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元中学校の英語教師がSNSマーケターに!雇用形態を超えて活躍できるSAKIYOMIの”エキスパート”という仕組み

中学教師を辞めていきなりフリーランス、そしてエキスパート(業務委託)としてSAKIYOMIに入社。こんな異色の経歴を持つのは、オンボーディング領域の小泉マリエさん。働き方の多様性が叫ばれる昨今、それを体現するかのような小泉さんを通して、SAKIYOMIで働くことのリアルをお伝えします。

----小泉さんは中学教師をされてからフリーランスとして活動されていたそうですが、どのようなことをされていたんですか?

地方公務員で教師として8年間公立の中学校に務めたんですが、子どもたちにキャリア教育をしていたときに、ふと、自分自身のキャリアの展望がないことに気づいたんです。気づいてしまったら最後、自分自身に対して納得がいかなくなってしまって、教師をやめる決意をしました。

ただ、辞めたはいいけれど、何をしたらいいのかわかりませんでした。というのも、小学校時代に教師になりたいと思ってから、ずっと教師になる道しか歩んでこなかったんです。だから、自分には何もスキルがないと思っていました。

そんなスキルのない自分にできることは何か考えたときに、人の相談にのることぐらいしか思いつかなくて。でも、それであれば今の私でも全力でやれる。それで、コーチング事業を始めました。

そのうち、自分にスキルがないなら、スキルのあるプロに頼ればいいんだと思いついたので、プロと困っている人をつなぐイベントの企画運営をしました。例えば、料理のプロと婚活女子をつないで料理教室をするとか。

私はコミュニケーションが得意なので、企画はうまくいったんですが、いくつかやってみて感じたのは、オフライン集客の大変さや実入の少なさ(笑)。このままやっていても疲弊するだけで続かない。やっぱり自分自身にスキルがないと稼いでいけないと実感しました。

そこで、改めて自分自身と向き合ったときに、自分のスキルは英語を教えることだったと改めて気づいたんです。それで、オンラインでの英語パーソナルトレーニングを始めました。ところが同じような事業をする人たちの英語の能力が、まぁ高い。

なんとなく受験英語の競争感みたいなものを感じたんですね。でも、レールの上で競うのではなく、それぞれのコーチの良さが際立っていく世界がいいよな..と思っていたんです。英語力だけじゃなく、個性で選ばれていくような。そんな中、同業の中でインスタグラムで集客できているのは自分だけだということに気づいたんです。

---そこで、マリエさんの中でインスタグラムがスキルとして浮上したんですね。

そうなんです。「個性を活かすインスタグラム」として集客ができてたので、英語コーチたちから「インスタグラムを教えてほしい」とメッセージをもらうことが度々ありました。最初は個人にインスタグラムを教えていたのですが、そのうちグループにも企業にも教えるようになったんです。

でも私のインスタの手法は、フォロワーの心を動かすメッセージ性の高いコンテンツで、ファン化させるというもの。少ないフォロワーで、高いコンバージョンをとるという手法でした。だから、何万人ものフォロワーを獲得したい企業にはそぐわない。

そもそもインスタを体系的に学んだことはなかったので、自分の経験だけがエビデンスの手法です。だから、個人のクライアントであっても、全員が伸びるというわけではありませんでした。

だったら、インスタをさまざまな角度から分析し、本質的な手法を確立している会社で働きながら学べばいいのでは?と思って、業務委託の仕事を探しているうちに出会ったのがSAKIYOMIでした。

----ということは、それまでの仕事を継続しつつ、SAKIYOMIで働こうと思われたんですね?

そうです。SAKIYOMIで知識を得て、それを自分の仕事に活用しようと。下心ありありでした(笑)。それを面接の時に話したら「全然OKです」という軽いノリの返事でびっくり。今思えば、ノウハウは全出しするけど、それを簡単に個人が再現して結果を出すことはできないってことだったんでしょうね。

----小泉さんの所属はオンボーディングですが、オンボーディングとはどんな業務を担っているのでしょう?

端的に言うと、クライアントの独自性や強みなどを分析して、インスタアカウントのコンセプトを設計し、運用方針や勝ち筋を探るのが仕事です。

具体的なフローとしては、案件を受注したら、営業の商談動画を見て、クライアントが依頼してきた背景や意向をインストールします。その後、クライアントとのキックオフMTGまでの1週間で、アカウントのコンセプトを設計。

キックオフMTGでコンセプトや運用方針などをプレゼンし、クライアントの合意を得たら、初月のコンテンツを各部署や実際に運用するマーケターと連携して作成し、運用開始に持っていきます。

ただ、業務としてはそうですが、私は特にクライアントにとってアカウントを一緒に作りあげていくパートナー関係になることが重要だと思っているため、クライアントとの信頼関係を構築するところまでがオンボーディングの仕事だと思っています。

----オンボーディングの仕事はマーケティングの知識とコミュニケーション能力が必要な仕事なんですね。少し難しそうな印象ですが、実際はどうですか?

確かに、簡単とは言えないと思います。でも、SAKIYOMIのオンボーディングにはマーケティング手法に裏付けされた独自の理論があるので、それに沿ってコンセプトを設計していけば基本的には大丈夫です。勉強会も頻繁に開催されていますし。

それに、オンボーディングには困っている人に必ず救いの手を差し伸べる温かいカルチャーがあります。行き詰まった時にメンバーに相談すれば、一緒に分析してくれたり、面白いアイディアを探してくれたり。インサイトを見つけるために、お互いにインタビューしあうこともあるんです。

オンボーディングの業務は特殊で難しい面はありますが、必ずサポートがあるので、安心感を持ってトライできています。

----手法がしっかりしているだけでなく、サポート体制もしっかりしているということですね。でもやはり特殊な仕事なので自分に合うか判断しかねる人も多そうです。どういった人がオンボーディングの仕事に向いていると思いますか。

私みたいなタイプです(笑)。物事について深く悩んだり考えたりするタイプ。私は何かひとつ購入するにも、すごく思い悩みます。でもその分、コンセプト設計の時に消費者のインサイトが実感を持ってわかるんです。

他には、常に世の中のエンターテイメントを追っている人。こういう人は感度が高くてアイディアが豊富です。特に「なぜ流行ったのか」を言語化している人は強いと思います。

斜に構えている人もいいと思います。こういう人は「普通はみんなこうだよね」という観点を反転させて見ているので、面白いことを思いつくことができるはずです。

あとは、分析が好きな人ですね。どうしてそうなったのか?分析が好きな人は、そこから勝ちパターンを探し出せるはずです。

でも最強なのは、何時間でもインスタを見ていられる人かもしれません。コンセプトを設計するには、やはり面白いアカウントをたくさん知っていることが重要です。面白いアカウントを探すのはけっこう労力がいるので、こうした人はオンボーディングにぴったりだと思います。

---案外オンボーディングの業務が合う人は多そうですね。小泉さんがオンボーディングでよかったと思う点は何でしょう?

オンボーディングは他の領域よりも、業務の中で関わる範囲が広いので、さまざまな観点からの考え方や知識を吸収できる点だと思います。

例えば、デザイン。オンボーディングはコンテンツ作成にも関わるので、デザインの良し悪しを判断できないといけません。だから基礎的なデザインの研修があるのですが、それを受けると良いデザインへの理解がものすごく高まります。担当するアカウントのデザインに対してしっかり指摘できるようになって、コンテンツのクオリティが上がりました。

他にも営業やマーケター、ライター、コンサルタント、クライアントなどさまざまな領域と関わることができるので、ここで働かなかったら出会えないような人に出会えます。いい刺激をたくさん受けられるポジションが、オンボーディングだと感じています。

---他の領域のメンバーともコミュニケーションが活発なんですね。小泉さんは業務委託ですが、よく業務委託は「よそ者」感があると聞きます。その点はどう感じますか?

「よそ者」感は全くありません。SAKIYOMIでは毎週金曜日に開かれるミーティングがあるのですが、私は当時、SAKIYOMIのクライアントへの向き合い方について疑問を抱いていたため、そこでプレゼンをしたんです。するとそれが私主導のプロジェクトとして走り始めました。

きっと他の会社であればイチ業務委託のメンバーが、会社をより良くしようと思って声を上げることも、会社がその声を取り上げることもないですよね。でもこの会社には、業務委託であっても、会社の一員として会社をより良くしたくなる空気があるんです。

それは雇用形態に関係なく「やりたいならやろうよ」とチャンスを与えてくれるSAKIYOMIのカルチャーがあるからだと思っています。例えば、業務委託の私がなぜかマーケターの採用面接をするということがありました(笑)。

オンボーディングとしてマーケターと関わることが多い中で、もっとこうすればマーケターが幸せに働けるのにというフラストレーションを私が抱えていた時、それをポロッと人事の社員に話したんですね。そうしたら、私の今後のキャリアに生きるはずということで、面接を担当させてくれるようになったんです。

業務委託の今後のキャリアを考え、経験させてくれるなんて、他社ではきっとないことだと思います。でもSAKIYOMIには雇用形態の隔たりなく、その人そのものを見てチャンスを与えてくれる環境があるんです。だから、業務委託であっても会社の一員として、遠慮することなく働けます。

----業務委託でもキャリアを積んでいける環境は、本当に貴重ですね。最後に、小泉さんから伝えたいことはありますか。

SAKIYOMIに業務委託で入って1年なんですが、本当に1年?と思うくらい長く感じる1年でした。なんでかというと、乗り越えたイベントの数がとんでもなく多くて、毎日が濃すぎたから(笑)。

この会社の人たちは成長意欲がすごくあるので、成長速度がとても速いんです。一緒に働いていると3ヶ月後には今から想像もつかないところへ連れて行かれるし、自分の新しい可能性を見つけることができます。

例えば、オンボーディングととても密接なクリエイティブの領域がとても混乱状態に陥っていた時期。業務に支障が出ているので改善してほしいと打診していましたが、正直、本当にカオスな状態だったので、改善はムリだろうと諦めていたんです。

というのも、教師時代にも同じような混乱状態を感じる出来事があったのですが、結局、私がいた8年の間に改善されることはありませんでした。

でもSAKIYOMIでは着実に改善されていくんです。こちらからの依頼に対してのクオリティが目に見えて上がっていく様には感動しました。組織が困難を乗り越えて成長していく過程を短期間でこんなに見ることができる環境は、なかなかないと思います。

だから、業務委託で自宅にいながらキャリアアップしたい人も、フリーランスで独立したい人も、自分の能力をもっと引き出したいと思う人も。どんな人にもいい経験が待っているのがSAKIYOMIだと思うんです。ぜひ一緒に働きましょう。

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