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メタル愛が切り拓いたITの道、そして挫折。Repro初の女性社員が語る波瀾万丈記

Growth Marketingチーム楯弥生がITへの道を歩み出したのは学生時代。きっかけはヘヴィ・メタルへの深すぎる愛と探究心でした。その後、紆余曲折を経てたどり着いたReproで味わったのは大きな挫折。いかにしてどん底から這い上がり、活躍するに至ったのか。楯が語ります。

ヘヴィ・メタルへの情熱に導かれて飛び込んだのはITの世界

▲敬愛するヘヴィ・メタルミュージシャンと(写真中央が楯)

私がヘヴィ・メタルというジャンルの音楽に出会ったのは中学生のとき。まるで雷に打たれたような衝撃でしたね。思春期特有のやり場のない鬱屈した感情を、自分の代わりに発散してくれるような感覚になりました。

すっかりとりこになった私は、ありとあらゆるバンドの曲を聴きあさり、メタル音楽のルーツを調べ上げるほどにのめり込みました。中学から積み重ねた知識量は半端なものではなく、ラジオ番組や音楽雑誌の投稿を通じて音楽批評をするまでに。

大学受験の際も、通っていた予備校の講師に勧められて、大学で学びたいこととメタルがどのようにつながっているかをアピールし、当時はまだ珍しかったAO入試に合格。

大学入学までの数カ月間を利用して、メタルを軸とした音楽業界についての論文を書こうと思い、音楽雑誌、レコード会社、プロモーターなど、さまざまな業界関係者の方に取材をさせていただいたりしました。

そんなこともあり、当時の私はジャーナリストを目指していました。

自分の書いたものが多くの人の目にとまり、影響力を持つということに魅力を感じていたんです。

大学に入ってからは、プログラミング、写真、映像、デザイン、コンピューターグラフィックスなど、メディア制作に関わる技術全般を学ぶと同時に、マスコミ業界を目指す学生が集まる研究室に入って、企業と共同研究を行なうプロジェクトに携わったり、大手新聞社でのインターンも経験したりしました。

当時はまだインターネット黎明期だったこともあり、自分の「ホームページ」を開設している人が少ない時代でした。もちろん、メタルについてのサイトを立ち上げた私は、情報発信という点において、ITがとても効率良い手段であるということを肌で感じていました。

そうしたなか、インターン先の社員やマスコミ関係の方々から、旧態依然とした業界の話を聞くうちに、「これが本当に自分のやりたいことだろうか」と悩むようになってしまって。

そんな迷いが面接時にも表れたのか、就職活動ではマスコミ系の会社はすべて落ちてしまいました。

何とか内定をもらえたのは、大手複写機メーカー。まずはSEとして、IT業界の基本を身につけよう、という気持ちで入社しました。

Webディレクターのキャリアを積み、初の女性社員としてReproに入社

▲Repro入社のきっかけを作った三木とは2012年のStartupイベントで知り合った(写真:右から2番目が楯、左から4番目が三木)

入社後1年間はほぼ研修というぐらい、非常に手厚く新卒の面倒を見てくれる会社だったので、ビジネスパーソンとしての基礎やITの基本知識は、1社目の会社でしっかりと身に着けることができました。ただ、法人向けの業務システムを扱う仕事だったため、やはりB2Cの仕事がしたいという思いを捨てきれず、転職を決意。

その後は、携帯電話の着メロサイトなどを運営する会社でテクニカルプロデューサー、大手企業サイトの受託開発をする会社でテクニカルディレクター、Webコンサルティングをする会社でリサーチャー……といった具合に、Webやデジタルマーケティングのキャリアを積んでいきました。

また、スマホアプリがまだ黎明期だった時期に、アプリの企画・開発・運用をゼロからすべてのフェーズを経験できる仕事にも恵まれ、ある意味、Webディレクターとしては一区切りついたような感覚に。この後のキャリアをどうしていくか悩みはじめていた頃、VPoE三木明を通じてReproに見学に行く機会がありました。

実は三木とは2012年に参加したStartup Weekendでチームが一緒になったとき以来の知り合い。その後も何かにつけて、お互いの仕事の相談をするなど、つかず離れずの関係でいたため、Reproのことも話には聞いていました。

ふとFacebookを開くと、そのReproが「初の女性社員を募集」しているというフィードが。興味本位で三木に連絡をしたところ、「遊びに来ない?」と誘われました。

当時、西新宿にあったオフィスに見学に行き、目の当たりにしたのは「Repro」というツールの技術力。その機能のデモを見て感動してしまったんです。「こんなことって可能なんだ」と。その後、ビジネスサイドのメンバーとの話も、とんとん拍子に進んでしまい、あっという間に入社が決まりました(笑)。

三木との出会いから4年越し、Repro初の女性社員になったんです。

「今までの経験が通用しない。もうダメかも」 挫折と苦悩にもがいた2年間

▲クライアントを招いたワークショップで登壇する楯。入念に準備されたプレゼンテーションはわかりやすく、好評をいただいている

入社後に待ち受けていたのは、厳しい試練の連続でした。

私が入社した当時のビジネスサイドのメンバーは、CEO平田祐介インタビュー記事)、CSO越後陽介を含む、現在の役員クラスが勢ぞろいした少数精鋭部隊。そのなかに、営業経験もマネジメント経験もない私が入ることになったんです。

Customer Growthチーム(現・Customer Successチーム)の立ち上げを担当することになり、知見がないながらも、必死に自分ができることをやってみたものの、まったく結果につながらず、話も噛み合わず、叱責ばかりされる日々。

高すぎる期待に何も応えられないまま3カ月が経ち、明らかな周囲の落胆ぶりを感じ取っていました。

「もうダメかも」

退職を考えはじめた私に、メンバーは思いのほか優しく、かろうじて、週3日の業務委託という形で続けることを承諾してもらいました。

他社の仕事と兼務しながらReproにも関わる日々を経て、2016年冬、現在のGrowth Marketingチームの前身となるチームが立ち上がることになりました。

それまで私が所属していたCustomer Growthチームは、とにかくたくさんのクライアントを受け持つことが大事。一方、Growth Marketingチームは、少数のクライアントに深く関わり、じっくりと取り組むことができる。自分の得意なスタイルに戻って、ようやくパフォーマンスを出せるようになりました。

気がつけば週3日勤務からフルタイム勤務にシフトしていました。

その1年後。今度は、チーム立ち上げ期から一緒に頑張ってきたメンバーが、さまざまな事情により次々と抜けていく事態に見舞われました。2018年春には、立ち上げ期からのメンバーは、私ひとりに。

新しく入社したメンバーを迎えて心機一転、チームをまたつくり上げることになりました。リーダーも不在の状況下で、一番業務歴の長い私がチームリーダーの役割を果たすことに。

これまでなんとなく避けてきた、チームリーダーというポジションへの初チャレンジ。慌ててチームマネジメントの本を読んだり、勉強会に参加したりしながら、試行錯誤の連続。

身近に自分と同じような立場でお手本となる女性はいない、そして平田、越後のような圧倒的なパワーは自分にはない。自分に合ったマネジメントスタイルがわからない。

暗中模索の末、たどり着いたのは“等身大の自分をさらけ出すこと”でした。

背伸びしても、誰かの真似をしてもうまくいかないなら、自分なりのキャラを生かし、弱さも見せてしまおうと開き直りました。するとチームメンバーが進んで助けてくれるように。

リーダーとしてはまだまだですが、なんとかチームメンバーと信頼関係を築くことができたのではないかなと思っています。

「個人ではなく、全員で結果を出す」チームマネジメントを通して思うこと

▲信頼するGrowth Marketingチームメンバーと。ミーティング前は自然と談笑タイムになる

入社以降なかなか褒められることのなかった私ですが、少しずつ自分の居場所をつくることができ、1年半かかって、ようやく少しは認めてもらえるようになってきたんじゃないかなと感じます。

これまで避け続けてきたリーダー職も、「個人として成果を出すフェーズはもう終わり、チームとして成果を出せるようになった方が良い」と越後に助言され、「やるしかない」と思えるようになったことが大きかったです。

Growth Marketingチームのストーリー第1章は、少人数のメンバーをチームとして結束させるところまで。

これからが第2章。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが増えてきて、昔からいたスタッフなら説明しなくても伝わる「Reproマインド」やカルチャーがなかなか浸透しにくいフェーズに。

課題はまだまだ山積みですが、ずっと“やるべきこと”の軸はブレていません。

それは「クライアントに満足してもらい、価値を出し続ける」ということ。

新卒の頃から今に至るまで、私は仕事をするうえで「いかにクライアント、ひいてはエンドユーザーに喜んでもらえるか」という点を重視してきました。

これからは、私個人が感謝されるのではなく、メンバー全員が感謝されるようなチームにしていきたい。

個人ではなく、チームで成果を出す。

それが今の私が目指している目標です。

組織が急速に大きくなって戸惑いすら感じる日々ですが、社員数がまだ20名ほどだった黎明期から働いてきた社員として、これからのReproがどうなっていくのか見届けなければならない。その使命感とともに、自分の成長が組織の成長にも貢献できるよう、コミットしていきたいと思っています。


Story from: https://www.pr-table.com/repro


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