こんにちは!ニュートン・コンサルティングの近藤です。私は2021年4月にニュートンへ新卒入社し、3年間コンサルタントとして現場で経験を積んだ後、2024年4月に管理チーム(人事担当)へ異動しました。現在は新卒採用担当として、主に会社説明会や一次面接等の業務を行っています。
本記事では、コンサルタント職から人事に移動した私の経験から、ニュートンで実現する多様なキャリアについてお話いたします。
私のこれまで:コンサルとしての3年間
2021年4月にコンサルタント職として新卒入社した私は、BCPやERMのサービスを中心に提供するチームに配属されました。BCPとは事業継続計画のことで、有事の際に限られたリソースでいかに会社としての優先事業を継続するか、その計画のことを指します。また、ERMとは全社的リスクマネジメントのことで、組織の目的・目標に影響しうるリスクをコントロールすべく、横ぐしで管理する仕組みのことをいいます。
大学では社会学を専攻していたため、入社当時リスクに関する知識は全くと言っていいほどありませんでした。そのため最初は会議の内容についていくことで精一杯で、日々先輩や上司に質問をしながらとにかく目の前の業務に一生懸命取り組んでいました。それから次第にリスクというものの捉え方や考え方が分かるようになり、やがてプロジェクトマネージャーとして各業界の名だたる企業様のご支援ができるようになるまで成長しました。私は特に、食品業界や小売業界、IT業界などのお客様とお仕事をご一緒させていただく機会が多くありました。先輩や上司と各地に赴き、色々なお客様にお会いした経験は非常に濃いもので、時には忙しく大変な時期ももちろんありましたが、振り返ってみるととても充実した楽しい時間だったなと思います。
また、コンサルタントとして学びながら、同時にメンバーの教育やマネジメント業務にも携わる機会をもらっていました。私は新卒2年目でシスター(「ブラザー/シスター制度」の詳細については、こちらの記事をご覧ください)、3年目でチームのリーダー補佐という立場を任せてもらい、メンバーの頃とはまた異なる視点からチームや会社全体のことを考えるようになりました。中間管理職ならではの葛藤やもどかしさを感じる場面もありましたが、そのお陰でより物事を多様な角度から見て考えることの大切さを学びました。私は就活生の頃、若手のうちから多くの経験が積めることを会社選びの軸としていたため、間違いなくその希望が叶えられる環境であったと感じています。
人事の分野に興味を持ったきっかけ
このようにコンサルタントとしてキャリアを積んでいた私ですが、そこから人事の分野へと興味を持ったきっかけは大きく分けて二つあります。
一つ目はERM支援プロジェクトでのトップインタビューです。ニュートンのコンサルティング支援では、必ずプロジェクトの最初にお客様の社長へ「トップインタビュー」を行います。私も新卒1年目の頃からトップインタビューに同席させてもらい、様々な企業の社長とお会いする機会をいただいてきました。トップインタビューは1回あたり約30分から1時間程度で、会社の事業に対する思いや、今後起こり得る最悪の事態、有事の際に最優先すべきもの、プロジェクトに対する期待などをお伺いします。質問項目は大体どのインタビューでもほとんど同じなのですが、返ってくる回答は多種多様です。その一方で、私はどの企業においても必ずと言っていいほど、会社としてのトップリスクに「人的リスク」が含まれていることに気がつきました。数々のトップインタビューを通して、人的資本に関わるリスクの重要性と難しさ、奥深さを知り、次第にその分野をもっと突き詰めてみたいという気持ちが膨らむようになりました。
二つ目はチームリーダー補佐としてマネジメント業務に関わったことです。様々な業務を任せてもらいましたが、主に以下のようなことを行っていました。
- カンパニーのマネジメント会議への参加
- チーム全体、及び各メンバーの目標進捗状況のモニタリング
- メンバーのプロジェクトアサインの検討
- 定期的な1on1によるメンバーの様子の確認
- スキル習得状況の確認、及びそれに基づくチーム勉強会の運営
これらの業務を通して、メンバーの時には知りえなかった情報にも多く触れ、それまではなかなか理解することが難しかった上司の考えに関しても、より想像を働かせられるようになりました。組織の構成員はそれぞれの立場によって視座が異なりますが、それを身をもって学ぶことができたことは貴重な経験であったと感じています。また同時に、 それぞれの立場から見える会社のリスクも異なるということに気が付きました。メンバーだからこそ見えるリスク、リーダー、違うチーム、経営陣だからこそ見えるリスク、色々あると思います。自社における課題がより見えるようになり、今度は私がその課題を実際に解決してみたい、ダイレクトに関わってみたい、そう思うようになりました。
私のこれから:コンサル経験人事
このような経緯で、私は人事へ異動希望を出すことに決め、無事承認されました。実はまだ社内に前例がなかったため、私がニュートンで初めての「コンサルタント経験人事」となります。両方を経験しているからこそ出せる付加価値があると思いますし、それを惜しみなく発揮していきたいと思っています。具体的には、
- 会社説明会や面接等の選考段階で、入社後具体的にどんな業務を行うのかを学生の方々に説明することができる
- どのような考え方やスキルを持った人がニュートンでは力を発揮できそうか、幸せに働けそうか、より明確なイメージや根拠をもってお伝えすることができる
- 若手コンサルの気持ちが分かるため、状況を見て人事という第三者の立場から気にかけたり、声を掛けたりすることができる
- 一緒に仕事をしていたからこそコンサルタントとの距離も近く、経営と現場の橋渡し役となることができる
また、コンサルタント職から人事への異動を経験して、改めてニュートンは社員一人一人のキャリア形成にしっかりと向き合ってくれる会社であるということを実感しました。私がキャリアに悩んでいると伝えた時、上司、人事、経営層といった社内のあらゆる人達がとても親身に相談に乗ってくれました。その時に感じた安心感と心強さは、私にとって心に深く残る、忘れられないものとなりました。
会社は人によって成り立っている組織です。特にコンサルティング事業は、コンサルタントが価値を発揮することで成り立つビジネスです。社員一人一人が安心して長く働ける環境づくりを行うことが、会社の成長にも直結しますし、まさにそれを実現しているのがニュートン・コンサルティングであると私は思います。
今後、以前の私と同じように自分自身のキャリアに悩んでいる社員がいたら、それにいち早く気づき、寄り添っていけるような存在でありたいなと思います。そして私自身も、今のこの気持ちを忘れることのなく、人事としてもっともっと成長しながら、組織や世の中に貢献できる人になりたいと思っています。
もしこの記事を読んでいる方の中に、コンサルタントに興味はありながらも具体的なイメージが湧かず不安を抱えている方がいらっしゃったら、ぜひ一度思い切って応募してきていただきたいなと思います。面接でお会いしましょう!