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小さな声、小さな存在を見過ごさない

埋もれている資源(ノイズ)を掘り起こして価値(バリュー)にして提供する。私の経営するノイズ・バリュー社はマーケティングとブランディングを生業(なりわい)とする会社です。マーケティングでノイズを掘り起こし、ブランディングでバリューにし届け、市場に定着させる。そのようなコンセプトで日々、現場主義を徹底して動いてきました。例えば、地域活性化のプロジェクトで述べると自治体から委託を受けた、特産品開発から流通のプロジェクトがあるとします。よくあるのが事業者を育成しながら(セミナーやワークショップ)商品開発を支援して流通にのせるというテーマ。しかしいくらセミナーで知識や情報をインプットしても使えこな...

地域を牽引する楽しみとやりがい

マーケティングやブランディングを通じて地域活性化を長年支援してきたノイズ・バリュー社が2020年に経済産業省より地域未来牽引企業に認定されました。私たちは常にブランドを発信する側の「なりたい姿(=思い)」とブランドを受け取る側の「あるべき姿(=期待)」を掘り起こし、その接点から戦略やコンセプト、商品開発からプロモーションまでを担ってきました。こうした活動の中で、ここ数年は企業間連携や、地域連携、異業種交流などを仕掛けて、様々な成果をあげてきています。※その一例はホームページに掲載されていますのでご覧ください。http://noisevalue.co.jp/こうしたプロジェクトを興し、動か...

一貫性と継続性から果たすブランド構築(地域活性化事例 No.2)

Vo.2支援側のチームにおいても求められたもの。それは「事業コンセプト」の共有。地域振興の為には地域の底上げが必要であることを重視した同市では「売れてる商品を流通させる」「売り切る力のある企業を支援する」といった発想でなくまだ商品化や販路開拓が未整備の事業者を主に募り育成しながら、地域振興と連動させることで地域の底上げとうるま市全体への波及を狙いプロジェクトをスタートさせたのです。トライ&エラーを繰り返しながら成果を生み出してきた、その取り組み。「時間をかけて粘り強く取り組むこと」はあらゆる関係者の努力だけでは果たすことはできません。そこには我慢が必要でした。事業の1年目は、商品開発とプ...

グラフィックデザイナーのやりがい

人との関わりを大切に、小さな企業だからこそできる自由な発想・展開がノイズ・バリュー社の魅力です。私は幼少期からデザインに興味があり、前職では建築関係の仕事をしていたのですが建築の仕事に携わる過程で「デザインは人との関わりで生まれるもの」と気づきノイズ・バリュー社に入社しました。入社当時はCMYKも分からないド素人。上司や先輩に教わりながら仕事をし、スキルを研いてきました。全くの未経験者だったのにも関わらず、採用していただけたのは本当にラッキーだったと思います。ノイズ・バリュー社での仕事はとても幅広く、やりがいがあるものばかりです。ブランドデザインはもちろん、県産品を県外・海外へ広めたり、...

一貫性と継続性から果たすブランド構築(地域活性化事例 No.1)

Vo.1小規模事業者育成による地域振興に着手した沖縄県うるま市。その背景にはうるま市ならではの課題がありました。__________________沖縄県の中部の東海岸に属するうるま市は、約10年前の市町村合併から生まれた新しい地域。沖縄県においては比較的西海岸が観光が盛んで、東海岸に属するうるま市は観光はもとより物産においても知名度が低く、販路開拓においても課題が山積している状態でした。うるま市においては近年、同市の埋め立て地への企業立地が進み、沖縄県内外からの多くの企業が進出しています。しかし、同市内で活動する中小規模の事業者の育成が進まず、物産展などのイベントでPRは行うものの、市...

何故、この会社を選んだか?

3年前に前職からノイズ・バリュー社に転職。 前職は県の第三セクターであり対外的に見れば安定した会社でした。転職した当時は「何故、安定した会社から移ったの?」と驚かれたものですが当時の私は「自分のスキルをもっと活かしたい」「限られた領域だけでなくあらゆる業界や地域の仕事に関わりたい」といった欲求が強く 自分の「なりたい姿」を考え抜いた上で転職を決めました。 もともと東京のブランドコンサルティング会社からキャリアをスタートし 5年後に沖縄に移住。そして10年ほど商品開発やマーケティングの仕事に従事した後に現在では今までのキャリアを活かした企業や地域のブランドコンサルティングの 仕事を行ってい...

デジタル革命前夜

社会人1年目ともなると20年以上も前の話。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせた私はTGC協会会長のもと、社会人として、またデザイナーとしてのノウハウを叩き込まれました。PCがまだ普及する前で今では想像出来ませんが、線を1本引くのにも丸1日費やす事もあった程、全て手作業での制作環境。とにかく早く仕事を覚えて頭の中にあるイメージを表現できる技術を身につけようと、業務終了後も必死に技術を磨き続けました。ある日突然、要らない!そんな時、突然奴がやってきたのです。せっせと手作業で作っていた入稿データをデジタル上で制作。写植屋さんに必要な文字を印画紙に焼いていただいたものを切ったり貼...

ビーグとは沖縄の方言でい草の事。沖縄県うるま市照間地区のビーグは180年ほどの歴史があります。http://terumabeegu.comノイズ・バリュー社プロデュースの照間ビーグ商品が新宿パークタワーにて展示販売開始。3月8日(火)まで。お近くの方は是非ご覧ください。http://www.monova-web.jp/gallery-okinawa2016ten/