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一貫性と継続性から果たすブランド構築(地域活性化事例 No.1)

Vo.1

小規模事業者育成による地域振興に着手した沖縄県うるま市。
その背景にはうるま市ならではの課題がありました。

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沖縄県の中部の東海岸に属するうるま市は、約10年前の市町村合併から生まれた新しい地域。沖縄県においては比較的西海岸が観光が盛んで、東海岸に属するうるま市は観光はもとより物産においても知名度が低く、販路開拓においても課題が山積している状態でした。

うるま市においては近年、同市の埋め立て地への企業立地が進み、沖縄県内外からの多くの企業が進出しています。しかし、同市内で活動する中小規模の事業者の育成が進まず、物産展などのイベントでPRは行うものの、市場定着には至らず、一過性に終わることが多かったのです。

民間支援に取り組むうるま市では、その原因として「流通を踏まえた商品設計がなされてない」「マーケティングの欠如によって、送り手発想の商品化に留まっている」ことが原因であると判断し、この現状を打破する為に、地域振興と小規模事業者育成のプロジェクトを起ち上げたのでした。

事業を企画したうるま市商工観光課では、このような現状を打破する為に、商品開発とプロモーションの2つの事業を起ち上げました。それらの事業では主に小規模事業者を対象とすることで、現在のうるま市が抱える問題を根底から見つめなおし、課題解決に取り組んだのです。

こうしてスタートした2つのプロジェクト。

初年度の目的は、商品レベルと地域レベルのそれぞれの課題を徹底的に洗い出すことでした。

ノイズ・バリュー社では同事業を初年度から3ヶ年度に渡って事業を受託し、プロジェクトを推進してきました。

中長期に渡った事業への参画によって、その地域に即した具体的な施策を提言し、実行するまに至った内容は、うるま市のみならず多くの地方自治体においても当てはまる「地域興し」の在り方かも知れません。

その事例を数回に渡っての連載でご紹介します。

(Vo.2につづく)

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