視し、その上で意思決定をするようにしています。もちろん、最低限の指示は出しますが、社員の自主性や自律性を尊重する環境を作ることが大切だと考えています。
ーRITで働く魅力はどのようなところにありますか?
RITでは、社員の想いを重要視しています。何かやりたいことや強い想いを持っている人にとっては、それを実現できる環境を提供できると思います。一方で、自分のビジョンがあまりクリアでない人だと、受け身になってしまうとあまり活躍できない環境かもしれません。積極的に手を挙げる人にとっては、とてもいい環境だと考えています。
▲安武さん、ありがとうございました!
RITの事業内容や強み、安武さんのリーダーシップスタイルや経営方針を通して、同社の企業文化や今後の展望をお聞きしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!