ノヴィータ広報担当 中根です。
今年も暑い時期がやってきました。梅雨の期間に雨も降らず、5月頃から暑いか寒いかどちらかしかなかった印象だったのでほとんど春がなかったなと思っております…。また、私事ですが先日の3連休は帰省をしたので、暑いことも手伝ってすっかりお盆明けの気分です(そう思うからこそ、また8月にお休みがあるなんて嬉しい)。外は暑いのに、屋内は場所によりクーラーでとても寒いので、みなさまも寒暖差で体調を崩されないよう、十分お気をつけください。
ブログでご紹介した施策や取り組み、その後
このWantedlyブログも、細々と続けて1年半を過ぎました。ようやく30記事目…! 今回のブログでは、過去このブログで紹介した取り組みが「今」、社内でどうなっているのかについてレポートしたいと思います。
【社内LT大会(定例会)】
※2016年11月に取り組みの概要、2017年2月に運営面の苦労を記載しました
間もなく丸3年、先日開催50回目を迎えました! この取り組みをはじめた当初は正直、こんなに続くとは思っていませんでした。
マイナーチェンジを行いながら続けてきましたが(主にメッセージ面)、今年に入ってから大きな変更を2つ行いました。3月から「お互いの業務を知る」ことを主目的に【テーマ変更】、この7月から月次報告会(月1、全員集まって先月の数字について共有する)とのセットで開催し頻度を月に1回まで減らす【頻度・時間帯変更】です。
時間帯変更に伴う参加可能者の変動(多様な働き方をしているメンバーも多いので、あっちを立てればこっちが立たない、などがある)、月次報告会とセットでやることによる運営面の不安定さなど、早速課題も出てきています。本当は隔週ペースを維持したいのですが、3年ほど続けてきたことで会社の価値を上げていく仕組みのひとつに育ったのでここは欲張らず、課題にひとつずつ向き合い懸念を潰しながら続けていきたいです。
【社員総会】
※2016年下期、2017年上期、2017年下期、2018年上期の4回記載
定期的にブログを書いている通り、半年に1度の恒例行事となっております。ブログはまだ4回分ですが、実施は既に13回。2012年から続いている重要な行事です。この7年で、発表内容も試行錯誤し、目的やメッセージを毎回見直しています。
ここ2年ほどは運営チームも強化され、オペレーションがしっかりしてきました。ルーティンになっているものは多ければ多いほどよい意味で安定し、発表内容や変更のあるところに集中できます。そのため、毎回社員総会の目的を見直してはいるにもかかわらず、会がどうあるべきか、何を伝えたいか本質議論をする時間が増え、その時に最適な発信に近づけられてきています。
この取り組みが派生して、前述の月次報告会を月1回行うようになったことで、この社員総会でのメッセージを思い出し深く理解し、よりよい会社にするためにどうするか日常でも意識ができるようになってきました。また、月次報告会や社員総会ではアンケートをとり、総会の内容面や日々のコミュニケーションに役立てています(これ以外にもアンケートを方々でやっていますが、文句言わず回答してくれているメンバーには感謝です。。)
(※2014年6月に開かれた社員総会の様子。この頃から、やり方も発表内容もかなり変わっています)
【組織KPT共有会】
こちらも実は2年以上続いています。月に1回定期的に行っており、今月の開催で23回を迎えました。
振り返り手法であるKPTや、後述の「職場の問題かるた」の他に、業務プロセスの設計や、目標達成に近づくための習慣づくりについて、出席者で共有し討議しています。
現在は、開始当初よりも、「マネジメント層の研修」の色を強めて運営しています。(1)1年間の発表スケジュールを事前に設定しそのとおりに進行すること、(2)学びを書き溜めて年末に振り返られるようにすること、(3)この会で取り上げた手法を出席者持ち回りで行い、ファシリテーションスキルやヒアリングスキルを上げるとともに、会社の課題を皆で共有すること、の3点に注力しています。
【職場の問題かるた】
日々職場で起きている問題の早期発見と解決につなげるため、会社のモヤモヤをカジュアルに語り合うためのツール『職場の問題かるた』。こちらも引き続き不定期に活用しております。ちょうど最近いくつかの部署でやっていたのですが、当初の想定を超えた以下のような活用法がありました。
●似た業務・部門内メンバー構成をされている他社さまとご一緒し、かるたに書かれたモヤモヤについて語る:業務や部門内メンバー構成が似ていても、会社の仕組みや文化によりモヤモヤのポイントは違ったようです。他社さまの取り組みが見えたり、自社のモヤモヤの解決策があらわになったりしました。
●バックオフィス部門全員でかるたを行う:それぞれが違う業務をしているので、挙げた札はバラバラでしたが、課題感や概念が近いため共通するモヤモヤも多く、それぞれの視点での課題感を語り合うことができました。また、これをマネジメント層に共有することで、バックオフィスという横断部門の業務を部門外のメンバーが理解するのに役立ちました。
部署横断でやってみたり、パートナーさまにご同席いただいてやってみたりなど、まだまだかるた活用のアイデアがありますので、やってみて有意義だった取り組みはブログに書いていきたいです。
(※ほぼ全部門で『職場の問題かるた』の札について話すことで、見えるものがたくさんありました。同じ会社でも、業務特性・チーム特性で挙げる札が違いました。そして、ノヴィータでは今のところ、「かるた」としてはやっていません…)
【柔軟な働き方】
※2017年2月に概要、2018年1月に詳細な事例、2018年3月にリモート勤務メンバーのインタビューを記載しました
わかりやすい制度よりもソフト面(雰囲気など)に注力している状況は変わらず、メンバーの状況に合わせて勤務形態は柔軟に対応しています。先日は社歴が最も長いメンバーが家庭の事情により、フルリモート勤務に切り替わりました。また、時短・イレギュラー勤務のメンバーでチームを組んで連携し、日々多数進むプロジェクトの細かいフォローアップに対応するという事例も生まれています。
【行動指針】
行動指針に含まれる言葉や概念は、日々の業務で意識するよう働きかけられていますし、ノヴィータの評価制度にも取り入れられ、行動指針体現と評価が一定連動する仕組みになっています。一方で、フレーズで策定してしまったので日々意識するには文章が長く、端的なわかりやすさがないことでカルチャーにインパクトを与えるまでには直結していないことが課題になっています。
現在、この行動指針を、もっとカルチャーや行動に結びつくような表現にアレンジすること、そしてその浸透を促すアクションを準備中です。検討している現在でも組織がどんどん変わっていっているので、いろいろトライし、良かった施策は随時発信していきます。
【チームづくりの取り組み】
上記URLの記事で書いたような飲み会・懇親会は、ブログに書いていないだけで時々行っています! それ以外にも、社員総会でも懇親会を行ったり、部門でごはんを食べに行ったりしています。
業務系では、チーム感を高めるためにそれぞれに工夫をしています。朝礼や終礼、部会などの会議を使ってチームでひとつの社内課題に取り組んだり、皆に影響するからこそ早めに情報を渡したり、業務を可視化したり。半年に1度、社内で最もよいチーム(部、プロジェクト問わない)をみんなで選び表彰するなどの取り組みもしています。
働き方や職種、バックグラウンドも含めて様々なメンバーが集まっているからこそ、お互いを尊重したコミュニケーションを行うように努めています(これは行動指針にも入っています!)。また、我々皆で「チーム」であることを常に意識するような発言を多くしていることも、些細なことながら重要かもしれません。
(※先日の社員総会後に行った懇親会の様子)
【コーポレートサイト】
今年3月、新しいサイトにリニューアルをいたしました! そして新しいサイトになった後も、少しずつ内容をアップデートしています(実はリニューアル当時からメインの写真が変わったりなど…しています。このサイトにあわせて写真を撮り直しました)。個人的には念願すぎてあれもこれも追加したいと夢が膨らむばかり。とはいえ、すべては一気にできないので少しずつサイトを育てていきます。ノヴィータのよいところを追加していくので、ぜひ時々ご覧いただければうれしいです!
(※写真撮影の様子。上から横から、いろいろ撮っていただきました! この時に撮っている写真もサイトの中で使っていますので、ぜひ探してみてください!)
【発信活動】
当初考えていた内容と今考えている内容では想定が少し変わってきているものの、ノヴィータのよいところを発信したいという気持ちは変わりません。そして、ブログを書いた当時より、発信に対する社内の理解が深まっていて、広報としては非常にありがたいことです。先日の社員総会で発表があったとおり、今後社内プロジェクト化して発信量を増やしていきます。私だけではお伝えしきれなかった、社内のよいところをいろいろな方法、切り口で発信していければと思います!
挑戦があるから失敗がある。やり続けることで成功する
1年半、少しずつながらブログを書いてきて、「取り組み始めた当初」は初出しの情報もあり書けますが、「取り組み続けている様子」はなかなか大きなきっかけがないと書けないなと思っていました。また、私自身、取り組み始めた当初に書いた記事を、やっていないのにまだやっているかのようにそのままにしていることへの抵抗感がもともとありました。
この「続ける」というキーワードは、ノヴィータではとても大切にしています。続けることの大変さ、大切さを知った上で、その後に見える景色を掴み取っていきたい思いが強くあります。
手段(施策)ではなく目的が最上位ですし、さらには工数は限られているので、やってみたり、意見を聞いてみたり、変えてみたり、やめてみたり、試行錯誤は常にしています。挑戦があるから失敗がある。失敗をやみくもに責めるのではなく、目的や手段を一緒に見直して再度やってみる。さらには挫けずやり続けることで成功することもある。これらを理解してくれる風土があります。
「働き方改革」が叫ばれ、より必要なこと、成果が出ることに集中すべきとする世論になってきています。なのでなおさら、組織は変わっていくことが前提となり、変わっていける組織が強いということが常識になってくるのではと考えています。ノヴィータも今、そのような組織にもっと近づくべく様々な面からアプローチをしています。今後も、当ブログで取り組みを詳細に紹介しつつ、時々(年に1回くらい)はその後の経過についても報告していきます!