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こんにちは!広報の村上です🐶🐱
TYLは年間・半期ごとに、ミッション・ビジョン実現のために大切にしたい価値観であるバリュー(※)に沿って優れた成果や活動をおこなっている社員を模範として賞賛しています。
※TYLの5つのバリュー
Challenge 常によりよいモノを求め、挑戦し続けます。
Client Value 顧客から選ばれ続けるサービスを追求します。
Grit 最後まで諦めずに全力で業務をやり遂げます。
For Mission 会社および事業の目的実現のために業務遂行します。
Respect 仲間を尊重し、相互理解に努めます。
今回は、FY25上期にVPを受賞したHRソリューション事業部 獣医師グループ 新卒チームで、新卒獣医師の採用を担当するマネージャー 小路口さんにお話を伺いました。数多くの新卒獣医師の就職に携わってきたベテラン、小路口さんのインタビューをぜひご覧ください!
「ワクワク」した転職から一転、苦しかった3年間
>これまでのご経歴をお聞かせください。
新卒で人材業界に入社し、求人広告媒体の営業を担当しました。その後はバックオフィス向けの福利厚生営業を経て、福祉業界にて看護師の求人紹介を担当しました。
>TYLに転職された背景を教えてください。
コロナ禍で外出もままならない日々が続き、一人で「今後のキャリアをどうしたいか」を深く考える時間が増えました。そんな折、知人の紹介でTYLのオフィスを訪れる機会があったんです。
>外からご覧になったTYLはいかがでしたか?
実際に社員の方から話を伺い、「ペット業界というマーケットに大きく貢献している会社だ」と強く感じました。また、相対評価ではなく絶対評価を軸にしていると聞き、「仕事の本質を正しく評価してもらえる」という点にワクワクし、転職を決意しました。
>「ワクワク」をもって転職されたあと、実際はいかがでしたか?
正直に言うと…転職直後は「間違えたかもしれない」と思いました(笑)。入社から3年ほどは、自分の思うような成果が出ず、とても苦しかったです。
>具体的に、どのような点が苦しかったのでしょうか?
成果は出ても、その要因が説明できなかったことです。たとえば内定受諾があっても「なぜこの方がうまくいったのか」を分析すると答えが見つからない…。もちろん毎回丁寧に取り組んではいましたが、再現性を持たせられずにいました。
>そのような状況を、どう改善されたのですか?
ひたすら1件1件を丁寧に振り返り、試行錯誤を重ねました。その積み重ねの中で「やるべきこと」と「取り組み方」が見えるようになり、仕事のサイクルを安定して回せると実感できたのは4年目頃でした。
徹底した「目線合わせ」が生んだVP受賞!
>FY25上期ではVPを受賞されました。率直な感想はいかがでしたか?
とても嬉しかったですし、正直驚きました。上期は学生の就職活動が本格化する前の準備期間という印象が強かったので、その中で成果を認めていただけたのは想像以上で、素直に喜びを感じました。
>成果を残すことができた要因はどこにあるとお考えですか?
学生と事業所様、それぞれの意向を丁寧に確認し続けたチーム全体の取り組みが大きかったと思います。
>具体的にはどのような働きかけをされたのでしょう?
日本には獣医学部がある大学が17校ありますが、大学ごとに就職活動の動き出しの時期や活動スタイルが大きく異なります。そのため、一人ひとりの状況や希望を丁寧にヒアリングしてきました。また、受け入れ先の事業所様にとっては、学生が卒業するまで最大で1年半待つ必要があります。そのため「新卒採用は先行投資である」という視点をお持ちいただけるよう、粘り強くお伝えし続けました。
>そうした視点が受賞につながったのですね。
はい。「学生の意向や状況に合わせて、早めに内定につなげる」「事業所様の実習受け入れ状況や採用意欲を正確に把握する」という2点をチームで徹底したことが成果につながり、今回の受賞にも結びついたのだと思います。
家族とも面談!?キャリアアドバイザーの仕事に迫る。
>一日の仕事の流れを教えてください。
出社後に朝会を経て、チームメンバーと1on1でタスクを確認。その後、午前中に4〜5件の学生面談をおこないます。午後は動物病院の説明会や、事業所様から学生の評価を回収したり、気になる学生や事業所様へ連絡を取ったりしています。現在はそれに加えてマネージャー会議への参加やメンバーからの相談対応も担当しています。繁忙期には、一日で15件ほど面談をおこなうこともあります。
>15件!すごい件数ですね。
確かに面談だけで一日が終わることもあります(笑)。ただ、それだけ学生一人ひとりに集中できる時間だと捉えて取り組んでいます。
>面談ではどんなことをお話されるんですか?
「なぜ獣医になりたいのか」「誰の影響を受けて志したのか」といった動機を特に深掘りしています。就職を初めて意識する学生も多いため、過去の事例を紹介しながらキャリアイメージを明確にしてもらえるよう質問しています。また、事業所様が重視される研究室での活動やアルバイト経験についても確認します。珍しいケースですが、親御さんが同席されることもありますね。
>親御さんにもお話しされるんですか?
はい。たとえば、ご両親が動物病院を経営していて、その影響で獣医学部を選んだ方などは、親御さんが一緒に面談を希望されることがあります。その場合でも、最終的には学生本人の希望を尊重することを大切にしています。
>仕事で大変なことがあればお聞かせください。
やはり事業所様が求めるのは「入社後すぐに活躍できる人材」です。そのため、採用活動の途中で「中途採用で人員が充足した」というケースに直面すると、事業所様・学生双方の気持ちを理解できるだけに心苦しいですね。加えて、新卒ならではの「学生特有の考え方」に合わせて伴走する難しさもあります。
>「学生特有の考え方」とはどういうものでしょうか?
多くの学生は社会人経験がありません。そのため、就職活動を通じて「自分の軸」をつくっていく段階にあります。実習を経て考えが変わることも多く、当初「獣医として◯◯に取り組みたい」と言っていた学生が、実習後に「やっぱり別の領域に挑戦したい」と考えを改めることもあります。
>考えが柔軟な分、就活の軸も変化しやすいんですね。
そうなんです。私はそれまで学生の就職活動に携わった経験がなかったので、この変化に対応するのは最初とても大変でした。ですが、試行錯誤しながら学生の成長に寄り添うことの大切さを学びました。
信頼が生み出すTYLへの連鎖!次の世代のサポートのために。
>仕事において、大切にしていることはありますか?
学生の皆さんと向き合う際は、必ず事実ベースで誠実に伝えることを意識しています。相手が年下だからといって軽いノリで接すると、信頼にはつながりません。また、初めての就職活動では自分の希望が言語化できず、実習などを通して考えが変わることも多々あります。そこで、本人が言葉にできない思いや方向性を、これまでの事例を踏まえて汲み取り、一緒に言語化することを大切にしています。
>確かに、人生の節目だからこそ信頼が重要ですよね。
はい。TYLのバリューにも「RESPECT」がありますが、年齢に関わらず敬意を持って接することが信頼関係につながると考えています。
>信頼を得るために、気を付けていることはありますか?
営業感を出さないことです。これがあると学生からの信頼を失います。ですので、メンバーにも「たとえTYLのサービス以外で就職が決まったとしても、まずは学生の意思決定を尊重して喜んでほしい」と伝えています。信頼を築ければ、数年後に転職を考える際に再びTYLに相談してくださることもあります。
>そんなケースがあるんですね!
はい。学生時代に登録してくださった方が、数年後に「またTYLに相談したい」と連絡をくださることは少なくありません。就職先がTYL経由でなくても、サービスの価値を感じていただけることで、長期的には関わる人すべてに利益が還元されるのだと思います。
>小路口さんが感じる仕事のやりがいはどんなところですか?
やはり初めての就職を支援できることです。たとえTYL以外であっても、学生が「内定が決まりました」と報告してくれる瞬間は、本当にやりがいを感じます。
>これからTYLで果たしたい役割や挑戦したいことはありますか?
社歴も長くなってきたので、個人の成果にとどまらず、チーム全体の成果につなげるために自分のナレッジを広めていきたいです。その結果として、より多くの学生に「TYLの●●さんに相談してよかった」と思っていただけるのが目標です。
もう一つは「学生がもっと気軽にTYLへ相談できる仕組みづくり」です。ここ数年は、実習経験者の体験談や感想を集め、新たに登録した学生への相談に役立てています。こうしたナレッジを共有することで、就活を安心して進められるサポートを増やしていければと思っています。
今回のインタビューを読んでTYLが少しでも気になった方は、ぜひ気軽に「話を聞きに行く」ボタンを押してエントリーのうえ、お話させてください!
お待ちしております!