Polaris.AI株式会社
東大松尾研発のAIスタートアップ Polaris.AIの公式HPです。
https://polarisai.co.jp/
2024年4月にエンジニアリングマネージャーとして入社した阿部遼太郎さん。
前回は、NTT東日本からPolaris.AIに転職を決めた背景や、転職によって生じた変化を伺いました。
今回は、Polarisでの仕事との向き合い方や、小規模のチームで働くうえで意識していることについてお話を伺います。
阿部 遼太郎 / Ryotaro Abe
Polaris.AI株式会社 エンジニアリングマネージャー
横浜国立大学大学院を修了後、2020年にNTT東日本にデータサイエンティストとして入社。4年間、AI・データサイエンスを活用したプロジェクトに従事。その後、Polaris.AIにエンジニアリングマネージャーとしてジョイン。
プロフィール
小規模ならではのカジュアルさも魅力の一つ
お客さんに喜んでもらえたときにやりがいを感じる
常に意識しているのは会社というチームのこと
エンジニア採用強化中
――大きな会社とスタートアップでコミュニケーションにおける変化はありましたか。
対社内で言うと、前職は人数が多かったので年代が幅広く、20代前半から40代後半までいろいろな人と接することが多かったです。
一方Polarisは20代後半が多いので、同世代コミュニケーションが増えました。それはカジュアルでラフなコミュニケーションですね。
一方対社外では、Polarisでは自分が先頭に立ってお客様とのコミュニケーションを引っ張っていくことが増えたように感じます。また、Polarisではお客様とのコミュニケーションの時間が長くなったと思います。
――社内の雰囲気はどう感じていますか。
前職はリモートがメインで出社は週1回だけでした。それ以外は離れて仕事をしていたのですが、Polarisでは出社回数が増えたことで、一緒にお昼ご飯を食べに行ったりする機会が増えました。
僕は出社したい気持ちが強い人間なので、業務外のコミュニケーションが取れることはすごく良いなと思っています。
――リモートから出社へ働き方に大きな変化がありましたが、仕事以外の余暇の過ごし方に変化はありましたか
もともと、前の職場にいたときから休日も自己研鑽をしていたので、そこが仕事の時間に変わったくらいで、大きな変化は感じていないですね。
特に技術系の職種は休日に本を読んだり勉強したりする人が多い印象なので、働き方が変わってもその部分は変わらないのかと思いますね。
――阿部さんはPolarisというチームの中でどんな役割を果たしていると思いますか。
潤滑油だと思います。チームメンバーのことをこまめに気にかけるようにしています。何か困っていることはないか、どんなことを気にしているのかということにアンテナを張っていますね。
新しいメンバーが入ってきたときには積極的に話しかけるなど、チームビルディングにも気を遣うようにしています。
――では、阿部さんから見たPolarisを一言で表すと
和気あいあいとしている。でも、学生感はない。ですかね(笑)
大企業とスタートアップの良いところどりをできているなぁと思います(笑)
――Polarisでのより詳しい業務内容を、プロジェクトの流れに沿って教えてください。
まずはお客さんのやりたいことを打ち合わせで聞き出します。お客さんが抱える課題はたくさんありすべてを解決するのは難しいので、QCDを考慮したときに何から手を付けていくかをまずは自分で、その後メンバーとの協議を経て決定します。これが一番メインとなる仕事ですね。
課題解決に向けた設計図を作ることが僕の一番重要な役割だと思います。
それが決まると画面を作ったり裏側の機能を作ったりといった技術的なタスクを洗い出します。実装のために必要なパーツは何なのか、どんな調査が必要なのかを明確にして、一人一人のタスクを割り振ったら、作業を進めていきます。
毎週お客さんとの打ち合わせがあるのでそこでブラッシュアップしていくことを繰り返しています。週1度のお客さんの打ち合わせと、週2~3回のメンバー間ディスカッションを何週も繰り返して行うことで実装を進めていくことが仕事の流れになっています。
――仕事をしていく中で、最もやりがいを感じるのはどのような場面でしょうか。
作ったものでお客さんが喜んでもらえるか、というところです。
お客さんのやりたいことは無数にあるなかで、実際に効果が期待できるものは数個しかないです。
だからこそ効果を期待できるものは何なのかをしっかり見極めてからプロジェクトに取り組み、その結果として得られた効果をお客さんが実感したことで喜んでもらえると、やりがいを感じます。
――では逆に最も大変なパートは。
一番苦戦しているのは、お客さんとのコミュニケーションの中で、どう納得してもらえるように伝えるかというところですね。
例えば10個あるやりたいことの中から4つを選ばなきゃならないとなった時に、どうしてその4つが良いのかという理由を、エンジニアとして実際にソースコードを書く側の目線を伝えたり、お客さん側にある事情にも耳を傾けたりしながら意見をすり合わせていくということがなかなかうまくできず、大変さを感じるところであり、課題だと感じるところでもあります。
――お客さんとのコミュニケーションの際に意識していることはありますか。
なるべくアウトプットしたものを見せながら話をすることです。やはり口頭で話しているとお互いの創造しているものにズレが生じるので、なるべく画面を見せながら話をすることでお互いの認識にズレがないかを確認しながら話をするようにしています。
――Polarisという一つのチームの中で仕事をするうえで意識していることはありますか。
2つあって、ひとつは会社のことを考えるようにしています。
どのプロジェクトに関わるときも決して外すことはできないのは会社が目指しているものは何なのかということを意識します。このプロジェクトに携わることで会社はどのようなことを成し遂げたいのかという全体像を常に忘れずに、そのゴールに向けて逆算しながらプロジェクトに携わるようにしています。
もうひとつは、個人よりチームを優先することです。みんながやりたいことをやることも重要だと思っていますが、やらなきゃいけないこと・やるべきことがあって、それらを自分が率先して拾いながら働くようにしています。
――Polarisは副業として携わっている方も多いそうですが、副業の方とのコミュニケーションにおいて気を付けていることはありますか。
話しやすい雰囲気を作るために、口調に気を付けたり、こまめに話しかけたりと周りの人が僕に話しかけやすいような人でいることを心がけています。副業の、いわば外部の方にお願いしているぶん、相談や報告がしやすい環境は不可欠であると思いますし、それが良い仕事につながっていくと思います。だからこそ、コミュニケーションにおける壁はできる限り取り払えたらと思っています。
今回は、阿部さんのPolarisでの業務や、スタートアップで働くうえで意識していることについてお話を伺いました。
最終回となる次回は、阿部さんのキャリアビジョンや、Polarisが求める人材像についても話を深めていきます。
現在、採用活動を強化しています。Polaris.AIの核となる開発を担うAIエンジニア/Webエンジニア、およびPolaris.AIの成長を支えるセールス/マーケ/コンサル職など、さまざまなポジションを募集しております。
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