1
/
5

【研修レポート】<これを読めばあなたも思考の幅が広がる!>~2月 コンサルタントパワーアップ研修~

[この記事は5分~7分で読めます]

みなさんこんにちは。今回は2/4(土)に開催されたコンサルタントパワーアップ研修の様子をお届けします。

突然ですがみなさんは日常生活で、「ロジカルシンキング」という言葉を聞いたことはありますか?

学生Aさん 「ロジカルシンキングってなに?」
就活生Bさん 「MECE*[i]?聞いたことあるけど難しそうだからいいや~」

Aさん、Bさんのような方は勿論、

新卒1年目Cさん 「ロジカルシンキングを使えって上司によく言われるけど直感の方がはやくね?」
新卒3年目Dさん 「最近ロジックツリーで物事を考え始めたけど、コツが掴めないな~」

Cさん、Dさんのように「ロジカルシンキング」の概念はおおよそ理解しているけど、使い方、コツが掴めていない方まで、この記事を読めば、あなたもワンランク上の“ロジカルシンカー”になれるTipsを3つご紹介いたします!

まずはさらっとこの研修の主旨についてお話します。

「コンサルタントパワーアップ研修」と題された本研修は会社からトップダウンで”用意”された研修ではなく、若手同士がコンサルタントとしてデリバリー品質を上げることを目的にスキル強化に取り組むための自発的な研修です。今回は総勢8名のコンサルタントが集まり、シニアコンサルタントが講師を務めました。

いよいよ研修開始。

2~3名1組のグループになって、ケーススタディーを解くという研修です。

(筆者は学生時代、某コンサルティングファーム、インターン選考のケーススタディーでボコボコにされて以降、“ケーススタディー”という言葉に恐怖心すら抱きます・・・)

最初のお題は・・・

==========================

都内の住宅地でパン屋を経営している親戚がおり、とある日に相談を受けました。

「ここ数年、徐々に売上が落ちてきている。その理由を特定してほしい」

上記の相談にあたって事前に得られた情報は以下の通り。

・商品の値段は変更していない。また、近隣の飲食店やスーパー等含め、大きく物価が変動しているようには見受けられない

・商品の質は落としていない(味見して確認済み)

・新たな飲食店やスーパーが出店したり、既存の飲食店やスーパーが質を大きく改善したことによって、客を奪われていることもないと思う

==========================

さて、あなたは、売上や客数が低下した原因をどのように分析するでしょうか?

もしお時間がある方は是非解いてみてください!(研修では30分間のグループワークでロジックツリーを作成しました。)

~ワーク中~

「あ~全然MECEじゃない」
「3C*[ii]使えばいけそう!」

など、各位がコンサル用語を駆使し、頭をフル回転させます。その結果・・・

一例として、↑のようなアウトプットがでました!!

どうでしょう。直感で考えるよりも、より多くの原因を洗い出し、その上で可能性が高いものをピックアップできているように見受けられます。

その後、シニアコンサルタントから1チームずつそれぞれのロジックツリーに対してレビューを行い、実践例の紹介とコツの伝授がありました。

要約すると↓の3点です。

Tips①:ロジックツリーは発想を広げるために用いる

例えばクライアントから今回のように「パン屋の売り上げが下がった原因を特定してくれない?」という依頼があったとします。直感だと、「競合店の出店」や「品質の低下」などありふれた回答をしてしまいがちになります。ただ、今回のようにツリーを用いることによって発想を広げることができ、結果、多くの選択肢を検討することができます。問題の再上流から論理的に原因を因数分解していくことで、3Cや4P等の既出のフレームワークではでてこないようなアイデアが導き出されます。

Tips②:「1.拡散」→「2.収束」→「3.最後に直感」

1.拡散:まずは「網羅的」に事象・原因を洗い出す(ロジックツリー等を用いて)

2.収束:既知の情報や一般常識を元に、選択肢を「絞り込む」

3.直感:最後は己の経験を信じ、「直感」で選ぶ

このプロセスは普段の学業・業務でも活かせると思います。

デイリーワークに当てはめてみると・・・

①毎朝、やらなければいけない勉強/タスクを「漏れなく」ノートに書きこむ

②期限や重要度などの観点から「優先順位」をつけ、その日の完了目標を立てる

③優先順位をつけきれなければ、最後は「直感」でやりやすいものから着手!

最後に3つ目・・・

Tips③:「語彙力」を高めることがロジカルシンキング強化に繋がる

研修後の振り返りで参加者が「足りていない」と感じた能力は「語彙力」でした。読者の中には「語彙力!?」と感じる方も多くいらっしゃるかもしれません。

今回はTips①のように「問題の最上流から論理的に原因を因数分解」し、課題解決に取り組みました。原因を因数分解する際に必要となる知識言葉の意味・定義“正しく理解”しているのといないのとでは、最終的なアウトプットの違いが一目瞭然でした。

研修後は「語彙力強化」に向け、読書計画を立てる社員や自分の知らない語句を調べて一覧表を作成するなど具体的な行動計画を立てる社員がおり、非常に有意義な時間となりました。

それぞれのクライアントの課題解決に取り組むコンサルタント達ですが、今回は普段別の場所で働く者同士で力を合わせ、限られた時間の中でアウトプットを作り上げることで、自身の課題、スキルを見つめ直すきっかけとなりました。

もし、当社にご興味を持って頂いた方は、現場コンサルタントとの面談等も対応可能ですので是非お気軽にお問い合わせください!

また、「パクテラのこんなことが知りたい」といったリクエストがあれば、記事作成を検討しますのでそちらも是非!

------------------------------

*[i] 「MECE」:Mutually
Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭字語、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である。 要するに「重複なく・漏れなく」という意味である。

*[ii] 「3C分析」:マーケティング環境分析のフレームワーク。 3Cとは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったもので、マーケティング環境を抜け漏れなく把握できる。

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社's job postings
6 Likes
6 Likes

Weekly ranking

Show other rankings