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開発者や広報やサポートが直接ユーザーと会うことの大事さについて #BacklogWorld

マサです。

2018年2月18日に開催されたプロジェクト管理の祭典「Backlog World」に参加いただき、ありがとうございます。ソーシャル・ネットワークを徘徊して見る限りだと、ポジティブなフィードバックが多かったのではないかな?と感じております。

そんな中、とあるスピーカーの方から「すごく丁寧に接してくれるので、サポート業務の方かな?と思ったらガチのエンジニアだったりして、びっくりした!」との意見もいただきました。もちろん、サポート業務の人も、バックオフィスの人も、当日のイベントの裏方として働いていましたが、エンジニアの多い会社なので、裏方スタッフには多くのエンジニアが居ました。

ヌーラボにはイベントのオーガナイザーなどが多数いる

エンジニアが接客できたほうがいいよなぁってのは、昔から思っていることで、今回、あえてその辺を取りあげて褒めていただいたことは、とても嬉しかったです。

ヌーラバーは、イベント運営に関して、場慣れしていて得意な方かな?と思います。自社のツールも大活躍しますしね。

例えば、「Jenkins World 2017」にて「Most Valuable Advocate」を受賞した中村知成(別名:イキッコ)は、東京にてJenkinsの活用を広めるイベントを行なっていたりしますし、吉田太一郎(英名:George)を含む数名は、プログラミング言語Scalaのイベントを福岡にて開催していますし、人事のAngela(日本名:安立沙耶佳)はプログラミング言語PythonのイベントのPyConの運営メンバーにいますし、内田優一(マジシャン名:オセロ)は、サルでもわかるScalaという勉強会をやっていますし、広報のMeggy(日本名:五十川慈)は、福岡20代スタートアップの会をやっていますし、とにかくイベントのオーガナイズや、コミュニティーのオーガナイズ、もしくは一員として、多くの人が仕事以外で活動しています。

僕なんかも、「イベントの合間を縫って仕事をしているんじゃないか説」がでそうなほど、イベント漬けになっていたこともありました。

なので、イベントを主催することについては、それなりの知見を持っている人が多いです。

ユーザーなどが集まるイベントをやる意義って?

僕個人の話になりますが、とあるイベントで「人がどんどん集まってきて逆に話題の濃度が薄まっていく感じ」を問題だと感じていて、とある投資家にその旨を話したら「橋本くん、人が集まるということだけ、それだけでも価値のあることだと思わないか?」と問われ、ばつーーーんと心に響いたことがあります。

その衝撃以降、人が沢山集まるだけ、それだけでもものすごく価値のあることだと思っています。そこから何か目的を見つけるも良し、考えを巡らせるのも良しで、とにかくあるテーマに沿った人たちが、一箇所に集まるだけでも、個人個人の捉え方によってドエライ価値にすることが出来るのです。つまり、まず、開催するだけでも意義があると考えています。循環論法になっていきそうなので注意したいけども。

コミュニティーマーケティングというのもありますが

また、企業のマーケティングという要素では、コミュニティーマーケティングの一部というかたちで、このようなイベントを開催したりします。これもこれで、経済活動というか、企業としては重要な要素です。

例えば、ユーザーとの接点をつくって製品やサービスを届けるためだったり、さらにはユーザーがユーザーに製品やサービスの良さを届けるために。ユーザーからのフィードバックを受けてソフトウェアのカイゼンのアイデアをいただくこともとても有益です。そして、ユーザーのニーズに基づいて開発した機能を、どのようにするとユーザーの購買意欲に繋げることが出来るか?という数字じゃなかなか表現できない「インサイト」と呼ばれるものを見つける活動のためにもいいのではないか?と思います。ニーズ(必要!)と購買意欲(買う!)の間には大きな溝がありますからね。なので、何かゴールが1つという感じでもなく、優先順位はあるものの、ヌーラバーとユーザーが出会うことは、多種多様な価値を産むのです。

で、最後の「インサイト」について。これは、マーケターが気づいただけだと、なかなか組織に伝わりづらい。そもそも言語化されにくい、もしくは言語化のその裏に流れるコンテキストを掴まないと伝えにくいモノだったりするので、言葉での伝えづらさが物凄いです。言語化しても仮説止まりになっちゃって、説得力にかけたりしちゃいます。『ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である』という簡単に想像できるレベルだといいのですが、なかなか想像できないことだったりすることもあると思います。

なので、開発者と広報、サポートの人達も、リアルな場でユーザーに会い、一緒に同じ体験をし、インサイトを見つけることが出来ることを期待していたりしています。ユーザーと対峙することはすごく大事だなと感じる次第です。

やったことを活かしていきたい

とにかく朝10時から20時半まで、とことん「プロジェクト管理」「プロジェクト管理」と盛り上がったイベントでした。参加者やスタッフの頭のなかで気付きが点として沢山発生したと思いますが、これから日々の仕事やユーザーコミュニティーなどを通して、線となって繋がっていけばいいなーと思います。

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