ONE-VALUE株式会社代表のホアです。
日々マネジメントに取り組む中で強く感じるのは、リーダーにとって大切なのは「距離の取り方」だということです。
あなたは今、部下にとって “頼れるリーダー” でしょうか?それとも、ただの “感じの良い人” でしょうか?
リーダーとして成果を出すためには、チームと良好な関係を築くことは不可欠です。しかし、「良好」と「過度な親密さ」は似て非なるもの。この線引きを誤ると、組織の信頼と成果は一気に崩れてしまいます。
目次
1️⃣ 距離感は信頼を守るための盾
2️⃣ 公平性は一度失えば戻らない
3️⃣ 役職が行動を決める
リーダーの本当の価値とは
1️⃣ 距離感は信頼を守るための盾
近すぎる関係は、部下に境界線を見失わせます。
「どうせ許してくれるだろう」という甘えが生まれ、業務の質や納期が犠牲になるケースを何度も見てきました。適度な距離感は、部下の自律性と責任感を守る盾なのです。
2️⃣ 公平性は一度失えば戻らない
特定の部下を特別扱いした瞬間、他のメンバーは必ずそれを感じ取ります。
規定どおりの対応が「冷たい」と誤解されることもあれば、逆に見逃すことで「不公平だ」という不満が広がることもあります。公平性は組織の信頼の根幹であり、一度失えば簡単には取り戻せません。
3️⃣ 役職が行動を決める
リーダーは「仲の良い先輩」ではなく、組織を導く存在です。
その立場にふさわしい判断基準と行動規範を常に持ち続けることが、権威と信頼を守ります。肩書きが人を縛るのではなく、役職が行動を律するのです。
リーダーの本当の価値とは
最後に、優れたマネジメントとは「人間味」と「原則」のバランスを取ることにあります。
リーダーとしての本当の価値は「好かれること」ではなく、「導くこと」にある。
明日からの一つひとつの判断と行動に、この視点を持ち続けましょう。
🔹 ONE-VALUE株式会社は、ベトナムを中心に日本企業の東南アジア進出を支援するコンサルティング会社です。若手が挑戦できる環境を大切にしながら、グローバルな舞台でともに成長する仲間を募集しています。