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こんにちは、採用担当 牧野です。
ここ6年、私が書いたストーリーの冒頭はいつもこの挨拶から始まっていました。
それも今回が最後となります。
タイトルにも書いたように、この度ナイトレイを卒業することになりました。
時々、他社様で退職者インタビューを載せているのを見かけますが、今回は採用担当が自らの退職について語るちょっと変わったストーリーです。
先に宣言しておくと、ナイトレイについて知ってほしい気持ち3割、仲間へのラブレター要素7割の構成になると思います(笑)
それくらい、私はナイトレイが好きで、大好きで、最後の日まで繋がっていたいと思えるほどです。
徒然なるままに書くところもありますが、ぜひ最後までご覧ください。
"採用担当"という名のなんでも屋
以前他のストーリーでも触れたことがありますが、私は現在コーポレート本部と呼ばれるバックオフィス全般を担う部署にいます。
そこには採用・人事労務・会計・総務・法務...といった会社から「営業と開発」を除いた全ての業務が集まっていると言っても過言ではなく、日々職種の壁もなくマルチタスクをこなしています。
月初には前月の勤怠の登録内容や経費のチェック、すべて問題なければ給与計算...並行して随時届く請求書の会計登録、案件を受注すれば売上とデータ購入費等の会計登録を。
その後は住民税の納付や社内MTGの資料作成などなど...と事務的な仕事をしているところにwantedlyから応募があれば応募者とやり取りをしたり、私は広報も兼任しているので、時には協業リリースや案件の事例をスキマ時間に書き進めることも。
これらは業務のごく一部ですが、本当に色々な業務があって、でもその状態が毎日とっても楽しくて。
なんで楽しいんだろう?って改めて考えてみると、業務の時間配分とか進め方は個々の裁量で任されている部分が大きくて、「決めた時間内に終わったぞー!」という達成感とか、1人で解決できないことをチームで取り組んで解決した時の充実感とか、そういう日々の小さなことが「楽しい」につながっていたんだなと思っています。
なんでも屋の私が自慢できる功績
「功績」というと大袈裟かもしれませんが、私には胸を張って言えることがいくつかあります!(ドヤ!)
一つは現在営業部門でセールスサポートをしているメンバーを採用したこと。
以前はコーポレート本部が営業部門のサポート業務を担っていた時期があり、上記のなんでも屋の他にメルマガ配信や公募案件の提出書類作成などを行なっていました。
(私も神奈川県庁まで書類を出しにダッシュしたことがあります。懐かしい...)
しかしさすがに業務が手広すぎて対応が後手に回ることも出てしまい...
「今の状態は良くないから、セールスサポートポジションを新設しましょう!こんな人物に来てほしいので募集記事書きます!」と私から上司に相談したところ、二つ返事で「良いですね!やりましょう!」と。
そして応募してくれたのが現在ナイトレイで大活躍中のメンバーです。
CRMやメール配信ツールを使いこなし、時には営業成績をダッシュボード化して見える化してくれたり...さらにムダが嫌いな性格から業務効率につながるツールや情報のキャッチアップも得意で、私も何度「早!」というスタンプを押したことか...
今でもハッキリ覚えているのが、「牧野さんが書いた募集記事の"求める人物像"が自分にピッタリだったので応募しました」と言ってくれたこと。
実はその言葉が結構嬉しくて、今では彼女が活躍するたびに「私が採用したぜっ(ドヤ)」って自慢したくなる、そんな存在です。(いつもありがとうございます!)
二つ目は、現在のナイトレイで無くてはならない存在になっている地理空間解析エンジニアをスカウトで採用できたこと!当時100件以上のプロフィールを読んでいるときに、「この人だ!」と思って「あなたのプロフィールがドンピシャです!」という旨の連絡をした記憶があります。
なかなかニッチな職種なので、対象者が限られる中で素晴らしい人を見つけ出せたこと、当時の自分ナイス!って今でも時々思っています笑
そして三つ目は、、現在の私の上司であるコーポレート本部の部長を採用できたこと!!
今から6年前になりますが、私が採用担当になった時の採用第1号が今の部長です。
面接した時は受け答えもスムーズだし、自分のキャリアやスキルを客観的に語れるし、「なんでこんなに良い人がナイトレイを受けたんだろうね?裏があるのか?」なんて社内で話し合ったことを覚えています笑
オファーを出した時にはこの人を逃すまいと電話もかけ、娘の保育園の入口近くで時間ギリギリまで話したのは良い思い出。部長も今でも「あの時電話をもらえて良かった」と言ってくれるので、これも当時の自分ナイス!って思う出来事ですね笑
当時の私は営業部門にいながら採用担当をしており、まさか数年経ってから自分がコーポレート本部に異動して上司部下の関係になるとは思っていなかったので、今でも不思議な感覚です。
そうそう最後にもう一つ、自分の功績というわけじゃないですがコーポレート本部のメンバーが時々ネタにしてくれるのが、"会社用クレジットカードの切り替え"について。
当時は毎月カードで支払っている情報が会計システムに入ってくるのにタイムラグがあって、数日から1-2週間後というものも。これがまた地味に厄介で、そのせいで煩雑になっている業務もあったんですよね。
私がやったことと言えば、「使ったら即時通知されるカードがありましたよ!」って情報共有しただけ笑
そこからは部長の動きが早くて、すぐに話を聞いてカードを発行して、色んなサービスの支払いカード情報を切り替えて...って、ここでも私は何もしてないんですが、数ヶ月に一度はコーポレート本部の2人が「牧野さんがあのカード情報を見つけてくれたから良かった」なんて言ってくれたりして...本当になんて優しい人達なんでしょうね。
この出来事で伝えたかったことは、発見した私ナイス!ではなく、こういうこと。
・ちょっと知っただけの情報を気軽に共有できる関係性がある(これ大事)
・共有された情報をすぐに深ぼってアクションに繋げてくれる上司がいる(いいね!)
・切り替えまでのスピードが早い!(これぞベンチャー!)
・小さなことで褒めてくれる仲間がいる(最高!)
...こんな風に功績だけ書くとすごいことした人っぽいですが、時にはミスをすることもあるし、労働保険料の計算もExcelの関数も嫌いだーって言い続けてるけど、それでもミスした時には全力でカバーしてくれる仲間がいて、「Excelの関数とかは自分がやっておきます!」って魔改造してくれる上司がいて笑
そんな環境のおかげで毎日本当に楽しく働くことができました!
退職までのカウントダウン
こんな幸せな職場にいながら、なんで辞めるの?って親兄弟・友人・同僚みんなに聞かれます。私も今のまま過ごせば心も体も楽なんですが、ふと、あと10年社会人を続けるんだと思った時に新しいことに挑戦するなら年齢的に今しかない!って思ったんです。
そんな気持ちを上司や代表の石川さんに伝えたところ、2人とも思うところはあったと思うけど、真っ直ぐ受け止めてくれて、スムーズに退職までのカウントダウンに移ることができました。
その時に石川さんに言われたことが、「このご時世で従来の引き継ぎはイケてないから、AI牧野を作ってくれ」と。「AI牧野...むむぅ...」っていうのが正直なリアクションでしたが、そこからやってみたらまぁ面白い。
ちょうど会社がGoogle Workspaceのプランをアップグレードしてくれたので使える機能が増えていて、NotebookLMを使ってこれまでの私の広報ノウハウや採用ノウハウを読み込ませ、業務の進め方やテキストの書き方を教えてくれるAIを作ってみました!
ベースとなるマニュアルや、テキストで書いたルールを読み込ませ、そこから生成される文章の実験を繰り返してソースを作り上げ...最終的には5種類のAIを作成し、どれも実践で使えるレベルにあることを確認しました!今まで私自身は業務にAIを積極的には取り入れてなかったので、最後の最後でとっても良い経験をさせてもらいました。何事も挑戦ですね。
幸せすぎる最終出勤日
そんなこんなで、退職までは通常業務の他にコーポレート業務の引き継ぎとAI作成があり、本当にギリギリまでPCと睨めっこしていますが、9/26(金)に最終出勤日ということでオフィスに出社しました。
その日はイタリアからリモートしているメンバーが一時帰国中で出社したり、中国に帰っていたインターン生が日本に戻ってきていて出社していたり、他にも久々に出社したインターン生に会えたりと、オフィスがとっても賑やか!同時にナイトレイ名物お土産デスクがお菓子で溢れかえり、朝からお菓子とたくさんの人に囲まれて幸せな時間を過ごしました。
昼にはランチ送別会ということで代官山のおしゃれなタイ料理の店を予約してもらい、夜は行ける人だけで飲みに行ったり...。
たくさん写真も撮って、たくさん握手もして、たくさん温かい言葉もかけてもらって...
送別会の夜の部には当初参加を予定していなかった営業メンバーや、旅行から帰ってきたばかりなのに駆けつけてくれたメンバーもいて、控えめに言ってもナイトレイメンバーって最高だなって改めて思いました。
ナイトレイってこんな人達の集まり
私はみんなの笑ってる顔が見たくて、つい調子に乗って冗談とか言っちゃうタイプですが、それでもいつも一緒に笑ってくれるナイトレイの空気感が大好きです。
今の営業部長が入社した時、自分より二回り下のインターン生にも丁寧な話し方をしていて、当時石川さんから「丁寧すぎます」って逆に注意されていたのが印象的で笑
そんな真面目な営業部長に話しかけると、はにかむように笑ってくれるのが嬉しくて、疲れ顔でため息をついてる姿を見かけちゃった時には声をかけずにはいられないんです。
「顔が渋いですよ」「ため息が深すぎますよ」なんて、今思うとフォローでもなんでもないですね笑
それでも一言声をかけるとちょっと笑ってくれる。コミュニケーションてたったそれだけかもしれないけど、でも私にとっては大事な時間。
気がつけば営業部長は今ではしっかりと営業部の心の支えになっていて、みんなから頼りにされているようです。「部長の存在がありがたいです」なんて言葉、私じゃなく本人にぜひ伝えてほしいものですが。
ナイトレイのみんなは真面目すぎて全然愚痴をこぼさないし、1人で解決しようと頑張りすぎちゃう人もまだまだいたりして...。もっと周りに「聞いてよー!」って話してみるとか、「お手上げだから助けて〜」って早めにヘルプサインを出して欲しいなって思ってます。
悩んでいることも、困っていることも、感謝の気持ちも、やる気も、思っているだけじゃ伝わらないから、ちょっとづつで良いから、もっと言葉にして伝えることを意識してほしいなと。
こんな風に真面目で、みんなちょっと不器用な感じがするのがナイトレイらしいと言えばそうなんだけど、この枠の中に当てはまる人がもう1人いるんですよね。。。
ね、石川さん!と代表の石川さんが読んでくれている前提で書きつつ、変なこと書いたら怒られそうだけど、最後だから言ってしまいましょう。
石川さんは月曜日の朝とか顔が険しいし、話し方が優しくないから「怖い人」って思われがち。
確かに野球部のキャプテンのように「俺についてこいよ!」って笑顔で言うタイプの人ではないけど、過去のことをネチネチ怒らないし、怒鳴ったり威嚇するようなことはもちろんしないし、嘘もつかないし、裏表もなし!腹黒さなんて1ミリもない見たままの人です。
でも、人間て一度「怖い人」って思ってしまうと自分から近づいていくのが難しくなっちゃって、でも離れていくのは簡単で...。だからもっとお互いを知るような会話をして、コミュニケーションが円滑になれば良いのになーっといつも思っています。
本当は石川さんだってよく笑っているし、時々天然ぽいことを言った後にごまかす時もあったりして笑
1人が好きなように見えても話しかけられるのが嬉しい人や、塩対応に見えて効率重視の返事をしてるだけだったりとか、世の中は色んな勘違いで溢れているから、もっともっと会話をして相手を知って欲しいです。
一人一人のちょっとしたアクションでどのようにナイトレイが変化していくか、それを私は間近で見ることはできませんが、どこにいてもいつもナイトレイのことを気にかけているし、外にまで伝わるような変化が起こることを楽しみにしています!
最後に
私がコーポレート本部という天職に出会えたのは、前営業部長とコーポレート本部の部長2名からの「コーポに異動してみませんか?」という打診でした。もちろん答えは秒で「YES」。「やらない理由はないのでやります」と答えた記憶があります。
変化も挑戦も怖いことだらけですが、一歩踏み出して頑張ってみたら何かが得られることをここ数年で実感しました。
ナイトレイでは個人の生活や、やりたいことをとても尊重してくれて、そこに色んなフォローも重なって、私は本当に大事にしてもらってきたんだなと改めて感じています。
そんな会社を離れてしまうことは寂しいし、不安もあるし、そして卒業する私に「応援してるよ」とか「辞めるの辞めても良いですよ笑」なんて温かい言葉をかけてくれるみんなが大好きなんだと実感してからは、どうにかして繋がっていたい気持ちもあって、最終的にSlackの雑談を投稿するラフなチャンネルに残してもらうことになりました。
自分から卒業を決めたくせに未練がましい!と思われるかもしれませんが、そう思えるほど私にとっては良い職場でした。
石川さんを始め、ナイトレイのみんなには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また納会や忘年会で会えるから涙ぐましいことは言わないけど、とにかくありがとう、そして大好きです!
そしてこれから私の後任として入社してくれる素敵なメンバーもいます。
これからのストーリーの冒頭の挨拶がどんな風になるのか楽しみですね。
この長い長ーいストーリーを最後までご覧いただき、ありがとうございました。
引き続きナイトレイを宜しくお願いします^ ^