こんにちは!カルテット人事総務の細江です。
カルテットは広告事業、SaaS事業、DX推進事業がメイン事業ですが、それ以外にも新規事業の立ち上げに力を入れています。
社長である堤さんと新規事業を担当する経営企画部の伊藤龍己さんにカルテットの未来についてお話を伺いました。
2人の出会いから普段の仕事のやりかただけでなく、なぜ新規事業をやるのか?どんな未来が見えているのか?を熱く語っていただきました。
最後の堤さんのひと言はシビレます!どうぞ最後までお付き合いください。
2023年12月、新規事業が大成功したので「新規事業開発部」として正式に発足しました!伊藤さんは弱冠23歳にして部長に就任されています!すごいですね!
【新規事業を担う伊藤さんはどんな人?】
伊藤さんの経歴を教えてください!
伊藤さん:建設会社からキャリアをスタートして、WEB広告の営業、新規事業開発を主に経験してきました。カルテットには2021年の12月に入社したので、まだ1年ちょっとです。入社からずっと堤さんの下で新規事業を担当しています!
堤さんから見た伊藤さんってどんな感じですか?
堤さん:伊藤くんの魅力はWEBマーケティングや営業の知識や経験があるというところ。面接で最初に会った時に、彼は若いのにちゃんとしたことを質問してくるなと思ったんだよね。
知識や経験が浅い人と話すと、全然話が噛み合わないこともあって、「これからの会社のビジョンは?」とかってよく聞かれるんだけど、伊藤くんが最初に聞いてくれたことはよく覚えてて、「カルテットはどうやってリードを獲得して、受注率ってどんな感じなんですか?」という質問だったのね。
「自社の広告を回した時に、CPAとかROASとかどんな感じですか?」なんて質問もしてくれて、そんなことを聞いてくれるんだ!と思ったんだよね。それって、知識がないとそもそも聞けないことだし、ちょっとかじった感じでもなく、ちゃんと理解して聞いてるんだってのがわかったんだよね。正直驚いたな。
新規事業って綺麗な格好いいことばかりじゃなくて、どっちかっていうと泥臭いことや、前例がないものを作らなきゃいけない。「あのお客さんにちょっと売り込んでみます!」とかそういう泥臭いこともできるし、それに加えてマーケティングの全体像もわかるという人材はわりとレアなんだよね。
面接のことを覚えてますか?
伊藤さん:面接って感じではなかったですよね(笑)
堤さん:新規事業の話をしても、例えば、こういうメディアやってるんですよねって話したら、だいたいの人が「すごいですね」で終わり。伊藤くんは、「これでどうやってマネタイズしてるんですか?」って、ちゃんとビジネスモデルを理解しようとして、それを20代前半で聞いてくるのがすごい。
そもそも面接がイレギュラーだったんだよね。営業としての応募だったんだけど、履歴書を見たら21歳なのに4社目だったの。なんだ?こいつ!やばい人かな?って思ったんだけど、履歴書と職務経歴書とは別にPowerPointの資料も作ってきてて。
伊藤さん:職歴ボロボロだったので、キャリア説明の資料作成しましたね。すべて前向きな理由で転職しているので、ご説明しようと思いまして(笑)
堤さん:たまに資料作って提出してくれる方いるんだけど、そういうのも結構微妙なのが多くて。伊藤くんのは趣味の紹介とかじゃなくて、しっかり仕事絡みの内容で自分が何をやってきたかわかるようになってて、経験5年目でもおかしくない内容だったの。ちょうど新規事業の担当者を探してたから、いきなり社長面接しようってなって、そして、すぐに飲みに行ったよね(笑)
伊藤さん:一次面接がいきなり最終面接で、その後に普通にメシ行こうって居酒屋に連れていってもらいましたね。
【社長直属の仕事内容は?】
堤さんとどんな仕事をしているんですか?
伊藤さん:新規事業に関連することは、すべて堤さんとマンツーで行ってるんですが、大別すると2つで、1つ目が新規事業の創出/検証、2つ目が新規事業の推進です。
1つ目でよくあるのは堤さん発信で「こういう新規事業どうだろう?」と話をいただいて、私が新規事業アイデアの検証を行います。具体的には市場調査だったり、検証論点の整理だったり、初期仮説の設定とかですかね。
2つ目は、数年前に立ち上げた人材系のWEBサービスだったり、WEBメディアの運営、スクールサービスですね。
そして、私から新規事業アイデアを伝えて、堤さんからよくボコボコにされる、ということをやってます(笑)
堤さんは伊藤さんにどういう感じで仕事をおろしてるんですか?
堤さん:僕がこういうことやりたいな、可能性あるんじゃないかなってアイデアを伊藤くんに話す。彼がそれをテストするにあたって、ちゃんと意味がわかって落とし込まれるように説明します。
だけど、細かく指示は出していないよね。むしろ割と雑なパスを出してて(笑)僕が全部やったら、伊藤くんのいる意味がないからね。それにしても、僕の雑で速いパスを受け取れるってすごいと思う。
伊藤さん:背景や目的、制約条件など基本的なことは聞きますが、堤さんとのコミュニケーションの中で、堤さんの考えていることを理解するということは結構意識していますね。
堤さん:直近の剛速球パスについて話すと、とある広告事業を外部と仕組み作ってやると良さそうだよねって話になったんだよね。大枠だけ話して「あとはいろいろ考えてやってみて」とポンと投げたのがあるかな(笑)
伊藤さん:今回の場合だと、まず荒い初期仮説設定して、必要なタスク選定とスケジュール設定した感じですね。方針決めるときは、50%、60%くらいの精度で堤さんに一旦確認して、認識すり合わせてから着手する感じにしてますね。
堤さん:そういえば、最近話題のChatGPTを使って、アタックリストを作ってきたよね。僕は別にChatGPT使いなさいってひと言も言ってないんだけど。リストは作らないといけないよねって話して、「じゃあ、作ります。」って返事があって、提出されたリストがBotが書いたみたいだなと思ったら、ChatGPTだったっていうね。リストの作り方ですら、1から自分で考えて動いてくれてるのいいなと思ったよ。
【新規事業をやる意味】
そもそも、なんでそんなにバンバン新規事業をやるんですか?
堤さん:まあ、僕がやりたいからが一番でかいかな。
それが正直なところなんだけど、会社目線でいうと、例えば、いわゆるリスティング広告の運用代行してますよとかって、この先1年でなくなる仕事では全くない。でも、10年後、20年後って考えたら、本当に仕事ってちゃんとあるんですか?というのは、正直僕もわからないし、誰もわからないよね。
会社としてはやっぱりいろんな可能性というか、事業を作っていったほうが、会社としては安心できるし、いろんな人のキャリアパスにもなると思うしね。
新しいことをやってるっていうのは多分一緒に働いているメンバーとして、同じことを延々と繰り返してますより、ちょっとワクワクするじゃない?
ワクワクします!!!
堤さん:それに単純に人の特性ってあると思ってて。僕は多分ゼロイチが好きなんですよ。何もないところから作り上げるってよくない?がんばって軌道に載せようとして、ちょっとうまく行き始めた。ここが一番楽しいのよ。
ちょっと変な話かもしれないけど、上手く行きはじめて、もう僕がいなくても回るようになったら、ちょっとあんまり興味ないフェーズになっちゃう(笑)
最初はうまくいかんねーって言いながらやっているのが大変だけど、それが楽しいじゃん。だから話を戻すと、なんでやってるのか?の根本で言うと、多分そこが楽しい人達なんだよ、僕ら。同じような感覚の人が入ってくれたら、それは嬉しいなあと思うな。
伊藤さんも同じ感覚で、ゼロイチが好きですか?
伊藤さん:自分に向いている仕事と思いますね。既存事業のオペレーションを前提とした仕事よりも、新規事業などの創意工夫の余地がある仕事に適正があると感じます。やっぱ売上、利益の数字を追っていく仕事が好きですね。
夜眠る時に「早く明日仕事したいな」って思うときがあるぐらい楽しいんですよね。結果が出ない状況で、「明日結果がでるかもしれない!」と逃げずにトライして、結果が出たときの瞬間が一番楽しいですね。
堤さん:履歴書の作成サービスのanataを活用したビジネスを考えてたんだけど、法的にクリアしなければいけない点があったり、他にもいろいろ課題があってビジネスモデルが定まらなくて、試行錯誤して変化させていったりして、やっと売上が立ってきたというところなのね。まだまだ手のかかる子供状態なんだけど、楽しい!
伊藤:売上があがるまでもですが、上がってから軌道に乗せるまでも大変で。でも、それが楽しいですよね!
【カルテットの未来】
最後に新規事業の未来の話を聞かせてください。
伊藤さん:「カルテットと言えば、この事業だよね」って主力事業創出したいですね。あとは堤さんもおっしゃってましたが、20年後にリスティング広告が今と同じ状態で続いていないと思うんですよね。どのような商品やサービスでも必ず衰退期が訪れるので、そのための布石とも考えています。
主力事業創出ってどのくらい先の未来を想定していますか?
伊藤さん:ビジネスモデルにもよりますが、3年でやります!!!
堤さん:2年じゃない?
伊藤さん:いや、1年ですね!1年でやります。
堤さん:軌道に乗っちゃえば、1年でグッと盛り上げることができるようになるよ。全然なるなる!
堤さんの未来像はどうですか?2年先とかじゃなく、もっと壮大な話でも!
堤さん:我々がゼロイチで会社の未来につながるような事業を作るっていうミッションに取り組んでる。今は雑多にいろんなプロジェクトをやってるけど、軌道に乗ったらグンと伸びるので、〇〇部というのを作って、そこに必要なメンバーをアサインして拡大していきたいな。
新規事業をバンバンやれる会社って名古屋には意外となくて、名古屋で一番新規事業を作り出す会社にしたいよねって思ってる。10個くらいはやりたいなと。
それまでに100個くらいハズすんだけど(笑)
伊藤さん:堤さんの打率半端ないですよね。世の中、ほとんどのプロダクトが黒転できていないわけで、anata、TubeRecipeはすでに利益出ていますからね。
堤さん:新規事業をやれるっていう求人で実際はやれないとかも多いかもだけど、カルテットは本当にやれるよね。新規事業を立ち上げたいっていうメンバーとたくさん会いたいから応募してもらえると嬉しいな。
伊藤さん:たしかに。ここまで本当にやれると思ってませんでした(笑)
新規事業のチームをひとことで言うと何ですか?
堤さん:つまりカルテットの魂ってことだね(笑)
(マセラッティ欲しいよね)
カルテットの魂を育てる新規事業のお話を聞かせていただきました。ありがとうございました!